sense of wonder

EDGAR RICE BURROUGHS

BLUE BOOK MARS-2


ARGOSYとならんでERBの作品が数多く掲載されたBLUE BOOK MAGAZINE。
特に1928年から32年の4年間ほとんど毎号バローズの作品が連載されていました。表紙にILLUSTLATEDとあるようにイラストが2ページに1個は入っています。 しかし、特筆すべきものは、(表紙から類推できる通り)ありません。同時代に発行されていた、いわゆるパルプ雑誌のケバケバしさ もありません。これは、ARGOSYにもいえることですが、一ランク上の一般読者向け雑誌と言うことだからでしょう。紙質もSFパルプ雑誌より 良いものを(パルプ紙ではありますが)使っています。


火星の透明人間Swords of Mars (BLUE BOOK 1934.11-1935.4まで6回掲載)創元推理文庫SF

連載開始時にその作品が表紙を飾るのが通常なのですが、今回はなぜか2回目と3回目が表紙に なっています。特に連載3回目の表紙がいいですね。イラストはすべてR.FINKです。でもこの画家の絵は まったく魅力がなく、同じ号には他の画家が、すばらしいイラストを描いているだけに、バローズほどの人気 作家なら一番いい画家を使ってほしかったと思います。

BLUE BOOK 1934.12
J.CHENOWETH画
BLUE BOOK 1935.1
O.ZAULA画
blue
blue


BLUE BOOK
1934.11

BLUE BOOK
1935.2

BLUE BOOK
1935.3

Henry Soulen画
BLUE BOOK
1935.4

blue
blue
blue
blue


エントランスへ ERB展示室へ