2007年 女神湖スカイエンデューロ参戦記

著者 ゼッケン15の「うどん」と「そば」    

◆前書き

「お馬鹿&色物」を自認する私とYさんは、2007年10月21日(日)に開催された「2007年女神湖スカイエンデューロ」に今回も参戦してきました。

相変わらずのお馬鹿なレースぶりなどを、記録がてら書き綴ります。
お暇な時にでもお目通しください。
大枠はゼッケン15の「そば」こと私(M)が、「肝心な所」はゼッケン15の「うどん」ことYさん自身の作となります。(^^)

なお私たちのカメラで取った写真は、同じHPにすべてアップしてあります。
必要なモノがありましたら、ご自由にダウンロードしていってください。
著作権とかは、なにも主張しません。
利用している写真の「肖像権」については、この参戦記への掲載に関してはご容赦頂けますよう、写真のご本人様にお願いするところです。<(__)>

まず、「女神湖スカイエンデューロ」とはなにかをご存じない方のために、「お誘い」を兼ねて説明をします。

開催地は長野県北佐久郡立科町女神湖近くの林道、そこを閉鎖(貸し切り)して行われます。
(有名な「白樺湖」から更に数キロ登ったあたりに「女神湖」はあります。)
東京などからも比較的近く参加しやすい場所であり、女神湖付近には多数のペンションが有りますので、前泊にも困りません。

標高は約1530m(女神湖付近)ほどある場所で、コースは一周15kmほど。
ここを誰が一番速く10周(今回は9周)出来るかを競う、オフロードバイクレースです。
ただし一般のレースとは違い、参加者がそれぞれのペースで「今回は何周できるか?」なんてのを楽しむレースでもあります。

このレースの特徴は「初心者大歓迎&仮装大歓迎」なこと。
毎回、アレコレと工夫を凝らした仮装で走るライダーが見られます。
スクーターとかで「なん周できるか?」にチャレンジする人だっています。
(ちなみにYさんは、2回前の女神湖では「モンキーBaja」で5周した強者。)

また、二人でペアを組んで1台を交代しながら走らせることも出来ますので、技量にあった走り方が出来ます。
(ペアの片方の最低周回数規定などはなく、自由に配分を決められます。)
以前は300台参加するなど「参加希望者が多すぎて抽選制」な時代もありましたが、今は参加台数が少なくなり、出たいと思えば必ず出られます。
参加台数が少なくなった結果、渋滞することもなくなり、思い思いのペースで走れるようになりました。

クラス分けは下記の通りです。

・Sクラス(エンデューロマシン)
・Aクラス(126cc以上)
・Bクラス(81〜125cc)
・Cクラス(80cc以下)
・Lクラス(女性)
・Xクラス(コミカル、要するに仮装して走る)

コース中の最高標高は約1600m、最低標高は約1250mと標高差350mある「下って登る」様な感じになっています。
直線区間は少なく、コーナーの多い全体的にクネクネとしたテクニカルなコースです。
路面状態は、初心者にはかなり厳し目なガレ場が半分、良く整備された楽しいフラットな小石や砂利道が半分です。
(最初の3km程は舗装路で、通常はここがピットエリアとなっています。)
地図には出ていませんが、舗装路を過ぎた場所から最初のガレ場までの間に「特設ウッズセクション」が今回は200mほど用意されました。
ウッズセクション、迷路のようでなかなか楽しめます


コース高低表(路面の内容説明付き)

ちなみに「本当のオフロード初心者」の場合には、注意事項があります。
「スタート時はできるだけ後からスタートすること」と「コース構成を頭に入れて心の準備をし、飲み物持参で休憩しながら走ること」です。

レーススタートは基本的にゼッケン順なんですが、自分の判断で後からスタートしても構いません。
どうしてもスタート時だけは狭い道へ一斉にコースインするため、その混乱が初心者には大変怖いと思われます。
しかも最初がガレ場のために大変な恐怖感を味わうことになり、戦意喪失して走行不能になるケースがあるのです。
(慣れていてもなかり怖いですからねぇ・・・「今転けたら終わり!!」って感じで。)
そうならないために初心者はスタートの混乱を避けて、自分のペースでコースインしたほうが良いのです。

コース構成は最初のガレ場は比較的短く穏やか(^^)なんですが、コース中間のガレ場はそこそこ強烈です・・・。
でも、そこを乗り切れば次第にフラットな道に変わってきます、「やったぁ!」って感じで結構嬉しいですよ。(^^)
コース構成を頭に入れて心の準備ができていれば、それなりに耐えられるモノです。
一気に走破しようとしなければ、スクーターとかだって何周もできるんですから。

コース途中3カ所にはオフィシャルが待機しているポイントがありますし、ちょっと広い場所だってあります。
初心者の場合には無理をせず、疲労具合に合わせて休憩しながら進むのが良いでしょう。
休憩時に給水できるようにするために、飲み物をキャメルバックなどで必ず持参してください。
(トップが1周22分程度かかります、初心者だと40分〜1時間はピットに戻れません。)
ちなみに、スクーターとかで行く連中は最初から「判っている」ので、途中で「お弁当食べながら」休憩兼観戦していたりもします。(^^)

なお、途中でなにか問題が起こっても、マーシャルバイクも数台が常時周回していますので安心です。
もしもの場合には、オフィシャル待機ポイントから四駆が出動し収容して地元病院へ緊急搬送する体制になっています。
またエントリーフィーには障害保険も含まれています。
(額は少ないですが)

ちなみに、オフィシャルやマーシャルバイク乗りは、皆気のいい奴らなのでご心配なく。
特に女性には滅茶苦茶甘・・・いや、やさしい奴らです。(^^)


コース途上でバイクが壊れ自走不能になっても、必要ならレース終了後にオフィシャル四駆に積んでピットまで戻れます。
(基本的にはレース終了後に、ご自身の車にて回収なんですが。)
レース終了後にはマーシャルバイクが最終確認で周回しますので、コース途上にひとりぼっちで置き去りになる事はありません、その点も安心です。

トイレも、通常はピットエリアに仮設トイレが設置されますので、女性も概ね困りません。
ピットエリアでは、同行した人たちがバーベキューやっていたりと、思い思いに楽しんでいます。
そういったことが「初心者にも安心して楽しめる」レースのゆえんです。

ゼッケンMはマーシャルバイクです。彼らがレース中も数台周回しています。

レースはこのコースをトップが10周(今回は9周)した時点で、チェッカーが振られます。
トップは一周を20分〜22分で周回するため、その10周分の220分ほどでレースは終了します。
(レーススタートは、いつもだいたい10時頃です。)
トップゴール時点から一定時間内にゴールしないとDNF(未完走)扱いとなりますから、その点だけはご注意を。
(対処方法は後述します。)

次回は2008年の春〜夏に開催見込みだそうですので、あなたもご一緒しませんか?(^^)
「前回はx周しかできなかったから、今回はもう一周は行く!」とか、自分なりの目標をもつと更に楽しめますよ。
私たちの目標は「次回はもっと仮装に凝る!」でしょうかねぇ?Yさん。(^^)

 

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