sense of wonder

O.A.KLEIN

ARGOSY 2

SENSE OF WONDER

ARGOSYはエドガー・ライス・バローズの作品の多くが掲載されていたことで有名ですが、SFパルプ雑誌発行以前、及び黎明期には、多くのSF作品が掲載されていました。 メリット、マレイ・ラインスター、O・A・クライン、そしてレイ・カミングスらがそうです。

ARGOSYは長編連載開始の号の表紙にその作品を使い、作品名と作者を明記しました。これは人気作家であったバローズの作品でも例外ではありません。 6回連載なら、連載開始の号だけが表紙絵になっています。SFコレクターとしてはせめてバローズほどのビッグネームにはもっと表紙絵にしてほしかったものです。(表紙絵になっている 号はなっていない号より高価です)


「火星の無法者」THE OUTLAWS OF MARS (ARGOSY 1933.11.25から7回連載)

OTIS ADELBERT KLEIN(1891-1946)彼自身の作品は露骨な人種差別と性差別が基調となった、かなり低レベルのパルプ誌冒険小説である。 九つの長編はどれもよめたものではない。 (最新版SFガイドマップ作家名鑑編・サンリオSF文庫より・・・と、えらい言われようであるが、当時は相当の人気を博したようである。)
翻訳作品
「火星の無法者」(久保書店QT) 「火星の黄金仮面」(創元推理文庫SF)
同じ本ですから翻訳は1冊だけということになります。まあ、今後も他の作品が翻訳されることはないでしょうね
ARGOSY 1933.11.25
Robert A.Graef画
火星の無法者 1967.7.1
加納光於画
火星の黄金仮面 1978.6.16
武部本一郎画
oak
blue
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