光満ちる原 1

快調な一日が始まる
夏の原

そこには光が満ちている。

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山の鼻を出発して15分程で至仏山の全容が目に入る。中央の崩れが、直登の登山道でもある。
先ずは、今日一日の無事を祈りながら、原を歩く。

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山の鼻田代は一見、面白くもなく、地味な田代だけれど
尾瀬の植物群層を語る貴重な原。
森を背景に、水生植物と高原に生育する植物が混生している。

現在の尾瀬は「高層湿原」だが
やがて乾燥が進むと高原、草原になる。山の鼻田代ではその中間の植物の姿が見られる。

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上田代
山の鼻田代と中田代の間にある。
ここまで来ると、尾瀬の原は広々としてくる。山と林と植物の組み合わせが何とも絶妙で
こんな所、面白くないから、早く行こうと急かされるが、立ち止まってしまう。
牛首を越えて中田代に入る。


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中田代に入ると目の前に燧岳。
川あり、池溏あり、お花畑ありで、全部揃い
尾瀬の良さを満喫する。

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最も大きい池溏かも知れない。
一面のコウホネやヒツジグサ、中央の白樺の葉がそよぐとき
原に無上の音楽が流れる。

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     オゼコウホネ      ヒツジグサ

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