sense of wonder

EDGAR RICE BURROUGHS

BLUE BOOK-ペルシダー-


ARGOSYとならんでERBの作品が数多く掲載されたBLUE BOOK MAGAZINE。
特に1928年から32年の4年間ほとんど毎号バローズの作品が連載されていました。表紙にILLUSTLATEDとあるようにイラストが2ページに1個は入っています。 しかし、特筆すべきものは、(表紙から類推できる通り)ありません。同時代に発行されていた、いわゆるパルプ雑誌のケバケバしさ もありません。これは、ARGOSYにもいえることですが、一ランク上の一般読者向け雑誌と言うことだからでしょう。紙質もSFパルプ雑誌より 良いものを(パルプ紙ではありますが)使っています。

さて、TANARですが、表紙だけ見ればTANARの下にさらに大きくTARZANと書いてありこれだけ見れば(表紙絵をみても)ペルシダーなんてぜんぜん わかりません。どう見たって、TARZANのお話のような気がします。
その下の、ほんとうにTARZANが活躍する方の号は、恐竜やら、トカゲ人間みたいなのが出てきて少しはSFらしい表紙になっています。

ペルシダーシリーズは早川SFシリーズ、早川SF文庫、創元推理文庫で読むことができます。(どれも絶版or品切れだけど) この内どれを、買うかですが(コレクターはもちろんすべて買う)、やはり武部画伯の表紙・挿絵入りの創元推理文庫がお勧め、ただし第7巻のみは コレクターでなくとも、早川の本も買わなくてはいけない。創元版は結末が版権の関係(最後の章のみ早川が版権を持っている)でないからね。

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戦乱のペルシダー(TANAR OF PELLUCIDAR 1929.3-1929.8まで6回掲載)創元文庫:海賊の世界ペルシダー

艱難辛苦の末に勝ち取った地底世界ペルシダー帝国の平和も、長くはつづかなかった。獰猛なコルサール人海賊が襲撃してきたのだ。果敢な戦闘の結果撃退することに成功したものの ペルシダー帝国は大きな痛手を被った。多くの戦士たちが捕らえられ、その中に、皇帝デヴィットと皇后美女のダイアンの寵愛を一身に受けていた一人の若者がいた。<疾風のタナー>

BLUE BOOK 1929.3
FRANK HOBAN画
BLUE BOOK 1929.4
FRANK HOBAN画
BLUE BOOK 1929.6
FRANK HOBAN画
BLUE BOOK 1929.7
FRANK HOBAN画
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地底世界のターザン(TARZAN AT THE EARTH'S CORE 1929.9-1930.3まで7回掲載)創元文庫:ターザンの世界ペルシダー

極悪非道なコルサール人に捕らえられたデヴィッド・イネス、彼の不運な境遇を知った地上世界では大掛かりな探検隊が組織された。隊長に選ばれたのはなんと、<ジャングルの王者>ターザンだった。 でも今回のヒーローはジェイスン・グリドリーだよ。

BLUE BOOK 1929.10
FRANK HOBAN画
BLUE BOOK 1930.1
FRANK HOBAN画
BLUE BOOK 1930.2
FRANK HOBAN画
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