ＳＦ美術館

fantastic dream

武部本一郎

剣と魔法世界の魔術師

経歴

1914年4月24日大阪の船場生まれ。父は日本画家武部白鳳。初めは日本画家を志し、後に洋画に転じる。
戦後、行動美術協会会友となり、数々の賞を受賞。1957年少年画報の仕事を始めたことがきっかけで、上京、絵本のイラスト、伝記のカバー等児童図書の世界で活躍。
1965年創元推理文庫の「火星シリーズ」の表紙を同社の編集者であった厚木淳氏に依頼され、これが大きな反響を呼び、以後数多くのＳＦアートを手がけ、日本ＳＦアート界の第一人者となる。1980年7月17日没。
画集は

* 武部本一郎ＳＦアート傑作集（全３巻）岩崎書店1981
* 武部本一郎画集早川書房限定600部 1982
* 武部本一郎画集東京創元社限定600部 1986
* 新装武部本一郎画集東京創元社 2003 （当初300部以上の予約で刊行とされましたが、最終650部発行されました・内容は上と同じ）
* 武部本一郎ＳＦ挿絵原画蒐集【1965～1973】上・【1974～1979】下　ラピュータ　2006 (この2分冊の本は、下↓で紹介している創元と早川文庫の挿絵を1000頁にわたり蒐集しただけの非常にマニアックな本：何部売れたのか是非知りたい）
* 武部本一郎少年ＳＦ挿絵原画集上・下　ラピュータ　2007 (この2分冊の本は、偕成社のＳＦ名作シリーズの表紙と挿絵をまとめただけの本。原画の雰囲気を出すために大きなサイズにするとかの工夫も無く、小さいサイズでただ並べてるだけ。）
* 武部本一郎ＳＦアート傑作集（全３巻）岩崎書店2010（1981年版をスリーブケース入りで500部復刊された）

展示室について
上記に掲載した作品以外に早川書房の日本人作家の物の表紙も描いてます。また、少年少女ものの作品もＳＦ作品だけでなく相当たくさんありますが、当館の蒐集の範囲を越えていますので上記の５部屋のみの展示となっております。

表の見方
１．作品名
２．初版発行年月（ある程度、絵の制作時期の判断ができるかな）
３．CV＝表紙・ FP＝口絵・数字＝挿し絵枚数（見開き挿し絵枚数）
４．著者

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