●「ゲド戦記」公開初日レポート
The First Day of "Tales from Earthsea"

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「ゲド戦記」の公開初日に関連する出来事をレポートします。(追加分はで表します。)

2006年7月29日より、いよいよ全国で「ゲド戦記」が封切られた。スタジオジブリ前作の「ハウルの動く城」では舞台挨拶は行われなかったので、2002年夏の「猫の恩返し・ギブリーズ episode2」以来、4年ぶりの舞台挨拶となった。久しぶりの舞台挨拶に登場するのが初監督を務める宮崎吾朗氏ということもあってか、通常の初日舞台挨拶に加えてカウントダウン上映の前にも行われることもが決まり、「ゲド戦記」は都合2回の舞台挨拶が実現した。舞台挨拶を見るためのチケットは事前に売り出されて完売していたため、もはや会場前行列が出来ることはなかったが、有楽町や新宿では懐かしい?行列風景が再現され、観客の期待の高さをうかがわせた。また、同日に渋谷のシネマ・アンジェリカでは、高畑勲氏が翻訳を手掛けた「王と鳥」が公開され、こちらもトークショーのチケットは完売、初日観客動員の新記録を打ち立てるなど幸先の良いスタートを切った。


●六本木カウントダウン上映
2006年7月28日24時、すなわち7月29日になった早々、TOHOシネマズ六本木ヒルズにてカウントダウン上映が行われた。チケットは既に完売しているためチケットを求める行列は出来ず、出足もゆったりしたものであったが、入場時にチケットを確認する係員の数が少なく、予定よりも早い時間から予告編の上映が始まってしまったこともあって、開場直前に入場待ちの長い行列が出来るなど混雑した。会場内は多数の報道関係者が待機しており、予告編の終了とともに舞台挨拶が始まった。宮崎吾朗監督・鈴木敏夫プロデューサー、製作担当を務めた日本テレビの奥田誠治氏、博報堂の藤巻直哉氏、そして東宝の伊勢宣伝プロデューサーも加わっての進行となり、来場した観客へのプレゼント企画もあって30分以上に及ぶ舞台挨拶は終始和やかなムードで進行した。
午前2時30分頃の上映終了後には大きな拍手が起こり、ロビー売店前にはパンフレットを求める長い行列が出来た。劇場を出た人達は、そのまま眠らない街・六本木へ消えていった。

23:31PM TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
(2006年7月28日)

23:41 開場前の様子


23:45 入口


23:45 カウントダウン上映の告知ラベル

23:46 ロビーの様子

23:47 ロビーから上階コンセッションへ上がる

23:48 コンセッションへの通路 花束あり

23:53 チケット確認の行列

26:30 上映終了
(舞台挨拶の模様は撮影禁止のため撮影していません。)


26:32 上映終了後の様子

26:34 パンフレットを求める行列

26:35 ロビーの様子

26:36 取材風景

26:36 会場前

26:40 売店の状況

26:42 会場前 ようやく落ち着いてきた

27:06 六本木ヒルズ

27:32 会場下の様子



●有楽町 日劇PLEX  
六本木がなければ、ここが舞台挨拶会場になったと思われるメーン劇場である。舞台挨拶は予定されておらず、カウントダウン上映もなかったので、さすがに徹夜組はいなかったし取材陣も全く来なかった。しかし、早朝から行列が出来はじめ、まだ照明が入らず空調も入っていない7:30時点で30人ほどの列になっていた。7:40過ぎには行列の誘導が始まり、以降に来た人は階段下の行列の最後尾へと誘導された。開場予定時刻は8:50であったが、100名以上の行列が出来たため、8:27には入場が開始された。その後もチケット売場に行列が出来るなど盛況となり、初回の上映からほぼ満席になったものと思われる。

監督目当てでもない、アイドル目当てでもない、しかし少しでも早くジブリの新作を楽しみたいという、ある意味でもっともピュアな客層が集まった会場となった。

5:19AM 有楽町マリオン
(2006年7月29日)

5:20 マリオン前
徹夜組はいなかった


5:21 「ゲド戦記」の看板


7:25 マリオン8階 会場前の様子
まだ照明・空調は入っていない

7:27 会場前の様子


7:40 行列の誘導が始まる

7:42 開場時間を示す立札

8:20 階段下の行列最後尾へ

8:27 入場開始

8:29 1階から上がってきた行列

8:31 エレベーターから降りて列へ急ぐ

8:33 入場待ちの行列

8:40 マリオン1階エレベーター下の看板

8:45 1階チケット売場の様子

8:47 チケット売場にも行列が出来る

8:50 チケット売場の行列最後尾の様子



●六本木ヒルズ 初日舞台挨拶
カウントダウン上映の前に舞台挨拶が行われたTOHOシネマズ六本木ヒルズでは、午前10時から行われる通常の初日初回上映の後にも舞台挨拶が行われた。こちらの舞台挨拶には宮崎吾朗監督、岡田准一氏、手嶌葵氏が登壇したが、人気アイドルV6の岡田氏が出演するとあって、会場のほとんどは岡田氏のファンによって埋め尽くされる様相となった。そのためか、若い女性の姿が目立ち、明らかに勝負服と思われる着飾った女性も少なくなく、上映前のロビーは華やかなムードに包まれた。日テレの藤井アナウンサーが司会進行を務めた舞台挨拶本番は、雰囲気にも乗せられた岡田氏のトークが絶好調で、さらに華やかなムードになったという。監督によると「岡田氏への声援の大きさにはビックリした(監督日誌より)」とのことであったが、岡田氏のファンによると、それでも控えめな方だったらしい(ファンのブログより)。舞台挨拶は約20分で終了したが、この模様は翌日のスポーツ新聞各紙にて報じられた。

公開初日 六本木の青空
(2006年7月29日)

8:30AM TOHOシネマズ 六本木ヒルズ会場前*
別作品を見に来たお客さんの姿が見える


9:24 「ゲド戦記」案内ポスター

9:25 会場下の様子

9:27 会場前の様子

9:30 ロビーの様子

9:32 パンフレットの販売

9:32 売店の様子

9:34 ロビーから上階コンセッションへ上がる

9:45 間もなく開演 ロビーの様子*

12:50 上映・舞台挨拶終了*

12:55 会場から引き上げる取材陣

(*・・・satouさん撮影)


●渋谷 シネマ・アンジェリカ(「王と鳥」初日)
翌日の新聞報道では「ゲドつぶし?」と書かれたほどの「王と鳥」初日。シネマ・アンジェリカ前には長い行列が出来、トークショーのチケットは早々に完売になってしまった。こちらにも要注目。



準備中





●新宿 新宿アカデミー劇場
長い行列、「立ち見」の表示。全席指定が当たり前になって忘れ去られようとした初日の熱気が、ここ新宿には残っていた。古臭い考え方かもしれないが、やはり初日はこうでなければならない。人気ラーメン店で行列して食べたラーメンがひときわ美味しく感じられるように、暑い中長い行列に並んで見た「ゲド戦記」は、格別の面白さが味わえるのかも、しれない。



準備中




(撮影:2006年7月29日)





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