東京都薬用植物園の花 近くに、東京都立の「薬用植物園」があります。 うまく務まるかどうか心配ですが、ご一緒にお付き合い下さい。 ギョリュウ
説明板には「ギョリュウ科」とカタカナと同時に漢字が書いてありますが、困ったもので、ギョという字がHPでは表示できません。「木偏+聖」という字に「柳」です。Webでは「御柳」としているのが圧倒的です。 とあります。見れば見るほど不思議な植物で、人の背丈の3倍ほどですが、茶色っぽい枯れたようなふわふわした物が垂れ下がって、風に揺られています。これが花だそうです。
熱心にカメラを向けている人に聞くと
よくよく見ると、なるほど針葉樹と見間違うような葉で
望遠で焦点が定まらないところへ、あいにく風で、きちんとしたアップがお見せできませんが 撮り直しに行った時は、雨が降って、もう終わりで
薬草園の西側になりますが、大木が白い細い紙吹雪を一斉に吹き流しているようなところがありました。大きな木に、細長い、こまかく切った白い切り紙のボールがたくさん乗っかって 、それがゆらいで、風の流れにほぐれて、ひらひらと舞っているのかと錯覚するようでした。
円い切り紙のような固まりは、ヒトツバタゴの花でした。モクセイ科の木で、「ヒトツ葉のタゴ」から、この名がきたのだと教えて貰いました。タゴはトネリコの別名だそうです。野球のバットになる粘りがある木に、この花とはビックリでした。対馬、朝鮮、台湾、中国大陸に多く、日本ではまだ限られた地域にあるとか。
花は風に吹かれると、円い固まりからほぐれるように分かれます。
目に見えないやさしい手が、さりげなくほぐして、花と種の旅立ちをせかせるようです。 ![]()
五弁なのか、四弁なのか三弁なのか? ケシ 植物園では、普段は檻の中に管理されているケシを、時間を限って近くで見る機会をつくってくれます。 なかなかひょうきんなところもあって
八重も盛りで、この世界も豪華です。(2004.05.07.撮影) また、晴天になったら次の花を。(2004.05.09.記)
参考 ・東京都薬用植物園
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