”和久井光司FBI、GRAND ARM、さいとうみわこsolo”LIVEレポート

1998年6月10日(水)PM7:30〜 渋谷・クロコダイル

(出演順)

・さいとうみわこsolo ・・・・・・ さいとうみわこ、夏秋冬春
・GRAND ARM ・・・・・・・・・ 加奈崎芳太郎、GO、坂出雅海、CHICO−HIGE
・和久井光司FBI ・・・・・・・・・ 和久井光司、大名、日戸修平、柳島宏、るいたん、木瀬りえこ



(演目)−−−さいとうみわこ分のみ掲示

  1. 彼にはわからないブルー
  2. 心がざわざわする夜
  3. チカラになる
  4. うそつきの駱駝
  5. エゴ・ロス
  6. untitled

本日は、さいとうみわこ初の、語りの会(ポエトリー・リーディングのみ!)である。要するに、やはりさいとうみわこ初のポエトリー・リーディングCD「Charlie」発売記念LIVEということであろうか。

しかし今日は薄氷を踏む思いであった。何とか10分前位にクロコダイルに到着。遅れなくてよかったー。HEYANEKOさん達が先に来ていたので、そこに座る。ステージ右いちばん前、みわこさんがちょうどよく見渡せそうなグッドな場所である。さすが、いいとこ取りましたね。感謝、感謝。時間がないので、色々な準備やら腹ごしらえやらを大急ぎでこなす。う〜ん、全然食った気がしないぞ、全く。

定刻(19:30)より15分くらい遅れて、いよいよLIVE開始。最初に、和久井光司さんが本日の主旨説明 (^^;を行う。その和久井さんの紹介を受けて、みわこさんが登場だ。 「司会者から紹介されないと出ない!と言ったわがままな、さいとうです。」と第一声。全く、確かに、疑いもなく、わがままだと思う(^^;でも、そんなみわこさんのわがままに、いつも私たちはなぜか応えたくなる。「歌詞カードを、オレンジブルー、2種類作りました。コアなファンの方なら必ず2枚買ってくれるでしょう。」なんて極悪非道なことを言われても、やっぱりしっかり2枚とも買っている私がいる。いや、多分他にも、必ず。
不思議な魅力。抗えない磁力。抜け出せないブラックホール。そう、さいとうみわこはブラックホールである(名言でしょ)。

さてさて(^^;;本題に入ろう。でも今回は、全曲のレポートはやめておく。各々の「曲」(みわこさんのポエリーに対しては、あえてこう表現させてもらう)については、ともかくCDを買って聴いてみてほしい。ポエリーといっても別に身構える必要は全然ない。今までのみわこさんの作品と同じ感覚で、気軽に聴くことができる。6/25発売。よろしく。ということで、CD未収録の2曲についての印象を記したい。

(さいとうみわこ、ポエリーちゅう(^^;)


1つは、「心がざわざわする夜」。タイトルをみて、なんかきいたことあるな、と思った人は鋭い。98年1月19日のLIVEで披露された初ポエリーだ。 
前回は、青木さんのメランコリックなギターがバックであったが、今回は打ち込みである。何というか、ガムラン風味付けのミニマルという感じ。え、よう分からんって?的確な表現ができなくて申し訳ないですねえ・・・何となく分かったような気持ちになって下さい(^^;要するに、とても良い心地がするということである。
この「曲」は、数あるみわこさんのライフスタイルへの決意表明ソングの一つと捉えることができると思う。まあ私にとってもうなづくところは数多い。こんなふうに心がざわざわする夜更けだってある。浸りたいときもある。ただし、私の場合横になって目を閉じてしまうと、5分以内にざわざわすやすやになってしまうのだ。こんなところが、天才と凡人の違いなのだろう。あ〜あ、やんなっちゃった♪
(いや、みわこさんだって「分からないから眠たい」ときもあるし、今日だって「眠いだけの日もある」といってるではないか(^^;;;)

バックの音はそのままに、「チカラになる」がはじまる。これは、完全未発表作品である。
シンプルな詞である。「あなたの〜になる」の〜が様々に変化して何度もリフレインしていく。とてもみわこさんらしい詞だ.〜は例えば、「チカラ」であったり「ファン」「MIDIケーブル」「朝ごはん」「批評家」「温度」などなどであったりする。
しかし、一度こんなふうに告白されてみたいものだと思いませんか、ご諸兄。いやまてよ、これって我々から使ってみても全然OKではないか。そうかそうか。うふふふふ。

なお、最後の「曲」はuntitledということになっているが、一応みんなの想像した通りのタイトルはついているようである。本日は、まず最初に夏秋部長がぎゅいんぎゅいんとギターを泣かせている。部長がドラムセットに移る頃、みわこさんがホント久々にギターを手にとって(みわこさん自前のなのだろうか?)ぎゃんぎゃんいわせはじめる。ドラムがリズムを刻みはじめると、みわこさんのギターから出てきたフレーズは「サティスファクション」のイントロ。でも「サティスファクション」をうたいはじめるわけではない。イントロだけ。そしてまた少しじゃかじゃかさせたあとで、「1997年12月13日にxxxxxxx〜」となるわけであった。はい、公序良俗に反する語句は伏せ字にさせていただきました(^^;ちなみに、CDのタイトル「曲」である「Charlie」にも伏せ字ならぬ伏せ音になる箇所がある。こっちは完全に何と言っているのか分からないので、ものすごく気になる。あとで、こっそり教えて下さい、みわこさん。

約30分位のステージで、みわこさんの部は終了。アンコールを求める拍手が沸き上がるが、残念ながらアンコールはなし。来月のLIVEを楽しみに待っていよう。



(ギタリスト、さいとうみわこ(^^;)


すいません、今回もその他のバンドについてはレポートはありません。ので、簡単にコメントを。

GRAND ARMSでは、何といってもCHICO-HIGEさんがめちゃめちゃカッコよかった。フリクションをリアルタイムでは体験しなかった(名前だけは知ってた)私であるので、CHICO-HIGEさんのパフォーマンスをみるのはこれがはじめてだったが、個人的ドラマーベスト10にいきなりランクインである。

FBIでは、バンドの演奏の前に和久井さんが、みわこさんの影響か(^^;ポエトリー・リーディングをしていた。こちらは無伴奏の純粋な?ポエリーであった。これもなかなか良い。日本のポエリーの夜明けは近いか??んなことはないか(^^;;
あと、アンコールでの最後の曲「フェスティバル」で、「先輩」のみわこさんが(大名さんの先輩になるらしい)コーラスで加わったことをお伝えしておく。


(1998.6.19)

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