12/9/24 九州大会の応援に駆けつけた面々
きっとある、君だけの甲子園
7月5日 最後の練習試合 対大濠高校 6−5で勝利。 試合終了後、鬼塚和光選手が次のような手記を書きました。
『最初から最後まで本当に集中していた。春にはけが人続出でどうなるかと思っていたけど、夏にベストメンバーで行けて本当に良かった。思えば今、野球をしている事が幸せなのだ。今はまた当たり前のようになって来たけど、医者に夏には間に合わないかもしれないと言われた時は、本当に泣きそうだった、ただ野球がしたい為にひたすらリハビリをした。ちゃんと走れるようになった時にはどんなに嬉しかった事かこの気持ちを忘れてはいけない。・・・・・・ここまで来たら結果を恐れず思い切ってやるしかない、体のキレは今までに無いくらい良い。膝も何とか1ヶ月もってくれた。最後はやはり結果が欲しいけど、とにかく悔いだけは残したくない。この3年間、文武両道で殆んど遊びもせず頑張った自分を信じて、ただひたむきにプレーするだけだ。今日の試合は本当に泣きそうだった。だが涙は夏,勝ってからにとっておきたい。』
良い青春してますね
7月8日
第82回全国高等学校野球選手権福岡大会開会式
修猷館チーム堂々の入場行進
20名のベンチ入り部員 最後の調整 気合入れんか!
このボール一球に、君達の青春が・・・・・・・・・・。
後悔しないで欲しい
7月10日 夏の大会1回戦 対 玄界高校
11ー8で修猷館勝利
2回裏修猷、鬼塚和光(先日手記を書いた)の満塁一掃の三塁打で6点先取、しかし4回までノーヒットに抑えていた
エース、ニノ坂が5回表エラーをきっかけに打たれ4点、6回表1点、7回表3点、逆転を許す。しかし7回裏満塁から、
高崎(1年生)が逆転の2塁打を打つ。立ち直ったニノ坂はその後要所をしめ、勝利す。
スタンドの観客には、面白い試合だったと思います、しかしベンチの監督は疲れました。ストライクだけ打つ、右方向に打つ、
そして何よりも、最後まで諦めない。これが勝因だったと思います。応援の皆さん有難う。
バッテリーの捕手津田(左)投手ニノ坂(右) 高崎(左)鬼塚(右)
7月14日 夏の大会2回戦 対博工 6ー3で敗退
打てなかった。しかし、3年生は良く頑張りました。振り返ってみればこのチームのスタートは、ひどいものでした。
私が監督になって5回コールドで負けたのもこのチームが初めてでした。本当の素人チームでした。
連戦連敗。しかし、夏の2部練、冬の長くて辛い冬練、彼等は見事乗り切りました。
それでもなかなか結果は出ませんでした。しかし、夏は練習試合で負けている玄界高校に、勝てました。
これは彼等の、勲章です。努力すれば何らかの結果は出ます。3年生は実感としてそれが解かったようです。
職員室でも、黒板にスコア―ボードが書かれ、教師の皆さんが試合の経過を注目されていたそうです。
それ程、皆さんに愛されるチームになりました。OB.父母会も沢山応援してくれました。
本当に有難う、選手に代わって御礼を言います。試合後、学校に帰って恒例のミーティングをしました。
最初に私が一言いいました。次に新谷部長、北崎副部長。冷静沈着な新谷先生が涙なさいました。
その後3年生の言葉がありました。例年の事ながら本当に、本当に皆成長しました。
鬼塚和光『膝の怪我を乗り切った君は立派でした』 恒吉達矢『辛さを顔に出さない君も立派でした』
岩谷建太郎『肩の弱かった君が毎日の努力で押さえの切り札に成ってくれました』
ニノ坂建史『1年の頃の君を思うと本当に頑張ったと思います』
実藤浩二『途中辞めそうになったが、皆の励まし最後までやれたと言った君、嬉しかったです』
津田智弘『キャプテンとして、立派でした、お前ばかり怒ったけどよく頑張ってくれました。このチームは君の努力が大きいと思います』
仲山敏弘『肩が痛くても黙って投げる、頑張ったな』
原田陽介『よく成長してくれました。君みたいな選手が修猷の伝統です』
松林慶『いろいろあったけど 最後の君の涙、信じています』
久家さと美『辞めなかったのは皆が居たから。いい友達を作ったね。よく頑張ってくれました』
伊勢田周子『いつも笑顔の君が、最後の試合で必死になってた顔、よく覚えておきます。』
選手、マネージャー、父母会の皆さん本当に有難う。
平成12年卒 若杉紘子のメールです
『美しい2ショット』というのは、ちょっと疑問?
私の友人の観戦記です 選手の名前を入れました
修猷館高校 7月14日 春日球場での博多工業高校との対戦レポート
(選手名をしりませんので、わかりにくいと思いますが、ご了承下さい。 筆責:三宅島
紫陽花)
先攻博多工業高校で12:00に試合開始
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
H | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 6 |
S | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
(一回表)先頭打者2−3のカウントから三振。セカンド鬼塚の好守で2アウト。三者凡退でチェンジ。
(一回裏)先頭打者原田2−3からフォアボールで出塁するも、次打者鬼塚の犠牲バントがピッチャー前への小フライになり、最悪のダブルプレイ。結局三者凡退に終わる。
(2回表)ヒット、送りバント。エラーが絡み博工1点先取。
(3回表)2アウト2塁の緊迫の場面で、3塁手高崎が突然の鼻からの出血(鼻血)。治療の為試合中断。この一息が良かったのか、後続を絶つ。
(3回裏)先頭打者津田がセンターオーバーの2塁打、ニノ坂バントで送って3進。1番原田がライト前ヒットで先ず同点。
2番鬼塚も同じようにライト方向への連続安打で1,2塁。3番高崎がフォアボールを選び満塁。ここで期待の4番古川。ライトへの犠牲フライで、難なく逆転。更に5番長谷川がセンター前ヒットで3点目が入る。6番上野もセンター前ヒットで続き、満塁。
2アウト2−3のフルカウントから次打者松林はセカンドフライに終わり、惜しくも追加点が取れず。
(4回表)キャッチャー津田がなかなかの強肩で、3(?)度目の2盗を刺す。
(5回裏)先頭打者鬼塚ライト前ヒット、バントで2進するも、続かず。
(6回表)デットボールのランナーを、ピッチャーニノ坂が絶妙のバント処理で2封。1塁ランナーは次打者のレフトオーバーの2塁打の間に長駆ホームインで3:2。
2アウト2,3塁の場面で、1塁線の当たり損ないの球を1塁手長谷川が痛恨のエラーで同点になる。更に2点の追加点を挙げられ、この回合計4点の大量失点。
小さなエラーが重なる。勝ちを意識し過ぎか、守勢にまわり、リズムが急に悪くなった。特に1塁手の動きがぎこちない。
次打者がライト前ヒットで1,3塁となったところでピッチャー岩谷に交替。
(6回裏)先頭打者岩谷(ピッチャー)が気迫の3遊間を抜けるレフト前ヒットで反撃の口火を切る。次打者松林フォアボールで無死1,2塁。暴投でランナーはそれぞれ2,3塁へ進み、大逆転の予感。続くニ人は津田1塁ゴロ、ニノ坂2塁ゴロであっと言う間に2アウト。次打者原田のライトへのファールフライを右翼手が落球し、命拾い。結局フォアボールで満塁。最高の盛り上がりを見せる。
しかし、あと一本が出ず、惜しくも3アウト。残念!!!
(7回裏)この回から、博工はピッチャーを左腕(荒木君)に替える。7回表には、古川君のお父さんも到着。固唾を飲んで我が子の活躍を見守る。頑張れ、古川君。
3番高崎(鼻血君)ライト前ヒット。4番古川君は送りバントを決める。しかし、5番長谷川、6番岩谷が連続3振に討ち取られ、この回も追加点ならず。
(8回裏)先頭打者松林フォアボール。津田送りバント失敗するも、2盗成功。ライトフライの間に3進。しかし、次打者原田がピッチャーゴロでチェンジ。あと1点がなかなか取れない。
(9回表)1アウトから右中間3塁打。次打者にセンター前ヒットを打たれ、更に1点が追加される。劣勢を挽回すべく、ここでバッテリー(ピッチャ仲山ーとキャッチャー恒吉)交替。後続を絶つ。
(9回裏)先頭打者鬼塚は、セカンドゴロであっけなく1アウト。次打者高崎はフォアボール。ここで4番古川登場。お父さん、足を組替えて戦況を見守る。息子の反撃の一打を期待する緊張感が私にもひしひしと伝わって来る。しかし、ファーストファールフライに討ち取られ、遂に2アウト。最後の打者実藤がショートゴロに終わり、万事窮す。
修猷館球児の甲子園への夢、叶わず。来年こそはと期待しつつ春日球場を後にした。
両腕の日焼けが痛い。
7月16日 伊勢田周子からのメールです
三年間早かったです。引退は、相当こたえてます。気が抜けた感じで、勉強する気な
んておきなくてぼーっと過ごして部活のありがたさを感じます。毎日会っていた監督
とももう会えなくなるんですね・・・・。今日初めてこのページを開いて、自分のこ
とまで書いてあってうれしかったのですが、わたしは、いせだです。でも監督の中で
はもういせたでよいです。なんか、監督だけの呼び名みたいでいいじゃないですか。
ねえ・・・。1,2年生と甲子園行って下さいね。
伊勢田周子 監督も引退した時そうだったな〜。勉強する気はその内起きます