●耳すまモニュメントについての報告
About the Monument at the Seiseki-Sakuragaoka Station

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「耳をすませば」にちなんだモニュメント像は何とか実現させることが出来ました。ご協力ありがとうございました。



モニュメントの模型



ファンの声が記入された色紙
(2011年1月12日現在)

色紙の見本(名前は消してあります)
協力ありがとうございます!




多摩市聖蹟桜ヶ丘は、「耳をすませば」のモデルになった街として知られ、映画が公開されて15年が経った現在も、多くのファンが現地を訪れています。しかし、聖蹟桜ヶ丘には、遠方からやってきた「耳をすませば」ファンを歓迎するものが何もありません。わずかに洋菓子店「ノア」さんが提供する「耳すま思い出ノート」があるくらいです。

何もなかったからこそ、聖蹟桜ヶ丘駅前に「耳をすませば」にちなんだモニュメント像があったらいいな、という声は以前からあったと思います。

実際に実現させるための動きが始まったのは2007年頃のことです。それから、実現への道筋をつけるための研究、スタジオジブリ・集英社をはじめ関係諸機関への協力依頼、京王電鉄、地元商店会や自治会など関係者との折衝を重ね、2010年頃には予算の見通しも立ちました。合わせて、2010年秋頃よりファンの要望を色紙に書くという形で協力をお願いしたところ、2011年夏までにのべ2110名、140枚もの色紙が集まりました。2011年秋、これを持参してスタジオジブリを訪問し、要望を伝えた結果、モニュメントを作れることになりました。デザインは「地球屋をイメージした建物」 となります。

スタジオジブリは、版権の二次的利用を基本的に認めていません(もし認めているなら、既に全国のあちこちに「トトロ」などの銅像が建っているでしょう)。よって、このモニュメントも、残念ながらジブリが公認するものではありません。一つでも公認してしまうと、同様の依頼が殺到して収拾がつかなくなってしまうという話を伺っているので、ここは致し方ないところです。よって、ジブリの方針に反しない範囲で、自主的に制作する形をとっています。地球屋そのものではなく、地球屋をイメージした建物のモニュメントを建てるというところが落としどころとなりました。

しかし、「耳をすませば」にオマージュを捧げて作ったということを謳うのは問題ないとの見解をいただくことは出来ました。公認を得ることは出来ませんでしたが、これまで他の地域から出ていたモニュメントの要望は全て断られていることを考えると、「耳をすませば」ファンの想いは、確かに通じたのではないかと思います。

モニュメントは、株式会社アレグロの協力を得て製作いたしました。アレグロ社長の絶大なる理解と尽力がなければ、やはり実現するものではありませんでした。実際のデザインと制作はアレグロの若手クリエイターが担当しましたが、(アレグロが)赤字になるのではないかと思えるほど細やかな創作をしてくれました。建物部分の大きさは70センチくらいになります。外観だけではなく、室内の装飾にも要注目です。

予算は地元の商店会(桜ヶ丘商店会連合会)が拠出して下さいました。この過程で、多摩市・東京都の支援もいただきました。とにもかくにも、予算の裏付けがなければ何も始まりません。予算確保のため、商店会連合会の会長は獅子奮迅の働きをして下さいました。これほどの理解と行動力のある会長が会長である時期に構想を進められたのは幸せなことでした。

モニュメントは2011年度中に設置され、最終的な点検を経て、2012年4月8日(日)の「せいせき桜まつり」の中で記念セレモニー(除幕式)が行われることになりました。また、同日より聖蹟桜ヶ丘駅の電車接近メロディが「カントリー・ロード」になります。モニュメントの除幕式は、駅メロディの導入記念と合わせて行われます。4月8日以降、ぜひ行ってみて下さい。

なお、記念セレモニーの様子は、USTREAMにて生中継されることが決まりました。当日行けない方は、ぜひ中継の方をご覧下さい。

このモニュメントは、多くのファンの想いがなければ実現しませんでした。色紙はジブリへ提出した後も集まり続け、最終的にのべ2223名、146枚もの賛同をいただくこととなりました。協力して下さった本当に本当に多くの皆様方に、あらためて感謝申し上げます。小さなミニチュアの建物一つではありますが、多くの方々に親しまれる存在になってくれることを願っております。

駅メロディ&モニュメント 記念セレモニー
日時:2012年4月8日 13:30〜
場所:聖蹟桜ヶ丘駅 西口広場


本名陽子さんが来場されます。(予定)
多摩市長の挨拶があります。(予定)


記念セレモニーの模様は、USTREAMにて生中継されます。




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