終電風景8

JR大阪(JR京都線)


23:26発 急行「きたぐに」新潟行
彦根・米原への最終。

米原経由で残る「きたぐに」。数少ないが彦根・米原まで利用する人もいる。

23:34発 快速野洲行(12両)
京都・大津・草津方面には後の新快速が先着。

京都へは後の新快速が先着、京都まで快速、途中普通列車への接続なし。
使い物にならない上に12両となればガラガラ。後部車両は半数近く空席を残して出て行った。
高槻〜京都間は各駅停車と同じ所要時間で走る鈍足快速運転である。

23:36発 普通京都行
高槻・京都には後の新快速が先着。

ガラガラの快速に対し、見事に混んでいる普通。快速の直後であっても先頭車は満員になってしまう。
高槻・京都以外の駅へはこの電車が先着することも混雑の要因。

23:40発 新快速野洲行
最終新快速。高槻で普通京都行に、京都で普通野洲行に連絡。

露骨な座席争奪戦があった新快速。長距離通勤はともかく、激しくゆれる新快速では着席と立席の疲労度が大きく異なる。
混雑に拍車をかけているのが快速の不甲斐無さ、とも言えるが。京都へ行くには28分爆走する新快速か、39分だらだら走る快速か…。

23:46発 普通高槻行
高槻まで先着。

普通列車はどれも平均した乗車率で出て行く。
それでも1本待てば着席できるので、見送る人もいる。

23:54発 快速野洲行(8両)
野洲まで先着。

新快速がなくなったため、快速の乗客がかなり増えた。
この時間に京都まで行けるのはすでにJRのみとなっている。

23:56発 普通京都行
京都まで先着。

相変わらず混雑する普通列車先頭。

0:06発 普通高槻行
高槻まで先着。

乗車率は高い。
「まだ結構列車あるやん」と学生風のグループ。確かに本数は多いと思うし、阪急だとそろそろ高槻市行の最終が出る時刻。
この時間でも改札からの階段には絶えず乗客が上がってくる。

0:15着 快速野洲行
0:16発 普通京都行
普通は高槻まで先着、快速は大阪5分停車。

西明石からの最終快速が到着。並んでいた乗客が吸い込まれていき、反対側7番線から普通京都行が先発する。
ところで快速到着前の「高槻・京都には快速が先に着きます」の放送に惑わされる人が多数いた。
これは新快速のない時間帯に使われる放送で「新快速は無いから快速が京都へ先着」という趣旨なのだが、
このタイミングで流されると誰が聞いても「高槻・京都には先発の普通より次発の快速が先着する」としか捉えられない。臨機応変さに欠けるのは所詮元国鉄。

7番線と8番線で別々の自動放送を同時にしたり、その放送をさえぎって肉声放送をしたり、案内のつもりだろうが結果的には五月蝿いだけで非常に聞き取りにくい。

0:20発 快速野洲行
高槻より先、京都・草津方面野洲行の終電車。高槻で普通京都行に接続。

0:15から停車していると徐々に混んできて、23時以降最も混雑した快速となった。
茨木・高槻でかなり降りるが京都以遠へ行く人も多い。京都には0:59着、終点野洲には1:32着。
駆け込み客を拾い、2分ほど遅れて発車した。高槻まではかなりの低速運転をするので、2分程度の遅れは茨木までに回復する。

0:29発 普通高槻行
高槻まで先着。

準終になっても、混雑はかわらない。前の普通と若干時間があいていることもあるだろう。

0:32発 寝台特急「あさかぜ」東京行
静岡・熱海・横浜・東京には後の寝台特急「サンライズ」が先着。

十数名、思ったより大阪から乗り込む客が多かった。
次の停車駅は静岡です、と停車駅に注意する旨の放送が何度かあった。

0:37発 寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」東京行
一部指定席。

こちらは十名弱乗り込んだ。あさかぜより少ないのは単純に指定が取れないだけと思われる。
「停車駅は、静岡、富士、沼津…」と言われてもあまり実感が湧かない。

0:37着 普通高槻行
高槻行の終電車。

若干遅れて到着。わずかな客を下ろしてからホームの帰宅客を一掃。

0:39発 普通高槻行
高槻行の終電車。

駆け込み乗車を根気強く待つ。とりあえず先頭車まで走り、様子を見てから後ろへと移っていく人たち。

0:41頃、御堂筋口側階段を見ていた駅員が手を上げる。
そして最後に構内放送、

「東階段乗車終了」


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