『ブラジル・南米被爆者の歩み』
編・著 森田隆・森田綾子
(上製本A5判:188頁)頒 価 1500円(送料別)

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目 次
『ブラジル・南米被爆者の歩み』の刊行に寄せて 1.ブラジル・南米被爆者の声 2.ブラジル・南米被爆者の歩み 3.資 料 後書きにかえて |
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本書からは外国に住む日本人被爆者の全身にみなぎる怒りと深い悲しみが伝わってきます。現行の「被爆者援護法」はもとより、一九五七年(昭和32年)に施行された「原爆医療法」など、被爆者を援護する目的のすべての施策から「日本に居住していない」との理由だけで広島・長崎の被爆者を締め出し、無視し続けてきた日本政府を批判し、その政策の不合理さを世に訴えているからです。
一九七四年(昭和49年)日本政府は、在外日本人被爆者を「法の適用がないものとして失権の取り扱いをする」と、一片の局長通達で切り捨てました。被爆後五十六年、被爆者に残された時間が日々少なくなりつつある今、本書の訴えには誠に悲痛なものがあります。
本書のもう一つの意義は、在ブラジル原爆被爆者協会が積極的に米国原爆被爆者協会と連携し、外地に住む日本人被爆者同士の結びつきを強めようとしている点です。それだけではなく、ソウルの韓国原爆被害者協会とも意見交換をし、外国人被爆者とも連帯すべく共同歩調をとる姿勢を示しています。外国に住む被爆者を覆うこうした二重三重の差別は、いまや国籍を越えて、人道上の問題として緊急に解決されるべきと考えます。
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『ブラジル・南米被爆者の歩み』の刊行に寄せてより
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取扱い先 アーク印刷(株) 在韓被爆者問題市民会議 |