●「猫の恩返し」関連ニュース
News Commentary of "The Cat Returns"

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「猫の恩返し」に関する主な新聞報道の紹介です。新作はで表します。


日付
掲載紙 主な内容
2005年08月20日

報知新聞・東京中日スポーツ・サンケイスポーツなど
サンケイスポーツ
2005年8月26日に「猫の恩返し」が日本テレビ系「金曜ロードショー」で初放映されるが、その番組のナビゲーター役を美勇伝の石川梨華(20)とモーニング娘。の田中れいな(15)が務めることとなり、その収録風景を報じた記事。収録場所となった東京・江東区の東京都現代美術館では、「ハウルの動く城・大サーカス展 」が開催中である。
なお、金曜ロードショーでは、「猫の恩返し」のほか「なんだろう」などジブリの短編作品3本も放送される予定とのこと。
2003年12月09日

東京中日スポーツ
「猫の恩返し」の主題歌を歌ったつじあやのの新曲「パレード」のプロモーションビデオが完成したことを報じる内容。このビデオで使われている曲は、長谷川京子が登場するキャノンのプリンタ「ピクサス」のCMでオンエアされている。この曲は、かつて一世を風靡した「オたちひょうきん族」のエンディングで流されていた山下達郎の隠れた名曲でもある。このビデオの制作にあたり、つじあやのは山下達郎との対面も果たし、「長年第一線で活躍されてきた重みを感じた」と感激していたという。
2003年07月06日

スポーツニッポン
「猫の恩返し」のDVD発売を記念してバロンの声を演じた袴田吉彦が秋葉原でトークショーを行った記事。森田宏幸監督とともに登場し、「アフレコの収録・公開から1年が経ったが、未だにジブリ作品の声優を務めた興奮が忘れられない」と話した。
しかし、記事の内容としては袴田が交際していると目されている女優の瀬戸朝香についての方がウエイトが高く、肯定も否定もされないウワサの検証に記事の後半部分が割かれている。

2003年06月27日

読売新聞 夕刊
読売新聞夕刊「いぶにんぐスペシャル」の中で紹介された「猫の恩返し」DVDの発売情報。
2003年06月17日

報知新聞
「猫の恩返し」のDVDが2003年7月4日に発売されるのに先立ち、ジブリのスタッフが東京・築地の波除(なみよけ)神社でヒット祈願を行ったという記事。昨年発売した「千と千尋の神隠し」のDVDもここで祈願を行い、累計550万本のヒットとなったため、それにあやかったものだという。
2002年12月16日

報知新聞
池脇千鶴の2年ぶり3冊めの写真集「まっすぐ」が発売されることを報じた記事。見出しは「大人の池脇千鶴」。

2002年09月01日

読売新聞 日曜版
読売新聞日曜版の「Junior Press」コーナーで紹介された、中学生記者による「猫の恩返し」紹介記事。ストーリーのあらすじ紹介のあと「少し大人になった主人公を見て、現実の何気ない毎日であってもも決して無駄ではないと思った」という感想が述べられている。

2002年08月22日

産経新聞
東京・松坂屋の催事場で「猫の恩返し展」が開催されることの告知記事。

2003年08月16日

毎日新聞
ヒロインのハル役を務めた池脇千鶴のインタビュー記事。1997年、三井不動産のリハウスガールとしてデビューしてから「猫の恩返し」で初めて声優に挑戦するまでの経歴を紹介している。初挑戦の声優では、セリフのタイミング合わせで苦労したものの楽しんで演技出来たのだという。20歳を過ぎて悪女などこれまでやったことのない役を演じてみたいと語るなど、女優としての活動の幅を広げたい意欲を示している。もっとも、魔性の女を演じる自分はまだ想像できないのだという。

2002年08月16日

しんぶん赤旗
「猫の恩返し」の森田宏幸監督へのインタビュー記事。しんぶん赤旗は、なぜか「猫の恩返し」の記事紹介に熱心である。
高校時代のエピソードから大学卒業後に上京して様々な回り道をしてきたこと、「となりの山田くん」からジブリに参加して「猫の恩返し」の監督を務めるに至ったこと、制作時の心がけや現在の思いについて淡々と語られている。

森田氏は自ら「昔から引っ込み思案なところがありました」と語るが、高校の文化祭でアマチュアアニメを上映したの。すると、ふだん交際のない同級生からも感心され、「それでアニメにやみつきになりました」のだという。

福岡の大学を卒業後、アニメーターをめざして上京した森田氏は、一時プロダクション入りしたがフリーになった。動画、原画、演出と14年間、様々な仕事を渡り歩いてきた。アニメーターの世界は厳しい。仕事は不定期、長時間労働、低賃金。「アニメーターという仕事は、ちっともいいことがないですよ。独身時代も、結婚しても、子どもが生まれても、いつも生活はカッカツでした。それをなんとかしようという思いと、おもしろいアニメを作って人に喜んでもらおうという思いをバネに生きてきました」。 道楽は何もなく、仕事に夢中だと自認している。

1999年に「ホーホケキョとなりの山田くん」の原画に参加するためにスタジオジブリ入りし、「猫の恩返し」の監督を務めることになる。しかし、当初はそれほど期待されてなかったのだという。当時は宮崎監督の「千と千尋の神隠し」と同時並行で作業をしており、「千尋」の追い込みの時は「猫」のスタッフを貸してくれとまで言われたそうで、森田監督自身も「猫の恩返し」は大作になるとは考えたおらず、「ビデオである程度売れればいいと位置づけられていたんじゃないですか」と思っていたそうだ。

しかし、シナリオがまとまり絵コンテが出来上がってからは周囲の評価はがらりと変わり、興行的にも「千尋」の次回作と位置づけられて250館での劇場公開も決まった。「それでも喜びは一瞬でした。本当にいいのかなあというプレッシャーのほうが大きかったです。できるだけ生意気に見えないように気を配りました(笑い)」と語るところに監督の微妙な立場も推察されるが、その謙虚な人柄があってこそ初監督作品を仕上げることが出来たのではないかと思われる。

森田監督は、「猫の恩返し」について「一にも二にも、とにかく楽天的な作品にしたかった。主人公ハルの変化に何か感じてもらえればうれしいですね」とコメントし、「アニメーターをやっていて、『これまで苦労してきたことは、きょうのこの日のいいことのための準備だったんだ』と思いたいんです。いまがそのときかもしれません」とも回想する。インタビューした記者は、森田監督を「気さくな苦労人」と評して結んでいる。(情報提供:Tsusimaさん)
2003年08月15日

東京新聞 夕刊
「猫の恩返し」の主題歌「風になる」を唱ったつじあやのさんについての紹介記事。高校・大学とフォークソング部に所属し、ギターを弾きたかったが小柄で手が届かなかったため、ウクレレと運命の出会をすることになった、というエピソードが披露されており、ウクレレの軽快なテンポに乗せて表現されたスタイルは、新しいタイプの「癒し」になるかもしれないという結ばれ方をされている。


2003年08月04日

しんぶん赤旗
森田宏幸監督へのインタビュー記事。この記事は森田宏幸監督の仕事ぶりについて重点が置かれた構成になっている。森田監督の高校生時代から、大学を卒業して東京でアニメプロダクションに入社した頃まで遡って、アニメ作りにまつわる苦労を掘り起こしている。
しんぶん赤旗らしく、監督を務めているにもかかわらず「宮崎駿企画」として売り出されてしまう現実についての指摘も忘れないが、森田監督は「僕は謙虚な人間だから、見てもらえたらそれでいい」と流しているところはさすがである。
「宮崎さんや高畑さんとはまた違う、自分達の目線で見ているものを放り込んで、励みになることを作ることが出来ればと思います。自分自身、映画に支えたり勇気づけられたりしてきましたから」という監督の言葉で結ばれている。

2002年07月31日

毎日新聞
「猫の恩返し」の紹介記事。森田監督が心がけた事柄の紹介など。終始明るく、悲壮感や深刻さとは無縁な作品に仕上がっているのは、森田監督の「明るく楽天的な、影のない作品をやりたいと思っていた」という方針によるものだとしている。ハルは考える根気のない子であり、「今時の女子高生」の姿とそのまま重なるという。ハルは目標に向かって頑張ったりしない子、むしろ成長なんかしてたまるかという女の子であり、オーソドックスな成長物語ではないユニークなヒロイン像になったと評している。記事の最後は、海外公開についての「外国でムタとブタのシャレなんて分かるのかなあ」という監督の苦笑のコメントでオチをつけている。

2002年07月29日

読売新聞 夕刊
「猫の恩返し」の紹介記事。ストーリーのあらすじほか。
この森田宏幸監督のデビュー作は、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」と続いた宮崎駿夫監督の壮大・緻密路線とは対照的な「軽みの世界」なのだという。この「軽み」は肩の力を抜いて楽しめるものの、深海や充実感の欠如と背中合わせでもあるとか、社交ダンスや迷路のシーンではイマジネーション不足であるとか、クライマックスの飛翔シーンでは宮崎アニメのキーワードがあまりに出過ぎていてオリジナリティー不足であるなど、言いたい放題、ケチョンケチョンにこき下ろしている。
「とはいえ、宮崎作品からは失ってしまった小さな輝きがこの小品にはある」とフォローしているが、その輝きとは何かというと、ハルが自分の時間を生きようとすること=寝坊をしないこと=母親の代わりに朝食を作ることなのだそうだ。それが輝きであり、ささやかだけどいいじゃないか、人間なんてそんなもの、小さなメッセージを軽く受け止めたい、と完結してしまっている。いやはや。


2002年07月26日

朝日新聞 夕刊
「猫の恩返し」の紹介記事。森田宏幸監督へのインタビュー形式で記事が構成されている。
「『千尋』の後に続く作品の監督としてのプレッシャーは?」という質問に対しては、「自分は新人監督だから比べるべくもない」とかわし、制作にまつわる話としては原作が少女漫画であるから女性スタッフの意見を聞いて回ったり、原作の持ち味を生かそうと心がけたりしたことなどを述べている。物語としては、猫の国に行って帰ってくるだけだから「成長する物語」などといった仰々しいテーマは掲げておらず、天気が良くて気分が良いといった、ささいや幸せ、日常生活の中の小さな幸せを物語のラストに込めたと結んでいる。


2002年07月21日

報知新聞・日刊スポーツ・東京中日スポーツ・サンケイスポーツ・スポーツニッポン・デイリースポーツなど各紙
2002年7月20日、「猫の恩返し」が全国358スクリーンで封切られた。東京・有楽町の日比谷映画は250人の徹夜組を含む700人の観客で満員となり、ハル役の池脇千鶴、バロン役の袴田吉彦が舞台挨拶に経った。森田監督は舞台挨拶には立たなかったが、報知新聞は、これを「作品が最も雄弁に語る・・・初監督の森田氏あいさつ出席辞退」と表現した。初日の動員数は「千と千尋の神隠し」と比較すると半分ほどだが、配給の東宝が設定する興収100億円ラインに向けては順調なスタートであるという。
「猫の恩返し」初日の模様はスポーツ紙各紙が報じたが、この日に夏休み映画が13本も公開されたこともあり、扱いに大きな差が出た。大きく扱ったのは報知新聞、サンケイスポーツで、多人数の徹夜組が出たことや炎天下に長い行列が出来るなど当日の様子を詳しく報じ、興収も100億円越えを楽観視するなど大きな期待がかけられている。東京中日スポーツも比較的大きく扱ったが、他作品の公開初日と合わせた構成になった。他紙の扱いは小さかく、ほとんど申し訳程度に報じただけであった。

報知新聞

日刊スポーツ

サンケイスポーツ

スポーツニッポン

東京中日スポーツ

デイリースポーツ
2002年07月10日

報知新聞・日刊スポーツ・東京中日スポーツ・サンケイスポーツ・スポーツニッポン・デイリースポーツなど各紙
2002年7月9日、東京国際フォーラムで「猫の恩返し」の一般初公開の試写会が行われたことを報じる記事。ヒロイン役を務めた池脇千鶴、丹波哲郎らが舞台挨拶を行った。作品上映では観客から予想外のところで笑いがもれるなど反応は上々で、上映終了後には大きな拍手が巻き起こった。
「千と千尋の神隠し」に続くスタジオジブリの最新作ということもあって、スポーツ新聞各紙が一斉に報じた。最も大きな紙面を割いたのは東京中日スポーツで、報知新聞も比較的大きく扱ったが、その他紙の扱いは比較的小さかった。

東京中日スポーツ

報知新聞

日刊スポーツ

サンケイスポーツ

スポーツニッポン

デイリースポーツ
2002年07月05日

読売新聞 夕刊
読売新聞の金曜夕刊の2面全面に掲載された「猫の恩返し」公開記念特集。鈴木敏夫プロデューサーへのインタビュー記事を中心に、「猫の恩返し」「ギブリーズ episode2」の制作にまつわる様々な思いが紹介されている。始めは短編の探偵ものとしてスタートした企画が劇場版長編「猫の恩返し」となっていく過程についても明らかに。新人監督の森田宏幸氏について、「『猫の恩返し』は(確かに宮崎駿氏の企画ではあるが)ミニ宮崎作品ではない、宮崎氏とは違うアプローチをしようと模索している」と高く評価している。「ギブリーズ episode2」とともに、今という時代に送り出される両作品の時代性についての言及もある。公開前日より発売が開始される「千と千尋の神隠し」のDVDに関する広告もあり。
2002年06月26日

日刊スポーツ・サンケイスポーツなど
サンケイスポーツ
「猫の恩返し」と二本立てで上映される「ギブリーズ episode2」(百瀬義行監督)の完成報告会見。鈴木敏夫プロデューサーは「『千尋』の次の作品としておかげさまでとても注目していただいています」と語り、今年のライバル映画「スター・ウオーズ」についても「意識してます。こっちのエピソード2の方が面白い」と自信満々だったという。また、「猫の恩返し」「ギブリーズ episode2」は早くも香港や台湾から上映オファーが届いていることも明らかになった。
2002年06月14日

スポーツニッポン
広告。公開日は2002年7月20日に決定。同時上映は「ギブリーズ episode2」。以後も金曜日に同様の広告が出る模様。
2002年06月1日

しんぶん赤旗
鈴木敏夫プロデューサーへのインタビュー記事。「猫の恩返し」「ギブリーズ episode2」の制作プロデューサーとして、朝3時まで眠れない日々を送っている。宮崎駿氏の指名で起用された新人監督の森田氏については、「ジブリとしての賭け。ハラハラドキドキですよ」と言いながらも、「森田氏は"ミニ宮崎"ではなく、自分の映画を作ろうとしている」として期待をのぞかせている。その他、鈴木プロデューサーと高畑氏・宮崎氏との間にまつわるエピソードも。
2002年03月27日

報知新聞・日刊スポーツ・東京中日スポーツ・スポーツニッポン各紙
報知新聞
スタジオジブリで「猫の恩返し」の制作発表会について。監督は新鋭の森田宏幸氏、ヒロインの声はNHK朝の連続ドラマに出演した女優・池脇千鶴が演じる。池脇千鶴は、小学生時代から柊あおいの漫画に親しんでいたという。
2002年01月08日

東京新聞 夕刊

東宝の2002年配給作品の注目作として、「猫の恩返し」が挙げられる。

2001年12月14日

日刊スポーツ・サンケイスポーツほか

サンケイスポーツ
東宝の2002年配給ラインナップが発表され、2002年初夏にスタジオジブリ新作「猫の恩返し」が公開されることが明らかになった。「ハウルの動く城」は2003年春の公開予定。

※このコーナーについて
このコーナーは、社会現象としての「猫の恩返し」にスポットを当て、関連する主要なニュース報道を紹介していくことを目指しています。新聞報道において「猫の恩返し」どのくらい大きく扱われているのかを追跡していくことにより、「猫の恩返し」が社会的にどのような位置を占め、どのように受容されていくのかを検証していくことが目的であり、記事内容そのものの紹介を目的とするものではありません。記事の詳細については、各新聞社のホームページや図書館のバックナンバー等で確認下さい。
なお、関連記事は可能な限り収集するように努めていますが、必ずしも全ての新聞記事を網羅出来るとは限りません。ご了承下さい。






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