手塚治虫研究・伝言板 2003年1-7月



PS2用「どろろ」?

七四式 (2003/07/03 13:44)

わたしはアダルトものを含めてゲームは好きなんですが、手塚作品のゲーム化は本当に少ないですね。プレイしたことないけど、ク○ゲーとしてよく出されるファミコン版「鉄腕アトム」のみが有名(悪名だけど)です。BJをゲーム化といっても難しいだろうし・・。

・・・と思っていたら、PS2用にセガが「どろろ」をゲーム化!?
信じられないけど計画にはあがっているんですね〜。↓ここ。

http://sega.jp/studio/wow.html



0マン

七四式 (2003/06/30 23:40)

「0マン」、本当に残念ですね。今のデジタル技術ならほぼ完璧な復刻版は可能だと思いますが、売れるかどうかの問題なのでしょうね。せめてアニメ化されていれば、と思いますが、今は無理。
ところで、「0マン」を読み直したら、なんだか北のある国とその独裁者を連想してしまいました。均一的な生活、大神官への絶対忠誠、でも国民は人間の生活にあこがれる・・う〜ん、時代が変わると読み方も変わってしまします。

いずれチャンスがあれば劇場版アニメにして欲しいです。見ごたえのあるストーリーになると思いますよ。



サンコミの0マンのトレース

ヒゲなしオヤジ (2003/06/30 02:52)

講談社手塚全集は、きちんとしたトレースが出来なかったのは、気の毒な訳があるのです。
毎月4冊の刊行を目標としていたのですが、すでにどこかで出版されたか比較的新作は
すぐ出た(予定通りに)のですが、ファンがウワサだけで手に入れることがほとんど無理な
本当に待ち望んだものは、遅れる、遅れる(笑)。毎月がっかりした記憶が鮮明です。
そういうハードスケジュールだったから、仕方が無いと思います。
不完全なかたちでも、400巻の安価な手塚全集というのは偉業ですよ、と思います。

だけど、サン・コミックスの『0マン』は、がっかりしましたよ、本当に・・・
小学生の時に読んだ、あの興奮が、と思うと居てもたっても、いられませんでした。
しかし、残念なことに、へろへろの線のトレースがめちゃくちゃ興醒め!!
アシスタントの人というのは、かなり手塚先生の描線に近いものを描ける人が揃っている
のですが、あのサンコミの『0マン』は・・・
ええぃ!今思い出しても腹の立つ!!ぷんぷん!!



消えた原稿

七四式 (2003/06/29 10:47)

>こうしてみると0マンは完成度の高い作品ですね

ある意味、手塚の連載長編、とくにSF作品としては最後まで破綻せず投げやりになっていない稀有の作品かも知れませんね。

>原作者とアシスタントのトレースなのでどれが生原稿なのか読みなれた人でも区別がつかないとか…

ここらの話は噂話の域をなかなか出ませんね。過去の手塚番がそろそろ実情をはっきりと言ってもいいのではないでしょうか。手塚はトレース、そっくり描き直し、変更描き直し、といろいろやっているので、一種類を持っていても油断できません。細かいところは違うがキャラはそっくり=手塚によるトレース、細かいところはそっくりだがキャラのイメージがなんとなく違う=他人によるトレース、でしょうか。その点、「0マン」のトレース部分は残念ながら画家としてのレベルは低いですね。

>「『鉄腕アトム』の原稿は全てなくしました。」とおっしゃってました

手塚に限っては作者の言葉が一番信用できませんから・・。
でも、連載当時の原稿は切り貼りされて跡形もなくなっているという意味では「原稿はなくなった」ことは正しいと思います。あと、カラーページは誰かにあげちゃうのか盗まれるのかトレース風になっていることがアトムでは多いみたいです。(または「宇宙の寄生虫」のように単行本化時にカラーページはすべてカットしちゃう)

それにしても紛失した原稿はいったいどこへ行っているんでしょうね。闇マーケットに出ているのかな〜?あまり聞いたことないけど。電車かどこかに置き忘れたという「ジャングル大帝」の前半の原稿は今どこにあるのかな?



講談社手塚全集はトレースが多い

きらら (2003/06/29 01:44)

七四式さん
>週刊誌でのはじめてのSF作品のテーマに、不満足な結果に終わった「アトム大使」の焼き直しを手塚がトライしたことも考えられます。

こうしてみると0マンは完成度の高い作品ですね。
講談社手塚全集って大部分がトレースなんだとか…漫画評論家の夏目さんのお話なんですが…
原作者とアシスタントのトレースなのでどれが生原稿なのか読みなれた人でも区別がつかないとか…
そういや手塚さんTV番組で『メトロポリス』の話をやっていたときNHKか?
「『鉄腕アトム』の原稿は全てなくしました。」とおっしゃってました〜ゲストの人が仰天してましたが
全てとはちと大袈裟ですが0マン原稿紛失は大いにありえます。



Re:「0マン」のトレース部分

ヒゲなしオヤジ (2003/06/28 23:12)

○七四式さま
丁寧に調べていただき誠にありがとうございます!
鈴木出版の「0マン」から既に、他人の手と思われるトレースが施されていたのですか・・・
かなりショックです・・・
一番最初の集英社版は、まず絶対、確実無比、入手不可能ですから涙です・・・

トレースになったのは、私の邪推では「原稿の紛失に依る」のではないでしょうか?
手塚FCに聞いてみたいですね。
二日ばかり前に捕まった「ブラック・ジャック26巻・海賊版」のような人が出ないうちに
なんとか完璧版が出版されないものでしょうかね・・・
連載されていた「少年サンデー」を集めるというのも現実的でないし・・・

七四式さん、お持ちの集英社版0マンは、国宝ですから、大事にしてあげて下さいネ!
もう、家宝などという生易しいレベルではありませんよ(笑)



「0マン」のトレース部分

七四式 (2003/06/28 22:41)

 「0マン」のトレース部分は手塚治虫全集(全四巻)でいうと、第三巻の170ページ(革命)から第四巻の85ページ(お母さんと一緒の場面)までのすべてです。描線に勢いがない、というか、なんとなく変でしょう?細かいところまで忠実にトレースしていますが、悲しいことに手塚独自の線の流れが見られません。

これは集英社版の第六巻の原稿をまるごと紛失したためみたいですね。



集英社版「0マン」

七四式 (2003/06/28 22:24)

○ヒゲなしオヤジ様
『0マン』の初期単行本について確認しました。

集英社版(全七巻)の五年後に出された鈴木出版版(全七巻)ですでに第六巻の他人によるトレースがありました(まるまる一巻分)。現在手に入るすべての『0マン』はトレース版が全体の7分の1、含まれています。また集英社版と鈴木出版版にみられた富士山の秘密基地でリッキーらの活躍の一部が現在の版ではカットされています(カットした方が良かった部分です)。

というわけで、連載版は別にしてオリジナルに最も近いのは集英社版しかないという結論です。復刻するならコレをお願い。

ところで集英社版を読み直していたら、第2巻のあとがきが興味深かったので下に再録します。

「0マンは週間少年サンデーで昭和34年8月から連載している長編科学冒険漫画です。0マンという題を決めるには、ずいぶん苦しみました。あまりとっぴな題なので、はじめは読者の皆さんに、なじんでもられるだろうかと心配でした。そのころ、スーパーマンが全盛で、どの科学漫画も、スーパーマンのような人間が主人公でしたので、こんな妙なシッポのはえた少年が主役では、受けるだろうかという気がかりもありました。でももう今では、0マンはわたしの作品の中でもジャングル大帝と並べたいほどの大きな物語になり、わたしも自信をもって書き続けています。今もって謎とされている雪男の正体がわかるのも、そう遠くないでしょうが、もし雪男が0マンのような生き物でなくとも、どうかリッキーや0マンたちのことを、いつまでも思い出してやって頂ければと思います」

少なくとも当時、手塚はかなり作品に入れ込んでいたようです(おかげでアトムがトホホ)。



「0マン」と「アトム大使」

七四式 (2003/06/27 23:10)

これは面白い説で、尻尾を失ったリッキー=人間でも0マンでもない=アトムと同じ立場で、世界の滅亡を二つの対立するグループの調整に努める、という面から見ると「アトム大使」に似てないこともありませんね。週刊誌でのはじめてのSF作品のテーマに、不満足な結果に終わった「アトム大使」の焼き直しを手塚がトライしたことも考えられます。

ただ、「アトム大使」自体、紆余曲折を経て作られた作品ですし(最初の構想では天馬博士の息子がケン一だった)、その他に似ているところがほとんどないことを考えると、「アトム大使」=「0マン」説は現存する作品だけを見る限り信憑性は薄いと思います。



0マンはアトム大使の改訂版?

きらら (2003/06/27 21:39)

こんにちは七四式さんの掲示板が使えないのでお借りします。
なんかで聞いたのですが『0マン』は『アトム大使』の焼き直し版なる話を聞いたことがあります。
七四式が講談社版以外でお読みになった版でそのような印象がおありになったのでしょうか。
講談社版『0マン』ではなるほどそんな気がします。リス人間=もうひとつの地球人、細胞縮小液=ブコワース光線など…



掲示板とかダンとか

七四式 (2003/06/26 12:59)

○ヒゲなしオヤジ様
>『赤い馬』の掲示板『まぼろしクラブ』ですが

以前から調子が悪かったのですが、最近はほとんど使い物になりません。そろそろ破棄した新しい掲示板を作り(借りるんだけど)たいと思います。もうしばらくお待ち下さい。

『勇者ダン』は、当時の読者には受け入れられなかったみたいですが、あの頃、劇画界というか貸本世界では朝鮮人問題、被爆問題、などいろいろストレートな形で表現された作品があったことから手塚が、じゃ雑誌でも、とがんばってみたのでは?と推測しています。



Re:『0マンと『勇者ダン』

ヒゲなしオヤジ (2003/06/26 01:38)

>七四式さん
鈴木書店版と、講談社版の『0マン』、ほとんど同じとのこと、貴重な情報、ありがとうございます。『0マン』にとって少数民族のことは主題のひとつですので、より完全な形で後世に伝えられ
ていってもらいたいものです。  構想ノートは存在する可能性は高いと感じます。
あの年代的に古い『アトム』でさえあるのですから、存在してもおかしくない、と思います。
ただ、出版しても商業的に成功する可能性は少ないのが欠点でしょうね。
「愛蔵版」とか「限定版」で部数・期間限定で出る可能性もありますが、経済的に余裕の無い
ファンや、それほど情報に詳しくないライトなファンを見捨てるようで、生前の手塚先生の
主旨に大きく外れるようで、私はこの手の物には懐疑的です。
でも、アトムの「ハッピーBOX」は買いました!嬉しかった!(矛盾だらけ・・・)

『勇者ダン』、私もしばらく読んでいませんでしたので(全集版はあるんですが・・)通読した
のですが、ダンとコタンの愛情関係がおおいになかせますね!
『ラスト』のダンを抱いて泣くコタンの場面、私も一番記憶に残っています。
ストーリーの骨格は『三つ目が通る』によくにておりますね。
○○○の民族を扱った手塚作品というと『シュマリ』ぐらいですよね?

ところで、七四式さん、『赤い馬』の掲示板『まぼろしクラブ』ですが、昨日から
アクセスできないのですが・・・私のPCの環境のせいかもしれませんが、一応。
                     ではでは



『0マン』と『勇者ダン』

七四式 (2003/06/25 23:23)

わたしの家の近くになんと古本屋(すごく古い店)があるのです。
そこで○十年前に鈴木書店版『Oマン』を借りて読みました。その店には信じられないことに少女クラブ版『リボンの騎士』まであったのです(もちろん最初の単行本)。いつからやってるんだ、この店?

鈴木書店版『0マン』は今の全集版とほとんど同じです。大きなカットはない(はず)ですよ。今手元にないので確認できませんが。わたしも初めて『0マン』を読んだときその密な構成に驚いたものです。構想ノートとかが残っていると面白いのですけどね。

『勇者ダン』・・あぁ、しばらく読んでいません。ラストの死んだダンに抱いて泣いている主人公の絵がしっかりと記憶に残っています。アイヌを扱った、またはアイヌが主人公のコミックってほとんどないですね。



現在の漫画家

ゆうき (2003/06/25 11:31)

手塚氏ほどの漫画家は現在いるのでしょうか?手塚漫画しか見ない私にはわかりません。いるなら紹介願います



私の読んだ0マンは別冊少年ブック

ヒゲなしオヤジ (2003/06/24 22:18)

○七四式様
公式手塚治虫ファンクラブのサイトで調べましたら、1966年発行の別冊少年ブックの
0マン上下2巻に間違いないようです。
小学校低学年の時に、近所の一つ年上の女の子と、一冊は自分が、もう一冊は女の子が買って
お互いに貸し合って読んだ記憶があります。たしか一冊が300円台で、当時の月刊誌などは
200円だったので、子供心に高価な印象があります。(ですから二人で買ったわけです。)

読了したあとは、自分がまったく知らない異世界を味わった興奮で、しばし放心状態だったのを
今でもはっきり憶えております。
最初に出た集英社版と鈴木出版は7巻ですし、別冊少年ブックの0マンはダイジェスト版だった
可能性もありますが、(一冊の厚さは、3cm以下だったように思いますから)
しかしながら、少年期に名作と出会えたことは幸福でした。
サン・コミ以降の0マンは4巻ぐらいが定番のようですが、最初の集英社と鈴木出版は7巻と
いうのは、どういうことなのでしょうね? これ以降の0マンはカット部分のある短縮版なの
でしょうか?
鈴木出版をお持ちの方、ご存知でしたら私の疑問を解いていただければ、幸いです。
(もー、こーなったら少年サンデー連載・完全版の登場をシュプレヒコールするしか
ありませんね。笑)                             ではでは

追伸 「まんだらけ」でゴールデン・コミックスの『勇者ダン』を今日買いました♪
『勇者ダン』も好きな作品なんです。最近の『勇者ダン』は民族上の表現の問題で、花丸博士が
○○○出身ではない、ことになっているのですが、仕方の無いことなのでしょうか?
私には作品の内容、花丸博士が自分のことを言った状況などを考えると、手塚先生がある民族を
おとしめたり、からかう意図ではなく、かえって民族の平等性を訴えた素晴らしい表現に
思えてしかたがないのですが・・・



BJはねぇ・・・

七四式 (2003/06/23 22:11)

「ブラックジャック」連載中でもチャンピオンの読者欄でいろいろクレームがつけられていましたね。「医学的に描写が不適切だ」というのから、「子供が医者になろうとして困る」という母親や、「気持ち悪いから連載をやめて」というのまで。こういう投稿があること自体人気があることであり、だから編集部でもわざわざ掲載するのでしょう。

BJに関して言えば、わたしはファンタジー色の強い初期作品(人間鳥とか)は好きですが、リアルな病気の話や人情話が続くようになってからは、繰り返して読むことがなくなりました。なんだか手塚作品のようじゃない感じがして・・。



復刻できないものも有りますね

ヒゲなしオヤジ (2003/06/23 21:19)

○七四式様
今宵は短文にて失礼いたします。明日の朝が早いもので、ゆっくりとお話できず残念です。
『ブラック・ジャック』チャンピオン版でしか無い、ある作品を考えてみたことがあったの
ですが、病気が不治の病に近い難病で、マンガの中ではブラック・ジャックが快刀乱麻で
解決して、めでたし、めでたし、なのですが、現実に帰ると医療関係者以外の素人が、
病気の断片的知識だけを知ってしまうのは、私の考えでは反対です。
『ブラック・ジャック』の知識だけを疾病者の子供やその家族が知ってしまうと、まず不安と
絶望に出会う、のではないかと想像してしまいます。
手塚ファンとしては不本意なことですが、いつの日か治療法が見つかるまで封殺してしまった
ほうが社会人の良心として妥当な作品もあるようです。
ポジティブに考えれば『偉大なるゼオ』のタイムカプセルに加えると考えてはどうでしょう?



復刻してくれるかな

七四式 (2003/06/23 13:57)

○ヒゲなしオヤジ様
『ブラックジャック完全版』〜収録されていない作品だけじゃなく小さな訂正もされていない状態でまとめて出版は無理なんでしょうか。出版社が自主規制しているだけじゃないかと思うのですけどね。

『漫画少年版ジャングル大帝』〜これは京都FCからの本で入手可能ですね。ちょっと高いけど。

『バンビ』『ピノキオ』〜『キングコング』はともかく、ディズニー関連は永久に復刻は不可能でしょう。『ピノキオ』の表紙が立ち姿版はヤフーのオークションに今出ていますよ。20万円ぐらいだったかな・・(うわっ)。

『アトム』はそりゃ何といっても雑誌連載版がベストですね。光文社も小出しに出さず、まとめて復刻してくれればいいのに。あぶないセリフは伏字にしてもいいから。

『0マン』〜集英社版は鈴木出版は同じなのですか?鈴木出版の手塚全集版の0マン(全7巻)はオークションでよく登場しますね。一冊2000円ぐらいかな。
本当はサンデー連載版がほしいのですが、国会図書館などへ行ってもコピーの手続きも面倒だし、そもそも欠番が多いので全冊入手はほとんど不可能でしょうね。



Re:復刻 訂正事項

ヒゲなしオヤジ (2003/06/23 02:22)

あっ、すいません!
あわててハンドルネームを、他の趣味のと間違えました(恥ずかしい・・・・・)
『グランドパワー』こと『ヒゲなしオヤジ』であります。
手塚先生も「あわてんぼ」でしたようで、ファンの私も負けず劣らずの「あわてんぼ」です。
え〜、お後がよろしいようで(笑)



Re:復刻

グランドパワー (2003/06/23 02:14)

>七四式様
どうも、はじめましてです!
復刊ドットコムでは十数冊リクエストしました。
記憶で鮮明なのは、『ブラック・ジャック完全版』と『漫画少年版ジャングル大帝』、
『バンビ』に『ピノキオ』、『キングコング』(版権で無理でしょうね・・・)
『私家版ヒゲオヤヂ・シリーズ』などなど。
ドットコムでも「ヒゲなしオヤジ」のハンドルネームを使いましたので、お暇があれば
ご覧になってくださいマセ。
講談社の全集も、完全版とは言いがたいですし、個人的には『0マン』がサン・コミから
一部原稿紛失の為か代筆者の手によって描かれており、手塚先生独特の描線が拝見出来ないのは
残念至極なことです。
ちなみに『0マン』は大昔の集英社、B5判で洗礼を受けておりますので、あの素晴らしい描線を
生きているうちに、もう一度見てみたい、と念願しております。
『アトム』は・・・一体どれだけのバージョンが世の中に出ているのやら・・・
『少年・連載版・究極の完璧バージョン』などという物が出版されたら、うれしいのですが。
かなり「無い物ねだり」ですね。 自覚しております(笑)



復刻

七四式 (2003/06/22 19:47)

ヒゲなしおやじ様、はじめまして。
復刊ドットコムでは何をリクエストしましたか?

光文社ではアトムの最初の三冊の単行本復刻を計画しているみたいですよ(違う説もあり)。鈴木出版の選集とか今ではなかなか手にはいらない作品を復刻して欲しいです。

http://homepage2.nifty.com/074/atom00.htm



同好の士、見つかる(涙)

ヒゲなしオヤジ (2003/06/22 06:38)

はじめまして!
Googleで検索しているうちに、こちらにお邪魔しました。
自分では手塚治虫先生のファンだと思っていたのですが、世の中広いですね。
こんなにマニアック(良い意味で)な方々がおみえになるとは!絶句です!!
こちらの掲示板で紹介されてみえた「復刊ドットコム」で手塚先生の作品に
リクエストを散々してきたところです。
また、お邪魔すると思いますのでよろしく!! ではでは



セル画

みるく (2003/06/18 09:52)

はじめまして。
手塚プロにバイトに行っていた頃にゲッツしました
セル画を、管理の
もっとよい持ち主へわたって欲しいと
オークションにだしました。
http://www.nan-de-mo.com/cgi-bin/catalogue.cgi
もしよかったら、行って見てください。



「わたしの太陽」の謎

七四式 (2003/06/11 23:44)

アトムの「人工太陽球」で金三角の演奏する「わたしの太陽」とは?

「オーソレミヨ」の説以外に、もう一つ気がつきました。

「人工太陽球」で「わたしの太陽」が登場するのは昭和35年1月号。
そして、その半年前の昭和34年6月号の「光」に「わたしの太陽」が!

たぶん手塚が書いた歌詞でしょうが、光が登場するときに歌います。
歌詞は・・

はればれと日はかがやき
はれた瞳、もつはだれぞ
空の奥、光みちて・・・

あんがいアトムが演奏したのはこの曲かも知れません・・でもどんな曲なんだ?



家出アトム五部作

七四式 (2003/06/08 23:37)

最近、雑誌版アトムを読み直して気づいたのですが、「キリストの目」から「地底戦車」まで連続性がすごく強いんですよね。題して「家出アトム五部作」。

「キリストの目」:アトム家出をする。
「イワンのばか」:家出したアトムはタイタン号の空気取り入れ口で寝ている間に宇宙へ。帽子姿の天馬博士に助けられる。
「エジプト陰謀団」:月から帰ったアトムは両親と和解。ヒゲオヤジが陰謀団の手によって絵エジプトへ誘拐される。アトムは天馬博士に助けられる。
「ガデム」:エジプトからの帰りの船の上でアトムは事件に巻き込まれる。
「地底戦車」:エジプト陰謀団の手によって犬の面をつけられ砂漠に捨てられたヒゲオヤジは鬼火仮面に救われる。

それまでのアトムより連続性を強めて「連続活劇」風のスタイルにしようとしたのかな。



白拍子先生って・・・

七四式 (2003/06/08 23:29)

>『バンパイヤ』の主人公トッペイが大人になった姿」と

本日確認しました。それはないでしょう。誰が言い出したのでしょうね〜。BJの中にはちゃんとトッペイが登場している回もありますから。

それにしても別冊宝島、手塚関係ではアトムが先に出るかと思っていたらBJですか・・。やっぱりというか何と言おうか・・。BJ(特に初期)のオモシロさは楽屋落ちの楽しさですから、こんなにメジャーな人気作になるとは誰も考えなかったでしょう。



白拍子先生

満男 (2003/06/07 00:26)

 きょう本屋に行ったら、宝島社から別冊宝島の一冊として「ブラック・ジャック完全読本」なるものが出ていて、さっそく買い求めました。内容自体はそれほど新味はなく、OAVやVシネマなどのBJの映像版について触れられているところがデータとして価値があるか、という程度のものでした。

 ところでこの本を読んでいてちょっと引っかかったのが、原作の「白い正義」や「腫瘍狩り」に登場する白拍子教授を、「『バンパイヤ』の主人公トッペイが大人になった姿」と表現されていたことです。たしかに髪型だけならトッペイのようにも見えなくはないですけど、あのキャラは「ブッダ」を流用したものではないのでしょうか。実際、「腫瘍狩り」では眉間のところに白毫のようなほくろも書き込まれてますし。

 些細なことですが、気になったので書き込んでおきます。



HGウェルズの短編と水木

佐藤和美 (2003/06/03 14:23)

七四式さん
>HGウェルズの有名な短編に「塀についたドア」という話があります(ウェルズ短編集に収録)。

私がHGウェルズの短編集(創元社の文庫)を読んだのは、高校生の頃だったと思いますが、
「塀のドア」ともう一つ、「水晶で異世界をのぞく」という話があって鬼太郎の「地獄流し」に似てるなと思ったものです。その後わかったのは、「地獄流し」以前にすでに貸本時代に同テーマの作品があって、「地獄流し」以上にウェルズ作品に似てるということでした。



手塚と水木

佐藤和美 (2003/06/03 12:37)

クロダさん
>手塚と水木は仲が悪く手塚の職人的勤勉さを棺おけ職人として諷刺した作品があるのですが、

たしか『一番病』っていう題でしたよね。

私が手塚と水木の関係でよくわからないのは『妖怪天国』(手塚眞監督)の一件です。
手塚が水木に出演を依頼し、水木がこれを受けた。
これをどう考えればいいのか?



あめふり小僧とHGウェルズ

七四式 (2003/06/02 01:03)

○クロダさま
ご存知かも知れませんが、HGウェルズの有名な短編に「塀についたドア」という話があります(ウェルズ短編集に収録)。

孤独な少年がある塀づたいに歩いているとドアが開いてみたこともない少年が「いっしょに遊ぼうよ」と彼を誘います。そのドアの中は広い草原でライオンが寝ていたり、とても現実のものとは思えません。「また明日かならず遊びに来るよ」と別れを惜しむ少年と離れてドアを出た主人公は二度とそのドアを見つけることができず大人になります。高名な政治家になった彼は友人にその昔話をして、「実はつい最近そのドアを見つけたんだよ」と打ち明けます。翌日、主人公は工事現場で墜落死した姿で発見されました。「彼は本当にあのドアを見つけたのだろうか」友人はつぶやきます。

わたしはたまたまこの本を読んだ直後に水木しげる作品をみて、「なあんだ、そっくりだ」と母親に言った記憶があります。たしかに違いはありますが子供心にはそのイメージはそっくり同じ作品のように思えたのですね。

ただ、「塀についたドア」はかなり有名な作品でよくいろんな小説家が子供時代に読んで思い出に残っていると書いていますし、乱歩も「読むべきミステリー100」の中にあげていますから、水木や手塚が昔読んでそれが心の奥底に残っていたという可能性もあると思いますよ。



あめふり小僧と丸い輪の世界

クロダ (2003/06/01 22:38)

誰かが書いてるかもしれませんが、水木しげるの「丸い輪のせかい」はおさなく死に別れた妹と不思議な草原で何度か出現する空中の丸い輪を通ってあえた。いつしか丸い輪も出てこず会えなくなったというお話です。手塚の作品はひょんなきっかけで知り合った小僧と主人公の交友です。中年になった主人公がすっかり忘れていた子どもの頃の約束を思い出し小僧に会いにゆくとずっと橋で待っていた小僧は再会を喜びつつも霧のように消え去ってしまった・・・
手塚と水木は仲が悪く手塚の職人的勤勉さを棺おけ職人として諷刺した作品があるのですが、再開の喜び切なさを書いた二つの作品は非常に似た味わいで共に傑作です。手塚は動きが少なくて紙芝居をルーツとする異質な水木作品をひそかに愛読していたのではと想像します。そう言えば手塚も沢山民話風の作品を書いていました。



マクベス、ファウスト、孫悟空

花辺 (2003/05/30 01:54)

「バンパイヤ」がマクベスを下敷きにしていることは有名ですが、
私は、その遥か以前に別の作者の作品でマクベスの話を知っていた
ので、直ぐにマクベスとの関連に気づきました。気づいたから偉い
訳ではないのですが、妙に嬉しかった記憶が有ります。
同じように「百物語」がファウストを下敷きにしていることも直ぐ
に気づきました。手塚先生へのファンレターにその旨書いた覚えが
有ります。
マクベス、ファウストは、様々な形で手塚作品に影響を与えている
と思われますが、孫悟空も大きな影響を与えていると思います。そ
の名もずばり「僕の孫悟空」と言うのも有りますが、アトムも孫悟
空がモデルになっているような気がします。「人口太陽球の巻」の
苦闘する姿は火焔山の孫悟空を思わせます。孫悟空は、手塚作品だ
けでなく、実に様々な作家に影響を与えており、日本のコミックの
源流の一つと言っても良いでしょう。
手塚作品は他にも色々な作品の影響を受けていますが、「バンパイ
ヤ」や「百物語」のように主役の名前にその痕跡が明白な作品も有
れば、「ロック冒険記」のようにストレートには分からないものも
有ります。実はチャペックの「山椒魚戦争」を読んだのは、この作
品がその影響を受けていると、どこかの解説で読んだからでした。
そして、なるほどそうだと思いましたが、同時に原作を完全に消化
吸収して、あくまでも手塚治虫の作品として完成していることに感
嘆しました。それは、文字通り原作を漫画化している「ファウスト」
や「罪と罰」でも言えることです。下敷きになっている作品が有る
場合、両方読むことで、プラスアルファの面白さが出てくると思い
ます。



バージョンあれこれ

花辺 (2003/05/30 01:25)

初めて投稿します。
他の方も色々書かれていますが、手塚先生の作品には色々な
バージョンが有ります。そのため、自分の知っているバージ
ョンよりもっと面白い、あるいは感動的なバージョンが有る
のではないかと不安になります。
例えば、「ロック冒険記」や「太平洋X点」のラストは、単行
本化の際に書き換えられて全く印象の異なるものになりました。
どちらも単行本バージョンの方が余韻が深くて素晴らしいと
思いますが、特に「X点」のラストは人間とは何かを深く考え
させる、最高のラストシーンです。これらは、手塚先生の意思
で書き換えたものでしょうか。
逆にオリジナル版の方が優れていると思えるものも有ります。
例えば、「鉄腕アトム」の「幽霊製造機」は、オリジナル版の
方が深みが有りました。また、確か「黄色い馬」と「アルプス
の決闘」はオリジナルでは一つの作品だったのを分割したと
思いますが、私はオリジナルの方が好きでした。これらが手塚
先生の意思で変えたのか、出版社の都合なのか、そこらは分か
りませんが、私としては自分の好きな方を手塚先生の本心だと
思うことにしています。
「地球を呑む」も単行本化の際にカットされた部分が多いよう
に思います。それによってすっきりした面もありますが、オリ
ジナルの遊び心が無くなったような気もします。こうなると、
どちらが良いとも言えません。
そんな訳で、手塚先生の本が出ると、既に持っている作品でも
気になります。新しい本を見て、思わぬ発見をして嬉しくなる
ことも有ります。もし、面白い例が有ったら紹介してください。



図説・鉄腕アトム

七四式 (2003/05/25 20:11)

河出書房から「図説・鉄腕アトム」が発売になりました。
珍しい画像がたくさんありますよ。「イワンのばか」や「アルプスの決闘」の天馬博士とか。

それにアトム大使の構想ノート。二年くらい前から練りに練っていたんですね、あの話は。花丸博士とレッド公がそれぞれお茶の水博士と天馬博士にイメージが変わっていって・・とか。
アトムファンはぜひどうぞ(1800円)。

http://homepage2.nifty.com/074/atom00.htm



みんなどこかへ行っちゃった♪

七四式 (2003/05/25 20:08)

谷川一彦の近況・・というかその後は聞いたことがありませんね。

少女クラブかな?「リボンの騎士」が掲載されていた頃に短編を載せていました。昭和34年くらいまで。貸本マンガも出ていた筈です。この頃の少女貸本マンガ画家にはすごい腕の人がときどき見られるのですが、いったいアレからどうなったのか?と不思議になること請け合いですよ。有名なのは遠藤信一で、「当時の手塚治虫に匹敵する画力」、「手塚のアシスタントをしていたのではないか」と評価されるくらいの上手さ(というか手塚そっくり)です。どうして消えていったのでしょうね〜。



谷川一彦のメトロポリス

クロダ (2003/05/25 00:10)

大都会メトロポリス原作・手塚治虫 文・郷のりやす え・谷川一彦)という作品が鉄腕アトムクラブの1965年新年号に掲載されました。
谷川一彦が手塚の弟子になるといって広島を出たのは昭和30年少し過ぎと思われますが昭和35年以後自分の作品はないようです。
名作の再漫画化だとすれば相当手塚治虫に近い関係と思われるのに手塚治虫関係の本を見た中で全く谷川の名は出てきません。谷川一彦は
筆名にみえますが本名で、別にペンネームがあったのかもしれません。谷川さんの消息その後の消息も作品もわかりません。どなたかの情報お待ちします。



秋田書店サンデーコミックス『バンパイヤ』

佐藤和美 (2003/05/10 15:32)

秋田書店サンデーコミックスの『バンパイヤ』の作者のことばは興味深いものがあります。

「バンパイヤは、わたしの恐怖三部作の第一作目にあたります。第一作が現代物、第二作が時代物、第三作を未来に設定し、この第一作を今までの手塚マンガのカラーからぬけだす糸にしたいと思います。
 バンパイヤの骨ぐみはごぞんじのように、シェイクスピアのマクベスです。わたしはマクベスに、バイタリティーにあふれた現代悪の権化を見る気がします。」

『バンパイヤ』のあとに少年サンデーに連載されたのは『どろろ』です。第二作の時代物は『どろろ』にまちがいないでしょう。じゃ、第三作の未来物は? これは描かれなかったんでしょうね。

それと、『マクベス』。
子供が『マクベス』なんて知ってるわけないですよね。
私はサンデーコミックスで、このことを初めて知りました。



どろんこ先生のモデル

佐藤和美 (2003/05/05 09:57)

どろんこ先生のモデルですが、
「中学生になると、担任の先生−坂東行和(ばんどうゆきかず)先生といって、ユニークな先生だったもので、父の漫画『どろんこ先生』のモデルになりました−が」
(手塚眞『天才の息子』ソニーマガジンズ)
だそうです。



「どろろ」の語源

佐藤和美 (2003/05/03 09:45)

「どろろ」の語源ですが、秋田書店サンデーコミックスに手塚治虫は次のように書いています。
「”どろろ”って、かわったタイトルでしょう。
じつは、ぼくの友だちの子どもが、「ドロボウ」といえなくって、カタコトで「ドロロウ」といったのをヒントにしたのです。」

さて、この「友だちの子ども」って誰なのか?

手塚眞『天才の息子』(ソニーマガジンズ)から。
「そもそも『どろろ』という題名も、ぼくがまだ幼かった頃、「泥棒」というのが発音できず「どろろお」と言っていたのからヒントを得たという話ですが、こちらはまったく覚えていません。」

だそうです。



『海蛇島』

佐藤和美 (2003/04/29 19:41)

『HAPPY BIRTHDAY BOX』の『海蛇島』ですが、

七四式さん (2002/01/21 14:51)
>昨日買った復刻版には「土人」、「きちがいっ(ナースにばけたアトムの長靴を見て婦長が叫ぶ)」など出ています。

佐藤和美 (2002/10/16 13:00)
>ちょっと心配なのは以前の書き込みにもありますが、本当の復刻なのかという点ですね。
>セリフを勝手にかえられてないかどうか。

ということで一応比較してみました。
『HAPPY BIRTHDAY BOX』、ちゃんとした復刻のようですね。

H:『HAPPY BIRTHDAY BOX』
O:『鉄腕アトムORIGINAL』
ソ:朝日ソノラマ
全:講談社全集 6刷

191コマ
H「おまちっ …このきちがいっ 病室で ながぐつをはくってことがありますかっ ……おぬぎっ」

O「おまちっ 病室で ながぐつをはくってことがありますかっ ……おぬぎっ」

ソ「お待ちっ ……この気違いっ 病室で 長ぐつをはくってことがありますかっ!!」

全「お待ちっ 病室で 長靴をはくってことがありますかっ ……おぬぎっ」

221コマの右どなりのスペース
H あくる日、東京の小学校で…

O なし

ソ なし スペース位置が左どなりに変更

全 なし

246コマ
H「なにをするんだ わからずやの土人たちめっ」

O「なにをするんだ わからずやめっ」

ソ「何をするんだ わからずやの土人たちめっ」

全「何をするんだ わからずやめっ」

259コマ
H「土人たちにかりるつもりだったんですからねえ」

O「ここでかりるつもりだったんですからねえ」

ソ「土人たちに借りるつもりだったんですからねえ」

全「借りるつもりだったんですからねえ」

260コマ
H「キャッ また土人がっ」

O「キャッ またあの人がっ」

ソ「また土人だわ」

全「またあの人だわ」



御姿拝見

七四式 (2003/04/29 14:27)

○満男さま
 確認しましたよ〜、手塚マガジン2号で。
 でも顔もほとんど見えない・・。

 他のサイトで話が出たのですが、今学年誌(四年生?)で連載中の新作アトムを収録するのもいいアイデアじゃないかと思います。どうせ単行本化されないだろうし、学年誌を買うのはおっくうだし・・。

http://homepage2.nifty.com/074/atom00.htm



雑誌…

満男 (2003/04/27 23:39)

「手塚治虫マガジン」はたしかに編集方針がよく分からない雑誌ではありますね。
もっと単行本未収録の原稿を拾い出してくれるとか、研究のコーナーを作ってくれるとかしてもいいような気もしますが。

でも最近は不況のせいで漫画の単行本も売れなくなっているのだそうで、前にどこかのサイトで読んだんですが、梶原一騎関連の権利を得て旧作の単行本を出そうとした出版社が、単行本があまりにも売れなくて頭をかかえ、仕方なく雑誌形式にして安い値段でコンビニに置いたら(最近よく見かけるやつですね)かなりの儲けになったんだとか。
手塚先生が亡くなってかなりたち、手塚治虫の現役時代を知らない世代や、あるいはアニメは知ってても原作を読んだことがないという世代が今後増えてくるわけですから、あんな雑誌形式でも、手塚作品を多くの人の目に触れる機会をつくっておくことは大事なのだと思います。あの雑誌を読みながら、この話は面白そうだから文庫本を買って読んでみようという人が一人でも現われたら、ファンの一人として素直に嬉しいです。



手塚治虫マガジン2号

七四式 (2003/04/27 13:57)

○満男さま
 こんにちわ。しまったっ。立ち読みで確認するのを忘れていた!
 「手塚治虫マガジン」、「シュマリ」もスタート、次号は「リボンの騎士」も開始、だんだん細切れ連載雑誌になっていくのかな〜。編集方針がよくわからん。単行本でいつでも手に入る作品を細切れ連載にするより、もうちょっと工夫してほしいですな。時代劇特集とかシリアス特集とか・・。

 ところで、久しぶりに本屋に行ったら、手塚解説、アトム解説本の多いのにびっくり。ただし大部分は無批判に他の本から引用するだけで、間違いまでそのままなのは悲しいです。変な本買わないでね。



情報。念のため

エイイチ (2003/04/25 22:39)

先頃刊行された講談社プラチナコミックス「三つ目がとおる」(1)にこれまで単行本に未収録だった「文福登場」が収録されています。



いやまあその…

満男 (2003/04/25 20:25)

初めまして。七四式さんのところから流れてきました。
しかし皆さん話題が濃いですねー。
私も全集をすべて揃えているほどのファンですが、最近では忙しさと金欠とで、以前ほど取り憑かれたように資料を買いあさらなくなって久しく、ああ、たまには読み返さなくてはなあ、と反省しきりです。

…ところで、現在発売中の手塚治虫マガジン2号に私の写真が載ってます。

最後のグラビアの記念館紹介ページで、入口のエントランスのBJ手形パネルにしゃがみこんで手を当てて、馬鹿みたいに嬉しそーに写真を撮っているのが私です。たまたま先日記念館に行ったとき、知らないうちに写真を撮られてしまっていたみたいです。
コンビニで何気なく立ち読みしてて、小さな写真とはいえ見つけたときにはびっくりしました。

…大した話題じゃないですが、ちょっと自慢したかったもので(^_^;)



手塚ファンです

手塚ファン (2003/04/25 19:42)

鉄腕アトムやどろろ大好きです手塚マガジンも買っています
アトム見ています手塚グッズもたくさんある
アトムのほかりもテレビで放送してーぇ



アニメ見てます

七四式 (2003/04/20 18:57)

あ、今のアニメ、わたしも好きですよ。
白黒版は最近BSで見ましたが、さすがに古い・・。
カラー版はいくつか面白い作品もありましたが、どうも良くわからない。スカンクの性格は嫌だし・・。
でも、今放映中の作品はマンガ版とは違うものとして観ているせいか、とても楽しめます。とくに今日放映された第三回なんか、おもわずじ〜んとしちゃいました。アトムの表情や動きも最近の作品の中ではよく描き込まれていて高水準の作品だと思います。主題歌も好きですよ(昔の歌には思い入れがありません)。
 楽しみ、というか心配なのは次回の電光です。かわいい〜。原作通りになるのは見るの忍びないです。

http://homepage2.nifty.com/074/atom00.htm



アニメのアトム結構好きです

かに (2003/04/19 19:25)

はじめまして。
物語の表現形態では何よりマンガが好き、そしてダントツで手塚治虫が好きな者です。

新しく始まったアトム、ここでは評判が悪いようですが、今のところ結構気に入っています。始めは期待していなかったのですが、単純に手塚キャラが出てきているだけで、わくわくしてしまいました。
まず子供じみているとの点ですが、監督が言うにはアトムは9才であり、これを見た9才の子どもが自分と同じであるという感じを持って欲しいというコメントしています。アトムは何より少年マンガですので、まず子どもをターゲットにするのは正しいと思います。ヒューマニズムの権化のように語られるのは作者のもっとも嫌う点でありますが、悩めるアトムというのも作品の一部であり全てではないと思うのです。いずれ話が進み、アトムも成長するにつれてそうゆう話になるのだろうと思っています。(だって今のアトムは9才というよりもっと幼い)
あと兵器化した怪物化したアトムというのは、すでに原作「史上最大のロボット」で描かれています。手からレーザービームは、2度目のアニメ化の時、作者自身が入れた設定です。読者が望めば可能な限りそれをやったのも手塚治虫です。だからといって作品がだめになるとも言い切れないところが手塚治虫の大きさだと思うのですがいかがでしょう。
個人的に楽しみな点は、他の手塚作品からの引用が期待できるということ。ロビタはいうまでもなく、ダチョウのメイドはもしかして「ピピちゃん」からだとすると、かなりマニアックな楽しみもできそうです。ヒゲオヤジが出ないのは至極残念ですが。



こんなに早く答がでるなんて!!

舟越 洋一 (2003/04/08 10:04)

七四式様、ありがとうございます。本日夕方捜してみます。かなり昔の記憶だったのに正確に教えていただき、というかその正確さに驚いています。そういうレベルの方々の集まりなんでしょうね。Watchさせていただきます。またひょっと思い出して質問するかも知れません。ありがとうございました。



服を着たアトム

天気うさぎ (2003/04/07 21:00)

アトムは好きだし再び話題になるのも嬉しいけれど、
1部の人達が住民登録するだのなんだのって、
アトムに便乗して話題作りに張りきっている感じがします。
それに今回の話は原作と違って話の陰の部分がなくなり、
内容が子供じみて好きになれません。
作品の中では今日が誕生日でも、
連載が始まった雑誌の発売日が、
誕生日という見方もあるそうです。
http://www.birthday-energy.co.jp/ energy side
http://www.birthday-energy.co.jp/



おまけ

七四式 (2003/04/07 14:25)

↓の続き。

たぶんフウムーンをアトムシリーズと混同されたのは、メインキャラがケン一とヒゲオヤジだったためでしょう。

また、スフィンクスと鉄人28号のバッカスは共に強力な磁力線(か?)を発するという点が共通していますから、子供心に一緒になった可能性があります。



子供の頃読んだ・・・

七四式 (2003/04/07 14:15)

○舟越洋一さま
>1.小さな人類じゃない「だれか」を地球外か・・・

 『来るべき世界』のフウムーンですね。講談社の手塚治虫全集に全2巻で収録されているので本屋さんで買うことができます。単行本は昭和25年頃の発売なので、舟越さまが読まれたのは昭和31年に書き直された版ではないでしょうか。雑誌『少年』昭和31年1月号付録に『鉄腕アトム・ユーレイ製造機』と抱き合わせで収録され、『新人類フウムーン』のタイトルに変更されていました。微妙に内容が異なりますが、アトムとの直接の関係はありません。

>2.ピラミッドを守っているライオン型ロボット・・

これは昭和30年の雑誌『少年』七月号付録の読みきり作品『鉄腕アトム・なぞの冷凍人』です。講談社の文庫本や手塚治虫全集では『冷凍人間』のタイトルで収録されています。ロボットに特に名前はありませんがスフィンクスと呼ばれています。

>バッカス」っていう名前だったかもしれない。

『バッカス』は雑誌『少年』に掲載された『鉄人28号』に登場する悪役ロボットの名前として有名です。バッカスの登場は昭和34〜35年です。

本屋さんですぐ手に取ることができる点、手塚作品は便利ですね。



子供の頃読んだ「(たぶん)鉄腕アトム」の物語を2つ探しています

舟越 洋一 (2003/04/07 11:59)

捜しているのは次の2点です
1.小さな人類じゃない「だれか」を地球外か宇宙に「打ち出す」か「戻す」必要が出てきて涙ながらに「小さな容器」かなんかにいれて発射。泣きながら読みました。「少年」連載の「アトム」
か、もっと昔の話を近所のお兄さんに借りて読んだか、もう40数年前の記憶です。「だれか」はカタカナの名前で「xx−ミン」とか「xxムーン」とかだったような気がします。

2.ピラミッドを守っているライオン型ロボット、尻尾にシャワーの蛇口みたいなのがついている。「バッカス」っていう名前だったかもしれない。このロボットは数千年にわたってピラミッドに埋葬された誰かをまもっていた。激しい戦いの末「アトム」が勝利するが、果たして滅ぼしてよかったのかどうか「アトム」はおおいに悩む。明るい結末の多い「アトム」だが、これは悩ましかった。



(無題)

サメ (2003/04/07 08:38)

アトムのバースディ.ボックス。
予約し損ねた!!!
だけど本屋にあって買った。



ASTRO BOY

冴えてる (2003/04/07 08:37)

ついにアニメ化されましたね。
私はこのアトムは好きになれません。
7つの威力も微妙に変わっていて・・・特に手からレーザービームなんて・・・。
アニメでは手塚の表現し切れなかったアトムの悩める姿もある。って、そんなに怪物化した、兵器化した
アトムを、手塚先生は書きたかったのだろうか。手塚が表現し切れなかったのではなく、
私たちが勝手に祭り上げて手塚先生を苦しめていたのだ。



バースディ・ボックス届きました

七四式 (2003/04/03 21:11)

アトムのバースディボックスが届きました。
実物を前にして、まず一言・・でかくて重い箱だ!おき場所に困るぞ〜。

いろいろあるんですけど、初めて手にしたのが「ブラックルックスの巻」の付録復刻版。現在の単行本とほとんど差がありません。それだけ完成度が高い作品・・ということでしょうか。世の中で・・・はお母さんの膝の上、名場面ですね。



(無題)

かおちゃん (2003/04/01 22:57)

家の近くのまんが図書館が、最近手塚作品をたくさん入れてました
「コミックたいむ」って、京都にあるお店。立命館大学の近くです
学生で直接本を買うお金があまりない私にはうれしい限り^^
古本屋さんって、大抵、手塚作品はビニールで覆ってあって、立ち読み出来ないんですよね・・・
今度行った時は「メルモちゃん」読もうかな・・なんて思ったり^^



ブラック・ジャック

ファン (2003/04/01 11:46)

『ブラック・ジャック』だーい好きです!!
いっぱいマンガもってますよ!!



鉄腕アトム

AA (2003/03/29 16:55)

           /i
          / |
         /  '-―- 、
         /    ,、    ヽ
        /-、ヽ/へ、ヽ  !! i
        |r_ヽ  .r_ヽ  j. ii !______
        ||gi   ||gj  <_,-、  _,,-'''
        (  o____,    θノ-'''^
        \. ヽ_ノ   '='
         ,,、-t---t''^- 、
       r'^γ      r ヽ
     /  i        !   \
   / ⌒)^j |        ヘ、   ヽ
   i  ̄)^/|____________ /  > ⌒ )
   ヽ _フ^  i !!   ||| _フ⌒   /
         |! ̄ ̄ ̄ し    )^
        λ    _,,,,>--''^
         i \_,,-''^    !
          |   !     |
         !.   !     |
          |   i     |
        ('ー- (''―---''''')
         |^'''---i''―--''' イ
          |    |      !
          |   i     i
         |     |      |
         !    |     |
        /    >      |
       {    γ      !
        ''''―---' 、     ノ
               ̄ ̄



アトムコンプリートブック

七四式 (2003/03/28 23:48)

メディアファクトリーの「鉄腕アトムコンプリートブック」購入しました。
作品、アニメ一覧といろんな人のアトムの思い出。まぁまぁの出来。
楽しいのは「アトム今昔物語」の復刻版!産経新聞連載のオリジナル646話すべて掲載しています。単行本でカットされた天馬博士の少年時代というのもあります。混血児という設定ですが・・なんとなく違和感というか、別に天馬博士でなくとも、という気もします。



手塚治虫マガジン

七四式 (2003/03/27 07:46)

昨日購入しました。掲載作品の選択はどうやって決めたのでしょうか?

BJの「誤診」と「はるかなる国から」は、初めてBJに接する読者に、あまり荒唐無稽な話は避けた方が良いので、と地味な話を選んだのかな。でもキリコやピノコを出さなくは、ということで三本目は「ふたりの黒い医者」を追加。
アトムの「青騎士」は、ロボットvs人間をテーマとした総括的作品なのでまずコレを、ということで。
時代劇ブームのあるので「どろろ」を追加して、という考えでしょうか。

まず創刊号で読者アンケートでの反応を見て、作品の選択を行い、売れるようなら隔週か週間化も考えているでしょう。



手塚治虫マガジン

冴えてる (2003/03/25 18:10)

マガジン購入しました。プレゼントが多くて充実しててびっくり。
B・Jの高級の額絵(?)素晴らしいです。
漫画の内容的には読んだことあるのでインパクトなかったのですが、おまけというか、
そういうものには満足しました。
ぜひ購入を。



漫画全集

ぽっこ (2003/03/24 22:00)

はじめまして。googleで検索してきました。
素朴な疑問が有るんですが、講談社の手塚治虫漫画全集の
背表紙にある★マークはなんの意味があるんでしょうか?
気になってしかたありません。ご存知の方いませんでしょうか?



アトムのサイトを作りました♪

七四式 (2003/03/21 21:55)

先月、お話していた「ちいさな鉄腕アトムのサイト」を作ってみました。
のんびり少しずつ足していきますので、ときどき覗いてみて下さいね。
サイトのタイトルは「黄色い馬」・・隠れた、というかダークなアトムの魅力を書き連ねたいと思います。

なお、お言葉に甘えて、「手塚治虫研究」にリンクさせて頂きました。

↓ここ
http://homepage2.nifty.com/074/atom00.htm



鉄腕アトム大事典(文庫本版)

七四式 (2003/03/19 22:01)

 沖光正著「鉄腕アトム大事典」の文庫本版が発売になりました(1238円)。
 最初の本でまちがいの訂正を行うと約束しながら、単行本とほとんど変わりがありません。あいかわらず勘違いとミスが目立ちます(例:「天馬族のとりで」に登場した死神号を「名前のないロボット」に分類していたり、ブロンX発見地のルベンゾリ山脈(実在)を「架空の名称」としていたり、人工衛星110のところに人工衛星W47の図が入っていたり・・)。
 労作には違いないのですが、もう少しがんばってしっかりした本にして欲しかったです。



植物人間のクイズ

七四式 (2003/03/16 03:08)

「植物人間」のクイズ;
 「みなさんはジップを知っていますか?」
 という意味ではないでしょうか?(わたしはそう思ったんだけど)



ちょっと前の話題になりますが

もち (2003/03/16 00:29)

>『植物人間』の
>ところでクイズをひとつ…
>ロックがいますね ロックのよこにいる犬はいったいなんでしょう
>っていうのは、一体なんなんでしょう?

これは「スリル博士」のことを指しているのでは?



アトム55の謎

七四式 (2003/03/14 22:53)

「鉄腕アトム55の謎」立ち読みしました。
駄目ですね〜。アニメのアトムを拒否し、「アトム対ガロン」までがアトムだと言い切っているのはいいとして、謎が謎になっていません。
たとえば「イワンのばか」では「なぜアトムは空気のない月世界でも大丈夫か?」という謎ですからね〜。いったいどのような読者を相手にして作ったのか理解に苦しむ本でした。・・・というわけで立ち読みだけで購入せず。

一つだけ面白いと思ったのは、「ロボットランド」で灰土博士がお茶の水博士にアトムの破壊を命じているシーンを取り上げ、「アニメ化を前にして、手塚治虫はアトム抹殺を考えていたのではないか?」という仮説を立てている所でしょうか。わたしも、あの作品が「そろそろアトムにケリをつけたい」という作者の気持ちが出ている印象を受けているので・・。



手塚治虫マガジン

七四式 (2003/03/10 19:47)

今月刊行予定の手塚マガジン、次のような連載になるみたいです。
●鉄腕アトム『青騎士の巻』の前半
●ブラックジャックを三作品
●どろろのはじめ
●その他、カラー口絵

マニア向けじゃなくって、手塚作品をほとんど読んだことのない人のための雑誌のようですね。ちょっとがっかり。



まじんガロン

佐藤和美 (2003/03/09 08:55)

も一つ、googleで検索してみました。

魔神ガロン 402件
魔人ガロン 115件

『魔人ガロン』って書く人も、けっこういるんですね。



アトムの本発売

七四式 (2003/03/05 00:18)

3月28日に鉄腕アトムコンプリートブックが発売になります。
↓これ。アトム今昔物語オリジナル版が別冊付録でついてくるそうですよ。

http://books.rakuten.co.jp/DA-AIZU/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1528218



みつめがとおる

佐藤和美 (2003/03/02 09:56)

私もちょっとgoogleで検索してみました。

三つ目がとおる 3500件
三つ目が通る  773件
三目がとおる  40件
三目が通る   27件
三ツ目がとおる 31件
三ツ目が通る  36件
三つ目がとうる 3件
三目がとうる  0件
三ツ目がとうる 0件

『三つ目が通る』って書いてる人、けっこういるんですね。



ゴブリン公爵とゴブリン男爵

七四式 (2003/03/01 20:54)

 今日検索して気づいたのですが、少年チャンピオン連載だった『ゴブリン公爵』をよく『ゴブリン男爵』と書いているネット古本屋やインタビュー記事があるのです。うぅむ、『公爵』よりも『男爵』の方が語呂がいいのか?
 ところが・・・『ゴブリン男爵』は『三つ目がとおる』に登場しているのですね!でも関係は?なんだかないみたい。
 それにしても、『ゴブリン公爵』、前半の面白さと後半のへなへな度の落差は何なのでしょう。



『ブラック・ジャック・ザ・カルテ』シリーズの三冊目

佐藤和美 (2003/02/27 20:36)

『ブラック・ジャック・ザ・カルテ』シリーズの三冊目が出てます。
『ブラック・ジャック・ザ・カルテ・ファイナル』
このシリーズもこれが最後のようですね。



アンドロイドという言葉

七四式 (2003/02/21 21:30)

↓つづき。
 そういえば、「アンドロイドは・・」を映画化するときに、「アンドロイドという言葉はもう流行遅れで古臭いからタイトルを変えるように」と映画会社から指示され、作者のPディックがふてくされたという話を聞いたことがあります。原作者が映画「ブレードランナー」を嫌っている理由の一つだそうです。アンドロイドという言葉がもてはやされたのは比較的短い期間だったのですね。



電気羊関連

七四式 (2003/02/21 21:26)

 アイボやロボット工学関連の人のインタビューとか、生命倫理とか、そんな話の集まりでアトムそのものがテーマではないみたいです(残念ながら)。

 ところで『アンドロイドは電気羊の夢をみるか』は有名なわりにはあまり面白いとは思えませんでした。羊の夢は西洋人がよく見るみたいですね。『羊たちの沈黙』にも羊の夢の話が出てきたし・・。吾妻ひでおの有名なコミックに「夢に電気羊が出てきたので捕らえて○○○(伏字)してやった」という話が出てきました。



鉄腕アトムは電気羊の夢をみるか

佐藤和美 (2003/02/21 12:58)

2月末に『鉄腕アトムは電気羊の夢をみるか』(晶文社)って本が出るらしいけど、どんな本なんでしょう?
どこかで聞いたことあるような題名ですね。(「ブレードランナー」の原作本に似てる。)
題名からすると、ややマニア向けの本なのかな?

これからも4月7日に向けて、いろんな本が出るんでしょうね。



アトムの謎

七四式 (2003/02/19 19:57)

93年に謎本流行に乗って「鉄腕アトムの謎」が出ていますが、あまり良くなかった思い出があります(立ち読みだけ)。ファンじゃない人があわてて読んで作ったという感じでした。さて、今回は・・?ですね。
一般向けなら、天馬博士がアトムを作ったとか、両親はあとで生まれたとかか、コバルトは一回死んでる、といったレベルでしょうか。もう少し突っ込んだ調査をして作って欲しいです。

最近気になっているアトムの謎は、フーラー博士がアトムのために作ったロボット(親指トム)の意味(そもそもなぜ手塚先生がアレを登場させたか=あまりその後活躍せず壊されているので)とか、ケン一一家のブラジル移住の話をどうして手塚先生は放り投げたか、とかです。それに、これは初出本で確認できればそれで済むのでしょうが、「キリストの目」で家出をしたアトムが「イワンのばか」で地球に帰って(初出本では家出して生活するためにタイタン号でアルバイトをしていた)、「エジプト陰謀団」の始めで家出の後始末を両親とどうつけたか、ということも気になります。



Re:水上ケン&ケンジ

ドジッコ・キャット (2003/02/19 18:41)

>七四式さん。
そうなのですか。お仲間とは恐ろしい。
ドジッコ・キャットの野郎と同じところがあるなんて恐ろしいったらありゃしない。
それにしても“ケン”は変わった名前ですよね。女の子にしては。



鉄腕アトム55の謎

佐藤和美 (2003/02/19 17:30)

3月10日、NHK出版・生活人新書から『鉄腕アトム55の謎』という本が出版予定です。
生活人新書って『ゲーム脳の恐怖』とか『地上星座学への招待』とか、わけのわからない本が出てる新書ですよね。
『鉄腕アトム55の謎』は大丈夫なんだろうか?



ロボットランドのカット部分

七四式 (2003/02/18 16:32)

>映画だか、歴史だか、元ネタがあるんだろうか?

 映画では知りませんが、「ロボットランドの怪人」が掲載されたのが62年の5月号から。問題のベィリーの惨劇は6月号に掲載されています。62年の春はミシシッピー大学への初の黒人生徒ジェームズ・メレディス入学について裁判が行われ、ケネディ兄弟vs南部という対立が強まった時代でした。6月に裁判所から入学命令が出、10月に大学に着いたメレディスをめぐり市民が暴動を起こし二人が死亡しています。メレディスは立川基地の軍人であったことから日本でも大々的に報道されていたようです。それで、手塚先生が急遽ロボットランドに公民権の話題を取り入れたことは十分考えられます。雑誌版ではベイリーの惨劇を図書館で勉強したアトムが、「自分がロボットとしての権利を放棄して機械としてロボットランドへ向ってみんなを助けよう(それなら法律の制限を受けない)」と決意し、父母やお茶の水博士の前で台帳の自分の欄を破り捨てるシーンもあります。あまりにも当時の熱気が強く表現されているので、これを手塚先生が嫌がって単行本ではカットしたのではないか?とわたしは推理しています。



ベーリー

佐藤和美 (2003/02/18 12:45)

ベーリーの話、興味深いですね。
映画だか、歴史だか、元ネタがあるんだろうか?



水上ケン&ケンジ

七四式 (2003/02/16 23:20)

○ドジッコ・キャットさま
 初めまして。わたしも最初は名前を考え違いしてしまいました。お仲間、お仲間。
 で、ケンジなんですが、「健二」や「健次」だったら次男で、お兄さんは「ケン一」とかなのかな〜、とも考えたことがあります。それにしてもA母さんの「ケン」という名前がちょっと珍し過ぎですよね。



Re:キャプテンケンの本名

ドジッコ・キャット (2003/02/16 14:43)

そうですね。よく考えればわかりそうなのに、考えなかったアタシは…。
すみません。御迷惑おかけしました。



手塚治虫マガジン

佐藤和美 (2003/02/16 11:07)

きのう、本屋に行ったら手塚治虫マガジンのパンフレットが置いてありました。
3月25日か、あと一ヶ月ちょっとですね。
「伝説マガジン」みたく、未収録物を一つくらいは入れてほしいな。
そう言えば、この日って、アトムボックスの発売日でしたね。
楽しみな一日になりそうです。



その時は……

佐藤和美 (2003/02/16 11:06)

七四式さん
>ところで、アトム誕生日を記念して、小さなHPを作ろうかと思っています。

その時は相互リンクしましょうね。(^^)



キャプテンKenの本名

佐藤和美 (2003/02/16 10:10)

キャプテンKenの本名ですが、

ケンジが入院中の母をお見舞いに行くシーンがあります。
その時の医者のことば
「水上ケンさんの息子さんケンジくんだね」
どう考えてもケンジの名字は水上でしょう。

なお、ラストのページは雑誌の連載から変更されてます。
雑誌にはマモルのプロポーズのことば(?)はありませんでした。

キャプテンKenの父
http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/tezuka/t_shrt38.htm



発言に訂正

七四式 (2003/02/15 23:04)

 あ、打ち間違いです。ごめんなさい。

↓「ぶちくわせ!」→「ぶちこわせ!」
 『ロボットランド』では1886年→『ロボットランド』では1996年

 です。



ベィリー(ベーリイ)の惨劇

七四式 (2003/02/15 23:00)

 『アトム今昔物語』でアトム完成の1か月後に「ベィリーの惨劇」というロボット初の市民権を取ろうとしてリンチを受けたロボットの話が出てきますが、昔の少年版アトムを読み返していたところ、雑誌版『ロボットランドの巻』で次のようなシーンが二ページにわたって出てくるのを見つけました。

「1996年、ベーリイというロボットがよくもののわかる主人の許しを受けて、初めて人間なみになりました。ベーリイは市役所に行って、「家庭用ロボット・ベーリイ」と書かれたページを破り捨て「市民ベーリイ」と書きました。外に出ようとしたとたん、あの有名な「ベーリイの惨劇」が起きたのでした。「あつかましいロボットをぶちくわせ!」ベーリイは乱暴者たちに襲われてバラバラにされてしまったのです」

ふむむ・・。アトムの誕生日が2003年4月ならば『アトム今昔物語』ではベーリィの惨劇は2003年5月ですし、『ロボットランド』では1886年ということになりますね。

そもそも、こんな昔の作品に既にベーリィの惨劇が出ていたとは(今更ながら)驚きでした。



今気付いたのですが。

ドジッコ・キャット (2003/02/15 20:22)

今気付いたのですが、「手塚治虫クイズ」の答えに「キャプテンケンの本名は?」
という問題の答えが「水上ケンジ」となっていたのですが、「星野ケンジ」では
ないのでしょうか?

あ…連続発言すみません。



新参者です。

ドジッコ・キャット (2003/02/15 20:16)

初めてこのHPに来ました。
ロックファンのアタシは「指」と「刻印」の違いを知り驚きました。
そうか…間久部サマの指は6本だったのか…と。
興味深い内容ばかりですね!
では失礼します。



ムーン山

七四式 (2003/02/06 18:24)

ところで、ムーン山の名前の由来は2世紀プトレイマイオスの記録にあるLunae Montesみたいですね↓。

http://homepage3.nifty.com/silver-moon/rivers/origins.htm



ブロンX

七四式 (2003/02/06 18:19)

 ジャングル大帝最終回といえばムーン山。モデルは、探検家スタンリーが『月の山』と呼んだルヴェンゾリ山脈ですが、アトムの『白熱人間』を読んでいたら、ブロンXの設計図の入った円盤はルヴェンゾリ山脈で発見された、というセリフがありました。



手塚治虫マガジン?

七四式 (2003/02/06 18:14)

手塚治虫マガジン・・・ですか。
さて、どんな形になるのでしょう。
過去二回のアトムアニメ化時には雑誌版アトムの本が発売(カラー版アニメでは全10冊・・かな?)になっているので、今年も出るだろうな〜と思っていましたが、アトムに限らず掲載するみたいですね。単行本版の寄せ集めでは詰まらないので、珍しい作品や版をお願いしたいものです(マニア向けは無理かな)。

ただ、文庫本の大きさで読むのと、大きな雑誌版で読むのでは迫力が違うので楽しみではあります。



『ジャングル大帝』最終回の復刻

佐藤和美 (2003/02/04 21:36)

『ジャングル大帝』最終回が復刻されました。

別冊ダ・ヴィンチ編集部編『この最終回がすごい』メディアファクトリー

「半世紀の時を超え『漫画少年』版が、いま鮮やかにカラーで蘇る。永久保存すべき最終回」だそうです。



手塚治虫マガジン!!

エイイチ (2003/02/04 21:26)

「ジョー&飛雄馬」みたいな手塚雑誌がでないかなと考えていましたら、月刊で「手塚治虫マガジン」が創刊されるそうです。
できたら「火の鳥」も連載版を再掲して欲しいですね。連載と単行本は違うということで、カットされたページやコマがありますから・・・マンガ少年版「望郷編」「生命編」そして、野性時代版「太陽編」を期待したいですね。
http://www.kk-bestsellers.com/magazine/teduka/index.htm



ロボットランド

七四式 (2003/02/02 22:44)

 たまたま光文社カッパコミックス版(第11号。昭和39年)とマンガ少年別冊版(第8巻、昭和56年)の「ロボットランド」を読み比べました。
 絵に違いなく、台詞は下の三箇所のみ変更。

 あんなきちがい島へだれがかえすもんかっ(アトムがサターンに)
   →あんな島へ誰が返すもんかっ

 人間と同じ罪で殺人強盗罪でまず三年は牢屋ゆきだぞ(灰土博士がお茶の水に)
   →人間と同じ罪で不法侵入器物破損罪でまず三年は牢屋ゆきだぞ

 いよーっ、級長(タマオがケン一に)
   →級長、いかすぜ。

それだけ。(少年別冊がどこかへ行っているので、あとでそれと比較したいです)

ところで、アトム誕生日を記念して、小さなHPを作ろうかと思っています。



毎日新聞の記事

佐藤和美 (2003/01/11 16:47)

新年のアトム関連の毎日新聞の記事です。

http://www.mainichi.co.jp/digital/computing/archive/200301/06/1.html
http://www.mainichi.co.jp/digital/computing/archive/200301/07/1.html
http://www.mainichi.co.jp/digital/computing/archive/200301/08/9.html



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