佐賀産天然オオクワガタ採集報告
(2000年12月3日採集)

2000年12月3日、私の採集の師匠であるオオクワライフのK氏といつもの場所・時間に集合し
オオクワ材割採集へと出かけた。このK氏、月刊「むし」にも投稿されている有名な方で、今まで
にこの地域で樹液採集・材割採集で150頭以上の天然オオクワガタをゲットしているオオクワガ
タ取りの名人である。暇があれば福岡県南部地方・佐賀地方に出かけてはポイント探しをされ、
今回ゲットしたポイントもK氏が以前から目を付けていたポイントであった。実は採集の前日K氏は
このポイントへ次回月刊「むし」のオオクワガタ特集号掲載予定の原稿のために写真撮影に訪れ、
「ついでにちょっと割ってみよか」と割ってみたら見事予想通りオオクワをゲットしてしまい、「ここは
確実にいる」と判断されるや否や、わざわざ次の日の私との採集のためにそれ以上割り出すのを
止めてくれていたのである。


<左側が私が持ちかえった幼虫で、右側がK氏が持ちかえった幼虫>
どちらも♂2♀1の計6頭がオオクワ幼虫でした

目的のポイントに行く途中福岡県南部地方で新規開拓したり、樹液採集できるポイントを教えても
らったりしながら時間を過ごした。そしていよいよ佐賀県のそのポイントへと向かった。
そのポイントは私がK氏から購入した佐賀産F1幼虫の種親を採集した場所の近くである。K氏に
ポイントへ案内されると直径20〜30cmのちょっと湿り気のある材(はぜの木)が転がっていた。
K氏から「どうぞ!」と声をかけられ材割開始。昨日K氏がここで採集していると思うと気分はまさ
にもう「ここ掘れワンワン」状態。まず私が鉈で材を割っていくがまだ少し材が硬く、出てくる幼虫も
コクワとヒラタばかり。いそうな部分をどんどん割っていると、K氏が「出ましたよ〜」と見事オオクワ
♂幼虫をゲット。とまぁここまでは良かったのですが・・・・。つづく


<私が持ちかえった幼虫>
3つの特徴からオオクワであることがわかります