(演目)−−−さいとうみわこの部
このLIVEレポートを書くのは、正直気が重かった。なので、今日までずるずると引き伸ばしてきたのだけれど、自分が行ったLIVEのレポートはやっぱり作っておかねばならないだろう。今回は手短にいってみたいと思う。
ご本人からすれば、「そんなことはない」といわれるかもしれないけれど、どうみても、みわこさんは不調だった。いきなり1曲めにギター弾き語りの「LOVE」をもってきたのは、ミステイクだったのでは?ただでさえ緊張する1曲めに、はじめて己のギター1本だけでうたうわけで、なおかつ前の方の観客のほとんどは久保田洋司ファンばかり。プレッシャーは相当なものだっただろう。うたいかたはめちゃめちゃ固く、コードカッティングもミスが目立つ。
結局途中で止めて、もう一度はじめからやり直したのだけど、状況の改善はあまり見られなかった。これが、最後まで尾を引いた。
どうもみわこさんらしいノリがあらわれない。各場面で何とかノリを取り戻そうと、スキャットなどをいれてみたりするのだが、やっぱり何かが違う。久しぶりに、うたの部があったのだけど、私にはちょっとツライものがあった。残念ながら、今日は「ハズレの日」だったのかもしれない。私はまあ、前回も見たし次回も絶対見に行くからいいけど、「今日しか、見に来れない」ひとだっているだろう。そういったひとたちのためにも次回は、完璧なLIVEをみせてほしい。
なお、今日の初出ポエは2点。「SUMMER OF LOVE」と「言葉のない国」であった。
(1998.10.16)