枯栗と瓜肌のチェスセット



森で立ち枯れた栗の木の中には、いい感じに黒みがかって堅く締まった材があります。
普段は暖炉の薪にしてるんですが、あまりに木目がきれいなんで何か彫ってみることに。
試しにポーンを1駒彫ったら駒の曲線に木目が映えて、こりゃいいやとチェス駒作りを開始。
立ち枯れの栗材を黒駒にして、白駒にはウリハダカエデ。どちらもうちの周りの森に多い木です。
(右上の画像、チェステーブルと薪置き場の間に加工前の2種類の木をあしらいました)
駒袋に入れてチェスクラブに持参しようと、シンプルで丈夫な形と公式ボードに合うサイズに決定。
キングとクイーンは8方向の動きを象徴しつつ、キングは十字架っぽくも見えるようなシンボルで、
ビショップは斜め移動を連想させるような透かし彫りで、それぞれの駒を表現してみました。
ルークは銃眼つきの城塞、ナイトは馬に加えてくろべ―駒と九尾の狐も参戦してます。
仕上げはヤシャブシ液を浸透させて、くろべーのバーニング加工以外は木の手触りを残しました。



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