終電風景21

近鉄鶴橋(奈良線)<2009/12>


23:11発 奈良行特急(8両)


3分後に来る急行と大差ない停車駅にもかかわらず、空席は少なかった。
500円で優雅に座れるなら、絶対に座れない快急・急行を避けて「今日ぐらい」と思う人は多いだろう。

23:14発 奈良行急行(8両)
石切で大和西大寺行区間準急に連絡
生駒で王寺行最終に、大和西大寺で橿原神宮前行最終に連絡

同時刻発の榛原行準急へ乗り換え客を降ろし、その倍ほどが乗り込むと満員。
接近放送がかかった時点ですでに発車時刻を過ぎているのはいつも通り。

23:18発 瓢箪山行各駅停車(6両)
東花園・瓢箪山へもこの電車が先着

大概は空いているのに、この各駅停車だけは妙に混んでいた。
まあ阪神車は2mほど車体が短いので、少し混雑率は上がるだが…

23:26発 奈良行特急(6両)


車内満席、デッキに立客多数。
疲れきった姿で寝ている人、酒類を窓枠において 気持ちよく会話をしている人、軽食を取っている人。
週末深夜の通勤特急らしい風景をすべて乗せた有料列車は、すぐに出て行った。

乗り換え階段からわき目も振らずに飛び込んだ数人、特急券を持っているのかどうかは非常に怪しい。

23:28発 大和西大寺行区間準急(6両)
生駒・学園前・大和西大寺へはあとの快速急行が先着

ドア付近に人が固まって、車内奥はそれほど混んでいない。
名前に「準急」が付くと、生駒まで逃げ切れないとわかっているのか平然と見送る人が多い。

23:30発 大和西大寺行各駅停車(6両)
生駒・学園前・大和西大寺へはあとの快速急行が先着

区間準急の落穂拾いでホームに人はほとんど動かない。
布施で3分後の快急、東花園で11分後の特急、続く瓢箪山で16分後の快急に抜かれる。
近鉄の普通はとても虐げられている。

23:33発 奈良行快速急行(10両)
生駒で大和西大寺行各駅停車に連絡

34分になってやっと接近放送が流れた。難波始発の列車がよくまあこれだけ頻繁に遅れるものだと感心する。
32分発の八木行最終準急は当然接続待ちとなって、4分近く遅れて発車。
阪神車では10両になると近鉄車より1両分短くなる。混雑は激しく、階段付近は押し込んでの乗車になる。

この快速急行は奈良線で唯一の生駒始発大和西大寺行各駅停車に接続する。
生駒線車両の入庫列車を客扱いするので短い4両だが、東花園で追い抜いた区間準急を待たずにすむ。

23:38発 東花園行各駅停車(6両)
東花園へもこの電車が先着

33分の快急が3分遅れて出て行ったので、この各駅停車は間を空けず続けて入線となる。
鶴橋到着時に空席があったのは初めてで、わずかな立客を乗せてすぐ出て行った。

布施で特急、八戸ノ里で快急の通過待ちをするのに待避無しの最終列車と同じ所要時間で東花園まで行く不思議な列車。

23:41発 奈良行特急(6両)


これもほぼ満席。5分後に快急があっても特急券を買い求める人は多かった。

23:46発 奈良行快速急行(8両)
生駒で学研奈良登美ケ丘行最終に連絡
大和西大寺で新田辺行最終と天理行最終に連絡

23:49発 大和西大寺行区間準急(6両)
大和西大寺へもこの電車が先着

23:55発 奈良行各駅停車(6両)
奈良へもこの電車が先着

0:04発 瓢箪山行各駅停車(6両)
東花園・瓢箪山へもこの電車が先着

0:16発 東花園行各駅停車(6両)
東花園へもこの電車が先着

0:31発 東花園行各駅停車(6両)
東花園へもこの電車が先着
奈良線下り最終



Railway Gallery Top