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済済黌との定期戦も終わり残りの練習試合も残すところ数試合になりました。 今の君たちの姿を観て著しい成長を感じながら応援しています。 そう、同じ高校生同士の戦いですから有名シード校の選手に出来て君たちに出来ない事は無いのです。そこに挑戦する意義に気づくか否か・挑戦する勇気が有ったか否かで同じ高校球児で差がついてただけです。そこであと少しの・・・。
きっと君達なら気付いてくれると信じて1か月を切った今少しだけ意見をさせて頂きます。
投手と捕手はその時々に於いて対戦打者・イニング・点差を踏まえて配球に神経を注いでいます。なのに何故野手は守備位置に神経を注がないのでしょうか? 自分のポジションの足元を観察して下さい。同じ位置に足跡が残っていませんか? 捕手の構えているミットに野手が呼応すればあと一歩届かなかった打球も捕れる様に成る筈です。 これから始まる舞台に於いてきっと緊張もするでしょう。でも私の経験上大勝負の舞台で先にエラーをした方がかなりの確率で敗者と成ります。だから残りの練習で「エラーしたら夏が終わる」とのプレッシャーを感じながら練習に取り組んで下さい。そのプレッシャーを感じ乗り越えた数だけ本番のファイン・プレーに繋がりますから。
いつも感じる事ですが君たちに盗塁する意識が伝わってきません。 出塁すれば1つでも多く次の塁へ進まなければ成らないのはご周知の事と思います。そこに於いて盗塁数がめっぽ少ないのは何故でしょう? 盗塁は出塁してからチャレンジが始まる訳では有りません。投球練習最後の捕手のセカンド送球から既に勝負は始まっています。「足が遅い」と考えるならそれは間違いです。私が観戦している中で「足が遅い選手」は居ないように思います。もし「足が遅い」ならスタートを早く・走塁技術を補えば良いのです。ベンチの中で全員で投球動作を観察・検証して盗めば良いのです。例えば投手が投球する際に最初に動く箇所がどの投手にもあります。牽制球を続けて放る確率は2.5回だとかベンチ全員で攻略しましょう。後は出塁したら監督から「盗塁のサイン」を待つのでは無く「動くなのサイン」出るチームに成りましょう。まさに昨日のキャプテンの三盗、気持ち良かった。
7月5日に始まる地方予選ではなく8月9日に開幕を目指して頑張ってください。 本気で強く・強く・強く!
そして一番大事な事 此れから始まる熱い戦いに於いてベンチ入りする選手・スタンドから応援団に回る選手に分かれてしまいます。当然ベンチ入り選手は長い夏にするべく戦ってくれることでしょう。しかし応援団選手が「一日でも長い夏を」「仲間と・先輩とまだ野球がしたい」と思える選手が多いチームが必ず勝者になります。その思いが多ければ多いほどベンチ入りする選手はピンチの時にきっと思いを背負います。そして勇気を持ってピンチを脱出してくれる筈です。
お願いです。1・2年生の諸君(保護者の方々も含め)今は「この夏」の事だけを一緒に考えませんか。 そして英知を集結して「熱い夏に」しようじゃありませんか! 団長の言葉「全員野球」で戦いましょう。私は本当に甲子園に行くつもりですから。
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