北海道移住体験記



いよいよ北海道に定住です。
日々色々体験したことの記録です。


東京(築地、三鷹、福生)では隣の人は何する人ぞ。
若さを花の東京で思うぞんぶんエンジョイしました。
奈良では九体仏など歴史に触れ、神戸では
メリケン波止場にアジアの仲間を求め、大阪で商売を学び、名古屋で日本のへその大きさを見つつ29年が過ぎました。
子供達が大きくなるにつれ、故郷が気になってきました。
いつか離れていく子達に心の拠り所を作ってあげたいと思うのと、都会の便利さにも疑問をもつこともきっかけでした。
長男が中2となり、高校受験が近ずくにつれ北の大地への思いが益々大きくなってきた折
「田舎暮らしの本」を書店で見つけ、開くと何点かの土地が載っており、早速取扱不動産会社に電話を入れ詳しい資料をFax頂き、飛行機の日帰りで現地を見ることにしました。
現地は笹がうっそうと繁る山林。
まわりには家一軒無く、勿論明りすら有りません。
でもものすごく気に入りました。
多分都会暮らしの反動と人間関係からの疲れが、そう思わせたのでしょう。
笹は私の背以上の高さが有ります。

建築業者の選定の悩み!
選定に際し思ったことは、冬の寒さ対策
地元の大工さんの方が価格は安いのですが、知った方がおりません。
大手は安心ですが、価格が高い。
まして人里離れた地に建てるとなると、職人さんの宿泊も気になります。
決断したのは、北海道の寒さに強い道内大手メーカーの資材を使う地元の業者です。

電気、水道などの悩み!
電気は北電さんが無料でOK。
問題は水道と燃料です。
水道は区域外の為、町長へ陳情してOKをも
らうも、施設と道路の埋め戻しなどで1,00
0万円以上必要と分り断念。
井戸にするも、狐などが媒介になるエキノ
コックス病などが心配で深井(約70m)と
しモーターで汲み上げることで解決。

燃料は?
水道も引けないくらい人里離れてる為、炊事用プロパンガスやストーブの灯油については大いに心配でした。
雪深い土地のため、燃料切れの時、配達が
遅れる恐れが出てきました。
そこで色々相談の結果、値は高いですがオール電化を選び、解決することとしました。
雪深い土地だけに基礎も1~2m高くしたり
断熱材の厚さが10cmもあったり、本州とはまるでかってが違います。
とりあえず建物ができても、これからの地場の方達との交流が気を使うところです。
月1回程度開催される町内会での出来ごと
を順次報告していきます。