金剛登山に挑戦!    1996年5月4日


金剛山は大阪府の最高峰です。手軽なハイキングコースとして知られていますが、今回登った妙見谷は 結構上級者向けの厳しいコースです。
普段はめったにpapaとmamaを独占できないkayoですが、お姉ちゃんと弟がじいちゃんのところへいったのをさいわいに、3人で難コースに挑戦しました。

 登山口についたのはもう午後1時頃。小さな沢をたどっていってゆっくりと高度を稼いでいきます。

30分ほどで遅めのお昼ご飯。大好きなおにぎりを頬張るkayo。

「あー、食った食った。まだまだ登るのかな。」

途中の滝ではいポーズ!このときはまだまだ余裕があったのだが、、、

だんだんと険しくなっていく登山道。mamaの顔もだんだんひきつってきた。

道がだんだんと無くなってくる。急傾斜の岩場をよじ登るkayo。

実はこの先道に迷って、急斜面のガレ場で立ち往生してしまいました。しかも雨が、、、。
一瞬papaの脳裏に「ゴールデンウイークに軽装備の親子登山、遭難!」の新聞記事が、、、。結局何とか迷う前の分岐点まで戻って正しい道を見つけることができましたが、本当に危なかった、、。

無事頂上に着き、下山途中の千早城跡にて。


自閉症の子どもをつれてなんと無謀なと思われる方もあると思います。しかしわたしたち(papa&mama) は、障害を持ってるんだからこれくらいでいい、という言い訳がそのこの可能性の芽をつみ取ってしまうのを恐れます。急斜面でバランスを崩すのにもかかわらずmamaに抱きつこうとするkayoをmamaは「自分を足でのぼらんとだれもたすけてくれんのや!」と叱責しました。kayoは泣き叫びながらも自分の足を使って前に行こうとしていきました。

kayoが人生において自分の足で前に進める可能性は少ないでしょうが、すこしでも自分の力で動けるように育てていきたいと感じております。