sense of wonder

THE DOOR INTO SUMMER

夏への扉


MEL HUNTER
DOUBLEDAY SCIENCE FICTION (BOOK CLUB EDITION)

初出誌

SFのオールタイムベストでは、必ず上位にランクされる超有名な作品。内容は皆さん十分ご承知のことと思いますが、
「ほんとうに、おじさん、待っていてくれる」「もしあたしがそうしたら・・・・・・そしたら、あたしをお嫁さんにしてくれる?」
なんて言われたら・・・。
非常に読みやすく、わかりやすく、またタイトルもすばらしい、もちろん現在でも本屋さんで手に入るハヤカワ文庫SFの優等生。(本屋さんで確認したら 49刷になってました。累計何万部売れたのでしょうか?)
初出誌はF&SFで、56年10月号から12月号まで連載されました。 日本では、下記の通り翻訳(実際は翻訳者は皆同じなので1種類)がでています。残念なことに翻訳はどれも表紙は「ぱっと」しませんが F&SFのKELLY FREAS描くところの表紙はさすがです。

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F&SF 1956.10
ばか笑いしている女性がベル・ダーキン
F&SF 1956.11
これは冷凍冬眠しているリッキィ
F&SF 1956.12
どのシーンかわかりますね

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翻訳

講談社は、アメリカで本になった翌年という、ほぼリアルタイムで発行しています。加藤喬は福島正実のペンネームだそうです。
早川SFシリーズの箱は、SFシリーズではなく、HAYAKAWA FANTASYになっています。この頃にはまだ、HAYAKAWA FANTASY時代の箱の在庫が まだたくさんあったんでしょうね。講談社ルビー・ブックスは、翻訳ではありません。よほど大きな本屋さんでなければ置いてありませんので 知らない人も多いと思います。
この中で、手に入りにくいのは1番「HAYAKAWA FANTASYの箱」2番「世界の科学名作」3番「講談社SFシリーズ」でしょう。

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講談社SFシリーズ 1958.9
加藤喬 訳 池田龍雄 装
ハヤカワSFシリーズ 1963.11
福島正実 訳
早川SF全集 1971.1
福島正実 訳
ハヤカワ文庫SF 1979/5
福島正実 訳
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講談社『世界の科学名作』1965.10
福島正実 訳 依光隆 画
ハヤカワSFシリーズの箱
しかし箱にはHAYAKAWA FANTASY
講談社ルビー・ブックス 2000.6
中村多仁 ルビ 八木美穂子 画
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