●基礎データ&あらすじ
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●メインスタッフ  2008/06/17更新



●主な声の出演   2008/07/10更新



●主な登場人物   2008/07/15更新 



●あらすじ  準備中







 
●メインスタッフ

監督・原作・脚本 宮崎 駿
プロデューサー 鈴木敏夫
作画監督
近藤勝也
美術監督
吉田 昇
色彩設計
保田道世
映像演出 奥井 敬
動画チェック 舘野仁美
映像演出 奥井敦
編集 瀬山武司
録音演出 木村絵理子
整音
井上秀司
音響効果 笠松浩司
音楽 久石 譲
主題歌
「崖の上のポニョ」
歌:藤岡藤巻と大橋のぞみ
作詞:近藤勝也
補作詞:宮崎 駿
作・編曲:久石 譲

「海のおかあさん」
歌:林 正子
作詞:覚和歌子、宮崎駿(覚和歌子「さかな」より翻案)
作・編曲:久石 譲

(ヤマハミュージックコミュニケーションズ 徳間ジャパンコミュニケーションズ)
制 作
星野康二
スタジオジブリ・日本テレビ・電通・博報堂DYMP・ディズニー・三菱商事・東宝 提携作品

配給:東宝
特別協賛:アサヒ飲料
特別協力:ローソン 読売新聞

(C)2008 二馬力・GNDHDDT

上映時間:101分 カラー/ビスタサイズ DLPシネマ対応
ドルビーデジタルサラウンドEX・dts-ES(6.1ch)



2008年7月19日 全国東宝洋画系ロードショー





 
●主な声の出演
 
ポニョ:奈良柚莉愛 (ならゆりあ)
1999年生まれ、子役俳優。CAROTTE所属。舞台「 ピーターパン」(2007)の マイケル役を演じる。ミュージカル「葉っぱのフレディ いのちの旅」にも出演。2008年、「崖の上のポニョ」で主人公ポニョの声も担当。
宗介:土井洋輝 (どい ひろき)
1999年生まれ、広島県出身。子役俳優。N.A.C広島所属。日中合作連続ドラマ 「美顔(メイイェン)愛上世紀初」(2005年) 、「戦国自衛隊・関ヶ原の戦い」(2006年)、「ドラマ30 新・いのちの現場から2」(2006年)、NHK朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」(2006年)、「水戸黄門 第38部」(2008年)などに出演。舞台の子役俳優としても活躍し、前進座創立75周年記念公演「佐倉義民伝」(前進座)では次男・徳松役を、北島三郎特別公演「あばれ無法松」(2007)では吉岡敏雄役を務めた。その他、オハヨウ乳業、サークルワン、ろうきんカーライフローンなどのCMにも出演。
リサ:山口智子 (やまぐちともこ)
1964年生まれ、栃木県出身。女優。1986年、東レ水着キャンペーンガールとしてデビュー。1987年にはアサヒビールのキャンペーンガールに起用される。NHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」(1988年)でヒロインを務めた。1990年代は全盛期となり、「火曜サスペンス劇場」シリーズ(1990年)「妹の旅」(1991年) 「結婚したい男たち」(1991年) 「いとこ同志」(1992年)「ダブル・キッチン」(1993年) 「スウィート・ホーム」(1994年) 「29歳のクリスマス」(1994年) など山口智子が出演するドラマは軒並み高視聴率が取れたため、「連ドラクイーン」や「高視聴率の女王」とも呼ばれた。映画では「七人のおたく」 (1992年) 「スワロウテイル」(1996年) などに出演。CMでも活躍し、トヨタ自動車、サントリー、日本テレコム、JT、資生堂、P&GなどのCMに多数出演。持続的な人気を獲得している。
フジモト:所ジョージ (ところ ジョージ)
1955年生まれ、埼玉県出身。タレント、歌手、コメディアン、テレビ司会者。1977年、「ギャンブル狂想曲/組曲 冬の情景」で、シンガーソングライターとして芸能界デビュー。1983年から1990年まで、フジテレビの看板番組「笑っていいとも!」のレギュラーを務める。その後は日本を代表するタレントとして、「マジカル頭脳パワー!!」(日本テレビ)をはじめとする多数のテレビ番組に登場して活躍。俳優としては、黒澤明監督作品「まあだだよ」(1993年)に出演し、日本アカデミー助演男優賞ノミネート、ブルーリボン助演男優賞を受賞。スペシャルテレビドラマ「私は貝になりたい」にも主演。ミュージシャンとしても息の長い活動をしており、多数のCDをリリースしている。
グランマンマーレ:天海祐希 (あまみ ゆうき)
1967年生まれ、東京都出身。女優。宝塚歌劇団の元月組男役トップスター。1987年、73期生として宝塚歌劇団に入団、「サマルカンドの赤いばら」で初舞台を踏む。1991年には月組2番手男役スターとなり、1993年には史上最短で月組男役トップに就任。1995年12月、「ミー・アンド・マイガール」で退団。退団後は、「クリスマス黙示録」(1996年:日本アカデミー賞 第20回 新人賞受賞)、「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」(2002年)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)、「離婚弁護士」(2004年)を はじめとする多数の映画やドラマに出演。現在も多方面で活躍中。
耕一:長嶋一茂 (ながしま かずしげ)
1966年生まれ、東京都出身。元プロ野球選手、株式会社読売巨人軍球団代表特別補佐。タレント、俳優、スポーツキャスター、野球評論家としても活躍。立教高校・立教大学を経て、1988年、ヤクルトスワローズにドラフト1位で入団。プロ初安打がホームランという鮮烈なデビューを果たす。しかし、持病も悪化もあってその後の成績はふるわず、1993年、巨人に移籍。チームのリーグ優勝、日本一に貢献するも、右肘・左手首・右足の怪我が悪化、1996年に引退。引退後はスポーツキャスターとなり、フジテレビの「プロ野球ニュース」に出演、日本テレビの「独占!!スポーツ情報」の司会を担当。俳優としての才能も発揮し、NHK朝の連続テレビ小説「オードリー」(2000年)、「ミスター・ルーキー」(2002年)では日本アカデミー賞新人賞受賞を獲得、)「男たちの大和/YAMATO」(2005年)やNHK大河ドラマ「義経」(2005年)等にも出演、好評を博している。
ヨシエ:奈良岡朋子 (ならおか ともこ)
1929年生まれ、東京都出身。女優。劇団民藝所属で大滝秀治と共に代表を務める。映画「痴人の愛」(1949年)、「ここに泉あり」(1955年)、「花の恋人たち」(1968年)、「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」(1988年) 、「鉄道員」(1999年) 「ホタル」(2001年)などに出演したほか、「釣りバカ日誌」にも常連のように出演。テレビドラマでも、「天と地と」(1969年)、「太陽にほえろ!」(1976年)、「おしん」(1983年)、「春日局」(1989年) などに出演または語りとして出演し、「篤姫」(2008年) でも語りとして活躍中。
トキ:吉行和子 (よしゆき かずこ)
1954年、劇団民藝付属水品研究所に入所。俳優候補となり、1955年初舞台。1957年には民藝所属となり、「アンネの日記」のアンネ・フランク役に抜擢され主役デビューを果たした。1969年に民藝を退団。フリーとなり、1974年の舞台「蜜の味」では紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した。映画俳優としても活躍し、「ぶっつけ本番」(1958年)で映画デビュー、翌年も「にあんちゃん」「才女気質」等に出演し、毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。「愛の亡霊」(1978年)で主演、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。さらに「折り梅」などで、2002年の毎日映画コンクール田中絹代賞も受賞した。文筆の世界でも、「どこまで演れば気がすむの」(1983年)を出版、第32回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞している。
婦人:柊瑠美 (ひいらぎるみ)
1987年生まれ、女優。6歳から芸能活動を始め、四国香川「レオマワールド」、スカイパーフェクTV、厚生省等のCMに出演。NHKの朝の連続テレビ小説「すずらん」(1999)で常磐萌役を演じる。「七曜ってなんだ?」(NHK)、「カードGメン 小早川茜」(TBS)、他に映画すずらん「少女萌の物語」など。「千と千尋の神隠し」(2001年)では主人公の千尋の声を担当した。最近では、2005年「野ブタ。をプロデュース」(NTV)で蒼井かすみ役を好演した。
ポニョの妹たち:矢野顕子 (やの あきこ)
1955年生まれ、東京都出身、青森県育ち。女性シンガーソングライター。18歳で歌手デビュー、1976年にデビューアルバム「Japanese Girl」を発表。1981年、シングル「春咲小紅」がオリコンシングルチャート最高5位となるヒットとなる(この曲は当時のカネボウ化粧品のCMソングに起用された)。1982年、「出前コンサート」を開始。1987年、「矢野顕子解散宣言」を行って「出前コンサート」を中断、育児休暇に入る。1998年再開。1999年、「ホーホケキョ となりの山田くん」の藤原先生役を担当。音楽も手掛ける。2006年、レコードデビュー30周年を迎えた。




 
●主な登場人物
   
ポニョ
この物語の主人公。魚。半魚人。元人間だった父・フジモトと海なる母であるグランマンマーレとの間に生まれた。父譲りの魔法を使うことが出来る。海底でフジモトに育てられていたが、ある日、思い立って家出を敢行、人間の住む世界に接近するも、漁船の底引き網に捕らえられてしまい、さらにはガラス瓶に詰まってしまい、窒息寸前の状態で宗介に助けられる。この時、宗介の血をなめることによって、人間化する力を獲得する。「僕が守ってあげるからね」と話しかける宗介が好きになるが、ほどなくフジモトに連れ戻されてしまう。
ポニョは人間になることを願い、宗介に再び会うことを強く願う。父がいなくなった隙に、妹達の力を借り、父が溜め込んでいた魔法の力まで身につけて再び脱走、宗介を追いかける。ポニョの妹たちは巨大な魚に変身して波となり、大津波となって宗介の家まで押し寄せて再会を果たす。
しかし、この"暴走"で天変地異まで呼び起こしてしまい、地球を危機的状況に陥れてしまう。月は地球へ接近、海面が上昇して海沿いの街を水没せしめてしまったのである。もとの世界に戻すには、宗介の純粋な気持ちが必要であったが、ポニョは宗介とともにこの試練を乗り越えることに成功、地球は救われ、ポニョも人間になることが出来たのであった。何だかよく分からないけど、ハッピーエンドであることは確かだ。ハムが大好物。

宗介
まっすぐな性格をした5歳の男の子。父は耕一、母はリサ。崖の上の一軒家に住んでいる。ある日、海に降りた宗介は、波打ち際でガラス瓶に首を突っ込んだポニョを発見し救出する。ガラス瓶を割るときに手にケガをして出血するのだが、これをポニョになめられたことで傷が治ってしまった。宗介はポニョをバケツに入れ、母親の運転する車で幼稚園へ行く。幼稚園と隣接する「ひまわりの家」でポニョがらみの騒動を起こして海岸に逃げるが、そこでポニョを連れ戻されてしまって落胆する。
その後、人間になったポニョに再会するが、さすがは宗介、それがすぐにポニョであることを理解した。その時、(ポニョの暴走により)地球は危機的状況を迎えていたのであるが、魚のポニョも、半魚人のポニョも、人間のポニョも、みんな大好きだと言った天真爛漫さにより、試練は乗り越えられ、見事地球の危機を救うという偉業を成し遂げた。しかし本人はそういう自覚が全くないようだ。鈴木プロデューサーの言うところの、100%純粋な恋の力を見せつけられた思いである。
5歳児にしてモールス信号を使いこなし、沖合を航行する父の船と連絡を取り合うことが出来る。

リサ
宗介の母親で耕一の妻。デイケアサービスセンター「ひまわりの家」の職員を努める。テキパキとした、きっぷの良い性格をしている。息子である宗介に、自分のことを「リサ」と呼ばせるという、超進歩的な教育をしている。
若くて美しく、とても一児の母親には見えない。職場でも、老人達から信頼が厚く、同僚とのチームワークも良いようだ。これほどまでに素晴らしい女性であるリサが、どうして頼りなさげな耕一と結婚することになったのかは、「ポニョ」の七不思議の一つである。かもしれない。
魚だったと言うポニョを、何の疑問にも思うことなく自然に受け入れ、非常時のために備蓄しておいたのであろうインスタントラーメンを振る舞った。自然体である。ポニョの母親であるグランマンマーレとも普通に渡り合った。実に自然体である。いかなる環境の激変に見舞われても、難なく適応してしまう頼もしさを持ち合わせている。母は強し。
フジモト
ポニョの父親。元人間。人間が嫌いであり、人間をやめたというが、姿形は人間のままであったりする。海中でウバザメ号という乗り物を操り、魔法の力を駆使してナゾの液体を溜め込んでいる。それよりもナゾなのは、海なる母であるグランマンマーレとどのように結ばれたかということだ。
フジモトがハウルのようなイケメンであったなら大勢のファンもつき、主役級の活躍も期待できたかもしれないが、残念ながらイケメンになりきれず、作品中でも今ひとつさえないままであり、最後は娘が(かつて自分が嫌っていた)人間になるのを見届けるしかなかったという悲劇のキャラ。
グランマンマーレ
海なる母。ポニョの母親でもある。ポニョが魚(半魚人)であり、フジモトが人間(元人間)であることから、グランマンマーレの正体は実は魚なのではないかという考える人も多いと言われるが、外見は人間そのものである。しかし、ただの人間でもないことは明らかであり、「人間か魚か」などという詮索から超越したところにある存在である。
海の男は、グランマンマーレに出会うと、あたかも海の神であるかのように崇め奉るという。
耕一
宗介の父親であるとともにリサの夫。当初の耕一は、貨物船船長の仕事でほとんど家を空け、子育ては妻のリサに任せっきりという「情けない夫」という設定であったが、声を担当した長嶋一茂氏の演技が「野武士的な強さがあった(宮崎監督)」ことにより、「ぼくとつとした頼もしいお父さん」に設定が変更されたという。作中では、確かにそのような設定の片鱗を見せてくれたのではあるが、いかんせん出番が少なかったせいもあり、本当に頼もしいかどうかは未知数のままである。観客の印象としては、依然として頼りない父親のままであろう。しかし、息子である宗介にモールス信号を仕込み、海の男として通用するような教育を施していたような気配もあり、やはりそれなりの頼もしさは持ち合わせている。のかもしれない。
ヨシエ
デイケアサービスセンター「ひまわりの家」にいる老婦人。以前にどこで何をしていたかが作中で語られることはないが、ヨシエさんに会ったことがある人は皆、ヨシエさんはかつて荒れ地で魔女をしていたのではないかと思うそうだ。それは単なる憶測ではなく、充分に説得力のある推測であることは、ヨシエさんの顔立ちを見れば一目瞭然であろう。
足腰が弱り、車いすが手放せなかったが、物語の終盤で自由に走れるようになる。
トキ
デイケアサービスセンター「ひまわりの家」にいる老婦人。性格はひねくれており、ポニョを天敵のように嫌うが、最後はポニョと宗介をしっかりと抱きとめる役回りを演じる。鈴木プロデューサーによると、宮崎監督は、トキを自らの母親に見立てて描いたのではないかと言っている。そして、トキさんに飛び込む宗介は、監督自身なのではないかともいう。奥深いテーマを含んだ、物語の意外なキーパーソンでもある。私達は、トキさんの活躍を決して忘れないだろう。
婦人
嵐の翌朝、宗介とポニョが海の上で出会った婦人。赤ん坊を抱いている。おそらくはリサよりも若いと思われるが、古風な雰囲気を漂わせている。
ポニョの妹たち
稚魚の群れ。人面魚であるが、まだうまく言葉をしゃべれない。姉であるポニョをよく支え、手助けをする。彼女達も人間になることを希望した時、フジモトはどのような反応をするのであろうか。

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●あらすじ


5歳の少年・宗介は、海を臨む崖の上の一軒家に住んでいる。父・耕一は船員、母・リサはデイケアサービスセンターの職員をしている。ある日、宗介はクラゲに乗って家出してきたポニョを波打ち際で助ける。宗介とポニョの間に不思議な絆が生まれるが、ポニョの父・フジモトによって海に連れ戻されてしまう。しかし、「人間になりたい!」と願ったポニョは人間となって宗介と一緒に暮らそうと決意し、妹達の力を借りて父の魔法を盗み出して脱出、宗介の元へと戻る。しかし、魔法の力が解放されたため、海が膨れ上がり始め、陸地はほとんど水没してしまった。ポニョの気持ちを汲み取った母・グランマンマーレは、ポニョが人間の姿でいられる代わりに、宗介に試練を与える。海に沈んでしまった町は元に戻るのか?ポニョは人間になれるのか?









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