sense of wonder

EDGAR RICE BURROUGHS

BLUE BOOK  その他1


ARGOSYとならんでERBの作品が数多く掲載されたBLUE BOOK MAGAZINE。
特に1928年から32年の4年間ほとんど毎号バローズの作品が連載されていました。表紙にILLUSTLATEDとあるようにイラストが最低2ページに1個は入っています。 しかし、特筆すべきものは、(表紙から類推できる通り)ありません。同時代に発行されていた、いわゆるパルプ雑誌のケバケバしさ もありません。これは、ARGOSYにもいえることですが、一ランク上の一般読者向け雑誌と言うことだからでしょう。紙質はARGOSYやSFパルプ雑誌より 良いものを(パルプ紙ではありますが)使っていますので、劣化もそれほどひどくありません。

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密林の謎の王国(THE LAND OF HIDDEN MEN 1931.5-1931.9まで5回掲載)創元推理文庫SF

ARGOSYとちがってBLUE BOOKは、バローズの作品が掲載された号では、表紙絵によく使うのですが、今回は初回掲載時のみ、表紙絵となっています。 中のイラストは5冊ともFRANK HOBANが描いています。1932年に単行本になった時、「JUNGLE GIRL」と改題されましたが、ペーバーバックになった時は元の題名に戻されました。

アンコール・ワットの遺跡で知られるカンボジア。たまたまそこを探検したアメリカの青年医師はジャングルで道に迷い、豪華絢爛たるクメール文化に守られて 外界から千年も隔絶してきた不思議な王国にさまよい込んでしまった。癩病やみの王や美しい踊り子、そして軍象の群れと虎大王が織りなす永遠の 恋と陰謀と冒険の世界!(創元推理文庫解説目録より)
BLUE BOOK 1931.5
Laurence Herndon画
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BLUE BOOK 1931.6
Laurence Herndon画
BLUE BOOK 1931.7
Laurence Herndon画
BLUE BOOK 1931.8
Laurence Herndon画
BLUE BOOK 1931.9
Laurence Herndon画
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「密林の謎の王国」

これが、美しい踊り子と虎大王の日本語版の表紙。

武部本一郎画
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