ハガSFシリーズ


1972年9月から、1973年6月まで計10冊、芳賀書店発行。 出版社の知名度のせいか、ゾッキで出回っていたせいか、あまり評価されていないSFテーマ別アンソロジー叢書。 しかし内容的には福島正実氏編集による、バローズ、C・A・スミスからクラーク、アシモフ、ハインラインまで バラエティに富んだなかなかすばらしい出来で、後に講談社文庫に再録された(全部ではない)のでそちらの方を ご存知の方も多いかも。 ソフトカバーで背表紙は緑色ですが、日焼けしやすく青みがかった色になっている物が多く、昔はよく古本屋の 店頭の均一コーナーで見かけました。

マニアの条件
カバー付き、帯付き

評価価格
一冊1000円〜3000円、セットで2万円(完本の場合)


千億の世界
1972.9
宇野亜喜良表紙
別世界ラプソデー
1972.9
宇野亜喜良表紙
宇宙のエロス
1972.9
宇野亜喜良表紙
おかしな世界
1972.12
宇野亜喜良表紙

ロボット文明
1973.1
宇野亜喜良表紙
背表紙 破滅の日
1973.2
宇野亜喜良表紙

華麗なる幻想
1973.6
宇野亜喜良表紙
未来ショック
1973.5
宇野亜喜良表紙
ミュウタントの行進
1973.3
宇野亜喜良表紙
クレージー・ユーモア
1973.3
宇野亜喜良表紙


『千億の世界』 

「宇宙翔けるもの」: イワン・エフレーモフ
「おお地球よ…」:アーサー・C・クラーク 
「最初の接触」:マレイ・ラインスター
「宇宙の漂泊者」:アレクサンドル・コルパコフ 
「創世紀」:H・ビーム・パイパー
「大隕石」:ワレンチーナ・N・ジュラブリョーワ
「コロンブスは馬鹿だ」:ロバート・A・ハインライン 
「真夜中の祭壇」:C・M・コーンブルース 
「われは虚空の王たらん」:レイ・ブラッドベリ 
「黒い破壊者」:A・E・ヴァン・ヴォクト
「逃亡者」:クリフォード・D・シマック
 
『別世界ラプソデー』  

「歪んだ家」: ロバート・A・ハインライン
「漂流者」:A・バートラム・チャンドラー
「時間がいっぱい」:アーサー・C・クラーク
「タイム・パトロール」:ポール・アンダースン
「失われた種族」:マレイ・ラインスター
「追放者」:エドモンド・ハミルトン
「虎の尾をつかんだら」:アラン・E・ナース
「ブルックリン計画」:ウィリアム・テン
「もし万一…」:アイザック・アシモフ
「時の砂」:P・スカイラー・ミラー
「もう一つの今」:マレイ・ラインスター
「プレイ・バック」:J・T・マッキントッシュ


『宇宙のエロス』  

「上か下か」:ロバート・シルヴァーバーグ
「抱擁」:H・B・ヒッキー
「ショク…」:リチャード・マシスン
「ミスター・ウーリイ」:ポール・ウィギン
「旅路の果て」:ポール・アンダースン
「蠱惑の珠」:ジョン・アンソニイ
「ルシア遊学」:ジョージ・ブラウン
「スペース・ワイフ」:ロバート・シェクリイ
「異次元の肌」:ロス・G・スミス
「ワープする欲情」:ジョー・フライデイ
「悪魔の火」:ジョージ・トーマス
「裸女が戦う」:リチャード・レン
「夢遊ドライブ」:ダン・モーガン
「砂漠の女」:デーン・カーネル
「宇宙人性教育講座」:フレデリック・マラリイ
「コールガールは花ざかり」:リチャード・マシスン


『おかしな世界』  

「思考の香り」:ロバート・シェクリイ
「壁の中」:シオドア・R・コグスウェル
「もののかたち」:レイ・ブラッドベリ
「暴風雨警報」:ドナルド・A・ウォルハイム
「反対進化」:エドモンド・ハミルトン
「死都」:マレイ・ラインスター
「むらさきの女」:アナトリイ・ドニェプロフ
「六本のマッチ」:ストルガツキー兄弟
「雷獣ヴァヴェリ」:フレドリック・ブラウン
「手品」:フレドリック・ブラウン
「ここは地球だ」:ウィルスン・タッカー 

『ロボット文明』  

「エタオイン・シュルドウル」:フレドリック・ブラウン 
「長かりし年月」:レイ・ブラッドベリ
「生きている家」:ウィリアム・テン
「ロボット誕生」:イアンド・バインダー 
「エレンへの手紙」:チャン・デーヴィス
「愛しのヘレン」:レスター・デル・リィ
「来訪者」:ハリー・ベイツ 
「うそつき」:アイザック・アシモフ
「ロボット還る」:ロバート・M・ウィリアムズ
「サリイはわが恋人」:アイザック・アシモフ
「めざめ」:A・E・ヴァン・ヴォクト

『破滅の日』  

「太陽系最後の日」:アーサー・C・クラーク
「ロト」:ウォード・ムーア
「にせ者」:フィリップ・K・ディック
「大当りの年」:ロバート・A・ハインライン
「終りの日」: リチャード・マティスン 
「夏は終りぬ」:アルフレッド・コッペル
「雷鳴と薔薇」:シオドア・スタージョン
「ひる」:ロバート・シェクリィ
「豚の飼育と交配について」: レックス・ジャトコ


『華麗なる幻想』  

「奇蹟を行う男」:H・G・ウェルズ
「フェッセンデンの宇宙」:エドモンド・ハミルトン
「プルトニウム」: C・A・スミス
「生命の木」:C・L・ムーア
「2889年」:ジュール・ヴェルヌ
「火星の超巨人」:エドガー・ライス・バロウズ
「歩行者族の反乱」:D・H・ケラー
「影と閃光」:ジャック・ロンドン
「ロス・アミゴスの大失策」:アーサー・コナン・ドイル

『未来ショック』  

「走れ、走路」:ロバート・A・ハインライン
「海底牧場」:アーサー・C・クラーク
「地球遠征」:アーサー・C・クラーク
「お席へどうぞ, 諸君!」:ロバート・A・ハインライン
「徘徊許可証」:ロバート・シェクリィ
「草原」:レイ・ブラッドベリ
「夢を売ります」:アイザック・アシモフ
「1999年」:フレドリック・ブラウン
「創造の第一日」:ゲオルギー・グレーヴィッチ
「災厄のとき」:アイザック・アシモフ


『ミュウタントの行進』  

「月の犬」:アーサー・C・クラーク
「アララテの山」:ゼナ・ヘンダースン
「黒い天使」:ルイス・パジェット
「大魔王作戦」:ポール・アンダースン
「バーンハウス効果」:カート・ヴォネガット・ジュニア
「アブサロム」:ヘンリイ・カットナー
「アトムの子ら」:ウィルマー・H・シラス
「仕事は終った」:ウィルスン・タッカー
「災厄」:ローレンス・シアーズ
「超能力会社」:ロバート・シェクリイ
「ママだけが知っている」:ジュディス・メリル

『クレージー・ユーモア』  

「クリスマス・プレゼント」:ウィリアム・テン
「ナンバー9」:クリーヴ・カートミル
「人類供応法」:デーモン・ナイト
「観光案内」:ウィルスン・タッカー 
「四次元フープ」:ジョン・D・マクドナルド
「伝記計画」:ダドリイ・デル
「クレイジィ・プラネット」:フレドリック・ブラウン
「狂った星座」:フレドリック・ブラウン
「バスカヴィル家の宇宙犬」:ポール・アンダースン& ゴードン・R・ディクスン
「時は金」:マック・レナルズ
「みんなボマーを愛してる」:ウィリアム・テン
「旅する男」:ヘンリィ・スレッサー


エントランスへ 日本のSFへ