2004年10月23日、第17回東京国際映画祭の特別招待オープニング・ナイト作品として「ハウルの動く城」が披露された。作品は8月4日に完成しており、9月5日にイタリアのベネチア国際映画祭で映されているが、日本国内で上映されるのは、これが最初の機会である。21時40開場、22時開演という遅い時間帯であるにも関わらず、会場となった六本木ヒルズ・VIRGIN TOHO CINEMAS Screen7は満員となった。今回はあまり積極的な宣伝をしないということで、宮崎駿監督は会場に姿を現さず、報道陣の数も少なめであったが、フランスからドキュメンタリー番組の制作チームが訪れて精力的な取材を行っていた。「ハウルの動く城」の封切りは2004年11月20日の予定。
六本木ヒルズ (撮影:2004年10月23日 以下同じ) |
映画祭の垂れ幕 |
「ハウル」のポスター |
VTC六本木ヒルズ付近 |
。 入口付近 |
フランスからの取材チーム |
「ハウル」ポスター この先で荷物検査があり、 カメラを持っている人は預けることとなった。 | |
上映後の退場風景 会場の外ではインタビュー取材も行われていた。 |
小型カメラによるインタビュー取材 特番の素材になるらしい。 |
―宣伝方針は「宣伝をしないこと」― "基礎"を固めたものだけに許される試み 成熟と信頼 到達したらバッシングが始まる 羨望と嫉妬 週刊新潮の記事 先入観に基づくカキコ キムタクはダメだ 最初に目的あり 宣伝をやめた =正確には解説をやめた 愛好対象 1次的対象(作品世界)・・・・・・・作品世界そのもの。映画館で上映される作品。 2次的対象(作品隣接世界)・・・作品世界に関連する物品。DVD、キャラクターグッズ、関連本など。 3次的対象(作品派生世界)・・・作品世界を通して得られるコミュニケーション。 オフィシャルな情報 アンオフィシャルな情報 批評なんて、。作品の良し悪しとは無関係に、その批評方針によってどうにでもなる。絶賛するつもりで書けばいくらでも絶賛することが出来るし、批判するつもりでかけばいくらでも批判出来る。つまり、「ハウル」は批評者の批評方針を映し出す鏡のようなものである。 「家族」という概念の多様化の象徴であると言うことも出来るし、家族という言葉の用法が多様化したことの象徴とも言える。 宮崎監督が表舞台に出てこないことも、「作品の出来映えに自信があるから人前に出て解説する必要はないのだ。」という言い方も出来るし、「作品の出来映えに自信がないから、人前に出ようとしないのだ。」という言い方も出来る。要するに、そのつもりになればどのようにでも言えるのであって、 (2001/07/08 Y.Mohri) |