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秋季大会・1年生大会と終焉を迎え今の君たちには「春の選抜出場」が叶わなく成った現実だけが突き付けられた。
今、選手達は何を思うのか。 君たちの今年のキャッチコピー「制覇」はいったい何を制覇するつもりなのか?
私は思う。 「私立強豪高校」の選手諸君は甲子園出場という壮大な目標の為に 親元を離れ・住み慣れた故郷を離れ・上下関係の厳しい寮生活に耐え毎日「甲子園への道」へ死に物狂いで歩いている。同じ夢を追う君たちはどうだろう? 練習が終われば暖かく迎えてくれる家族の元に帰り、汚れたユニフォームを母親に、好きな音楽や携帯ゲーム、気兼ね無く布団で眠れる。 同じ夢追うもの同士これだけ温度差が違う事を君たちは考えた事が有るだろうか? この温度差は環境だけの違いにして欲しい。精神まで温度差があるとするならば「甲子園への道」は語れないと思う。
もうすぐ冬が来る。 君たちの人生をいつか振り返る時「あれほど血反吐を吐く思い出取り組んだ日は無いよな」と思える冬にして欲しい。「甲子園出場」を夢に描き口に出す球児ならば。 |
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