2002年夏現在の新記録 国産オオクワガタ♂83.1mm?

約2年間、クワガタ飼育から遠ざかっておりましたので情報収集もほとんとしておりませんでし
たが、つい先日本屋さんに行くとある雑誌に国産オオクワガタの新記録が掲載されておりまし
た。大阪産のF1個体ですでに死亡していますが、現在は埼玉県にある世界クワガタ博物館
なる場所に展示してあるようです。サイズはなんと83.1mm!飼育記録等は全く不明ですが
一応現在はこのサイズが最高サイズということになるようです。



2000年初夏、新記録!国産オオクワガタ♂82mm

1999年、とうとう国産オオクワガタも♂80mmの時代に突入しましたが、たった1年でまた新
記録が出てしまいました。今後どこまで大きくなるのか、国産オオクワ大型フェチの私は楽しみ
でなりません。でその新記録のサイズですが、なんと2mmも更新して♂82mm!。育成され
たのは「オオクワガタプロショップBE-WING」の近藤氏(愛媛県)です。

「オオクワガタプロショップBE-WING」
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/bewing/

近藤さんの話によりますと、種親は能勢産の♂73mm×♀46mmだそうで、今ではごく普通
のペアリングサイズです。でこの種親、購入したものなので姉弟かどうかは不明だそうで、つま
りインブリーディングなのかアウトブリーディングなのかはわからないということでした。この種親
を昨年の春ペアリングし、ちょっと少な目の15頭前後の幼虫を得ることが出来たそうです。幼虫
はこのお店で販売しているオリジナル菌床瓶「ミラクル」で育て、3齢(終齢)時は2000ccの菌
床瓶に入れ、25℃前後に管理された温室の中で飼育されていたそうです。そして気になる最
終餌交換時(2月)の体重ですが、じゃーん、33gだったそうです。その後1ヶ月以上の蛹の期
間を経た後、4月中旬に無事羽化したんだそうですが、途中蛹室がどうも小さい気がしたらしく
最後は人工蛹室で羽化させたんだそうです。他の♂幼虫たちも大きく育ち、30gオーバーもい
たそうですが縮んでしまったそうです(この辺が本当に難しいですよね)。他に特別なこと(テクニ
ック)はされておられないとのことでしたので、やはりその血統とオリジナル菌床瓶「ミラクル」が
良かったんじゃないかなと私は思います。まだ数頭幼虫が羽化せずに残っているそうで、もし
かしたらさらに新記録が塗り替えられるかもしれません。
ん〜、♂80mmも兵庫県産、こちらも能勢産で、今のところ関西地区のオオクワがリード??

また熊本県のU氏も国産オオクワガタ♂82mmを作出されたそうです(2000年羽化)。

 


1999年春、とうとう夢の国産オオクワガタ♂80mm現る!
 
1999年春、オオクワガタ飼育愛好家達の夢であった、そして誰もが我先にと競っていた国産
オオクワガタ♂80mmがとうとう作出されました。育成されたのは、既に皆様ご存知の福井県
の佐々木氏です。子供さんの「お父さんクワガタ買って」の一言がきっかけでクワガタに興味を
持ち飼育を始められたそうで、今ではクワガタ界で超有名なお方となられました。
詳細な情報は佐々木氏がHPを作られておられますのでそちらをぜひご覧になられて下さい。

「福井のクワガタ80」
TOP:http://www.md-p.com/fukui/ookuwa80/
80mm:http://www.md-p.com/fukui/ookuwa80/ookuwa80-2.htm

実はこの♂80mm、正確には80.2mmだそうですが、ただ単に作出されたということが話題に
なっただけでなく、むしろその後の芸能ニュース的な事件の方が有名になってしまったというオチ
がついています。
佐々木さんから買い取ったWというお店が「1000万円」で売り出したこのオオクワガタを、昆虫
標本コレクターの36歳独身会社社長が興奮即決で購入したとかで、売った方も買ったほうも常
識はずれだの何だのと日本のみならず世界中の話題となってしまいました。まぁどこまで本当
の話なのかわかりませんし、それが馬鹿げているかどうかは個人の価値観の問題ですからと
やかく言うべきものではないと思いますが、このニュースがきっかけでオオクワガタ飼育の知名
度・認知度・人気が上がったことは確かであり、そういう意味ではこの♂80.2mmはクワガタ界
に大変貢献したことになるんじゃないでしょうか。