青字の部分を加筆
| モバイルコンピューティングという言葉を雑誌で見かけたり、話に聞いたりすることが多くなった。文字通り、パソコンをデスクトップ(机の上)から、外に持ち出して使うのがモバイルコンピューティングだ。 パソコンを使い始めると、文章を書いたり、計算をしたり、絵を描いたり、何でもパソコンでやったほうが楽なことがわかってくる。インターネットを始めて、メールを送ったり受け取ったりするのに慣れてくると、電話がないと困るように、メールがいつでも見られる環境にないと、仕事にも生活にも支障をきたすようになる。 そうなると、デスクトップのパソコンだけでは、出張や旅行に出かけたとき、手元にパソコンがなくて困ることになる。こうして、パソコンが浸透していくにつれて、ノートパソコンがどうしても必要になってくる。 とはいっても、少し前までは、ノートパソコンと言っても、重さは3キロ程度、性能も、CPUのスピードやハードディスクの容量など、デスクトップパソコンには見劣りのするものだった。しかし、最近になって状況が変わってきた。ノートパソコンでも、1.5キロから2キロと軽くて、しかも、CPUスピードでもハードディスク容量でも匹敵するものが出てきている。液晶ディスプレイも、カラーで解像度も800×600と、インターネットでホームページを見ても、デスクトップパソコンのCRT(ディスプレイ)とそれほどひけをとらないものになっている。これさえあれば、どこにでもパソコンを持っていって、自宅と同じ環境を持つことができる。 モバイルコンピューティングというと、デスクトップのパソコンを持っていて、2台目にノートパソコンというのが通常のイメージだが、この性能なら、1台目でも十分と言っていいだろう。今のノートパソコンは、これ1台あれば、どこにでもパソコンを持っていって、自宅と同じ環境を持つことができる感じになってきた。 ケーブル接続でのデータのやりとり
モバイルコンピューティングについては、何度かに分けて開設する予定だが、最初に説明しておきたいのが、2台のパソコンの間でのデータのやりとりだ。パソコンとパソコンの間で、ファイルのやりとりをするというのは、よくあることだ。普通は、フロッピーディスクでやることが多いが、最近は、画像ファイルやワープロの辞書ファイルなど、1枚のフロッピーディスクに入りきらないものも多い。 ファイルを[マイコンピュータ]→[コントロールパネル]→[ネットワーク]と開く。「現在のファイル構成」の中に、「IPX/SPX 互換プロトコル」がなければ、「追加」をクリックして、「プロトコル」をダブルクリック、「Microsoft」をクリックして、 IPX/SPX 互換プロトコル」をクリックする。これで、インストールができる。必要なら、Windows95のCD-ROMを使う。 ゲストからホストのファイルにアクセスする
パラレルケーブルで2台のパソコンのパラレルポート同士をつないだら、まず、デスクトップパソコンの「ケーブル接続」をダブルクリックして立ち上げる。最初に使うときは、設定の画面になるので、指示に従って設定をしていく。 |
| 前回、Windows95では「ケーブル接続」を使うと、1台のパソコンともう1台のパソコンをパラレルケーブルでつないで、データのやりとりが簡単にできるという話をした。データのやり取りは、フロッピーディスクでもできるが、ケーブル接続を使うと、ずっと簡単に大容量のファイル転送を高速に行なうことができる。 パソコンとパソコンをつないで転送するには、イーサネットという方式を使っても可能だ。企業の中では、数台から数十台のパソコンを接続するので、イーサネットを使うのが普通だが、これには、ルーターという機器を用意し、パソコンにそれぞれイーサネットのボードを装着しなければならない。「ケーブル接続」なら、ケーブルを1本買うだけだが、イーサネットでつなぐとなるとお金がかなりかかることになる。 個人なら、多くても3台。普通は2台のパソコンをつなぐのがせいぜいだから、ケーブル接続でデータのやりとりをするのがリーズナブルな方法だが、最近になってちょっと状況がかわってきた。ケーブル接続では、2台のパソコンを接続することしかできない。また、パラレルポートを使うので、プリンターを同時に使うことができない。ケーブルの抜き差しも面倒だ。 その点、イーサネットで接続すれば、3台以上のパソコンも接続することができる。ケーブル接続は、データのやりとりをするときに、臨時につないでみるといったものだが、イーサネットは、複数のパソコンを恒常的につないでおくためのものだ。 イーサネットで接続すると
今までのパソコンが古くなって、CPUのスピードも遅いし、ハードディスクの容量も足りないので、買い替える場合を考えてみよう。それまで、いろいろなソフトウェアをインストールし、ワープロソフトの辞書に単語を登録して使いやすくしてきた(今のワープロソフトは自動的に単語が登録されて、辞書がよくなっていく)パソコンの環境をそっくりそのまま移さなければならない。もちろん、壁紙やスクリーンセーバー、ワープロや表計算ソフトの設定など、細かいところの設定も必要だ。 ダイヤルアップルーター
ISDNでインターネットをするためには、モデムではなくDSUとTA(ターミナルアダプター)という機器が必要だが、最近は、DSU内蔵のTAが3万円程度で買えるようになった。TAはモデムと同じように、RS-232Cケーブルでパソコンと接続する。 ブリーフケースを使うさて、前置きの説明が長くなってしまったが、前回のケーブル接続に続いて、「ブリーフケース」について解説しよう。ケーブル接続をすると、「ブリーフケース」を使うことができる。「ブリーフケース」は、2台のパソコン間で、同じファイルを使うとき、どちらが新しいかわからなくなることを防ぐための工夫だ。 ノートパソコンとデスクトップパソコンの両方を使っている人は、必要なファイルをフロッピーディスクを介してノートパソコンに移し、修正を加えたものはその都度デスクトップのほうにコピーしなければならない。しかし、ブリーフケースを使えば、どのファイルを書き換えたとか気にすることなく、デスクトップパソコンとノートパソコンを並行して使うことができる。 こうして文章で説明しても理解は難しいかもしれないが、2台のパソコンを並行して使っていく人は、ぜひケーブル接続とブリーフケースを使ってみるべきだ。一度使えば、こんな便利なものはないと思うはずだ。 使い方は簡単。デスクトップにある「ブリーフケース」のアイコンをダブルクリックしよう。最初に立ち上げたブリーフケースの画面には、何の表示もないが、ここに、ホストパソコンのフォルダからファイルをドラッグしてくれば、ブリーフケースを使ってファイルの共有ができる。 ホスト(この場合はデスクトップパソコン)からゲスト(ノートパソコン)のブリーフケースにファイルをドラッグしておけば、それ以降、ホストとゲストで同じ状態のファイルを保持することができる。この機能はうまく使いこなすとなかなか便利だ。 必要なファイルをノートパソコンのブリーフケースにドラッグしておく。そのノートパソコンを持って出かけて、ワープロなどでファイルを修正する。自宅に戻ってきて、ケーブル接続をして、ブリーフケースを開き、メニューバーの「ブリーフケース」→「すべて更新」をクリックする。 これで、ブリーフケース内のファイルとホストの元のファイルの状態がチェックされ、新しくなっているものは置換される。つまり、古いファイルは新しいファイルに上書きされるのだ。 |
前回、インターネットに高速にアクセスするには、普通のアナログ電話回線からデジタルのISDN回線に変えるといいという話をした。私事で恐縮だが、98年2月末に26年生活した東京から福島に引っ越し、ようやくISDN回線に変えたので、その経験をもとに、手続きの全体や必要な機器、使い勝手について解説しよう。ISDNへの切り替えは簡単
ISDNに変更の申込みは簡単だ。116番に電話するだけでいい。僕の場合は、引っ越しに伴って電話番号が変わったが、電話番号を変えずに、アナログからISDNにすることもできる。 TAかダイヤルアップルーターか
デジタルの64kbpsでインターネットに接続するには、DTEポートとパソコンのシリアルポート(RS232-Cポート)をシリアルケーブル(RS232-Cケーブル)で接続して使う。TAをモデムと同じ感覚で使うと思えばいい。インターネットに接続するときの設定も、TAに付属するCD-ROMでドライバをインストールしてから、モデムのところで、TAを選べばいい。 64kbpsはさすがに速いさて、ISDNでインターネットにアクセスした感想だが、64kbpsでのネットサーフィンは、さすがに表示が速くて快適だ。28800bpsが64kbpsになるのだから、当然だが、何で早くISDNにしなかったのかと後悔した。画面の表示の速さだけでなく、電話をかけ始めてから、プロバイダーにつながるまでの時間も短縮される。 特に僕の場合は、以前はトーン回線だったので、その差は大きい。もちろん、電子メールの送受信や、FTPでのアップロードやダウンロードもずっと速くなる。大きなファイルをダウンロードするときなど、力を発揮しそうだ。 画面表示が速いだけと思うかもしれないが、それで回線の使用時間が短縮できるわけだし、それ以上に、今までよくこんな遅い表示に我慢していたなと思うはずだ。パソコンのCPUのスピードや、プリンターの印字速度と同じで、一度64kbpsの回線速度に知ってしまうと、もう後戻りはできない感じだ。 2回線あるから、インターネットをしているときでも、もう1回線で電話を受けたりかけたりすることができる。インターネットでは、長時間接続していることが多いから、電話がいつも話し中で困るということになるが、ISDNならその心配もなくなる。 インターネットを始めるなら、思い切ってISDNを一緒に入れてしまうことをすすめたい。画面表示は多少遅くてもと思うかもしれないが、実際にネットサーフィンを始めてみると、画面表示が遅いのは、かなりの障害になる。インターネットはいろんな情報が世界中から集められると期待している人は、なあんだこんなに時間がかかって待たされるのかと、がっかりしていまうかもしれない。 インターネットを始めては見たけれど、最近あまりアクセスしていないという人も、ISDNに変えて回線速度を速くしてみよう。また、新しいインターネットの世界が開けてくるはずだ。 |
| インターネットのオンラインショッピングで、いちばん役に立つは洋書の購入だ。この連載の読者が関心を持つのも、書籍の購入できるサイトだろう。国内には、洋書専門店というのは数少ないから、僕も洋書の購入には、丸善にファックスで注文して送ってもらうことが多かったが、インターネットが身近になって、状況は一変した。 たとえば、これから紹介する amazon.com(http://www.amazon.com/)を使えば、もっと簡単に安価に(ドル円の交換レートや配送の日数によっても必ずしも安くならないこともある)洋書を手に入れることができる。250万冊あるというデータベースから目的の本を検索することもできるし、テーマ別インデックスで、書店の棚を見ている感覚で本を探すこともできる。国内では、一堂に介した洋書からセレクトして購入する機会はなかなか持てないから、僕は amazon.com を単に洋書を安く早く買えるツールとしてだけでなく、新刊本を眺めたり、書評を読んだり、テーマに添って本を探したりする場所として楽しんでいる。 amazon.com には、最近、日本語のページもできた。検索や注文は英語でしなければならないが、検索の方法や注文の仕方が、日本語で読めるようになったので、英語の不得意な日本人にとってはずっと使いやすくなった。 それでも、インターネットでクレジットカードの番号を送るのは不安、オンラインショッピングは初めてで、どうやっていいかよくわからないという人のために、amazon.com へのアクセス方法について解説しよう。 250万タイトルから検索する
amazon.com は1995年にスタートしたインターネット上のオンラインブックストア。英語を中心とした(日本語の本はない)250万タイトルのデータベースを持ち、その中から、著者名やタイトル名で検索して本を探し、注文して小包で送ってもらうことができる。ただし、支払いにはクレジットカードが必要だ。 セキュアサーバーと標準サーバー
買う本が決まったら、その本のタイトルをクリックすると、その本のページになる。そこにある「Add
it to your Shopping Cart」のボタンを押せば、まず、自分のショッピングカートに本が入る。何冊か買う場合は、この作業を繰り返していけばいい。一度ショッピングカートに入れた本は元に戻すこともできる。 早ければ4日で本が手に入るサーバーを選択すると、オンライン・オーダーフォームの画面になる。最初の画面で、 自分のメールアドレスを間違えないように入力し、「I am a first-time customer.」と支払方法として、クレジットカードを選び、「continue」をクリックする。 次の画面で、「new international address」をクリックし、開いた画面で、送り先の住所を英語で入力する。全て入力したら、「done」をクリックする。 次の画面で、注文した本のタイトルと冊数を確認し、クレジットカードのデータ(種類、番号、有効期限、名前)を記入する。そして、発送方法を選択する。 日本への発送は、国際発送になり、Standard Shipping(普通郵便配送)とDHL WorldMail(DHL国際便)とDHL Worldwide Express International (DHL国際速達便)の3種類がある。Standard Shipping は、1回の注文につき4ドル+1冊につき1.95ドルと送料が安いが、時間は船便なので7〜8週間かかる。DHL WorldMail は、1回7ドル+1冊5.95ドルの送料で、時間は1週間から3週間。DHL Worldwide Express International(DHL国際速達便)は、1回30ドル+1冊5.95ドルと送料は高いが、発送してから(発送までに多少時間がかかる。この時間はそれぞれの本によって違い、表示されている)、1日〜4日で届く。どのくらい早く手に入れたいかで使い分ければいいが、僕はたいてい、DHL WorldMail を使っている。 このあと、自分のパスワードを設定する。パスワードを使うと、メールアドレスとパスワードだけで、注文ができるようになるので、インターネットにアクセスするときのパスワードのように、他の人にわからなくて、しかも自分は忘れないようなパスワードを設定しておこう。 次が最後の画面で、注文の内容や料金が表示される。確認して間違いがなければ、「PRESS THIS TO SUBMIT YOU ORDER」のボタンをクリックすれば、注文は終了。もし間違いがあるときは、ブラウザの「戻る」で前の画面に戻って修正をしよう。 一度注文すると、クレジットカードのデータや送付先の住所は登録されるので、それぞれの本のページの「Add it to your Shopping Cart」のボタンの下にある「Buy one copy and ship to:」のボタンをクリックするだけで、注文が完了する。これをワンクリック注文というが、90分以内なら、ひとまとまりの注文として、まとめたパッケージで送られてくるし(2〜3日で発送可能なものとそれ以上かかかるものに分けて送られる)、間違えて注文した本は、90分以内なら訂正できるから、2回目以降は、これを利用すると注文がぐんと楽になる(90分過ぎてしまった場合でも、電子メールを送れば注文の取り消しができる)。 この解説を読んでも、ごく簡単に本を探して注文することができるのはわかるはずだ。今特に注文したい本がないという人も、一度、amazon.com にアクセスしてみよう。日本から注文のあった本のベスト20も見られるし、インターネットのオンラインショッピングを試してみるには、おすすめのサイトだ。 |
| 前回は書籍のオンラインショッピングのできるサイトamazon.comを紹介した。amazon.comは、250万冊のデータベースを持つ世界最大のオンラインブックストアだが、もちろんインターネットでアクセスできる書店は、他にもたくさんある。 amazon.comはアメリカの書店だから、探せるものはアメリカで出版されたものが中心だ。僕は児童文学に興味があるので、そうした洋書を探すことがあるが、英語の本の場合、イギリスで出版されたものも重要になってくる。そうした本を探すには、もちろんイギリスの書店を探すのがいいが、インターネットにはイギリスの書店もある。 僕が利用しているところでは、Bookpages(http://www.bookpages.co.uk/foyer-j.asp)がおすすめだ。英国最大のオンラインブックストアで、英国で出版された本約90万冊のデータベースを備えている。ここも、amazon.comと同様、日本語のページが設けてあるので、英語は不得意という人でも、使いやすいだろう。 bookstore.co.uk(http://www.bookstore.co.uk/indexfe.html)は、イギリス、アメリカのほか、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアの書物も扱っているというふれこみのバーチャル書店。僕はここも時々利用している。やはり、日本語のページがある。 イギリスのオンライン書店
ある作家の作品とか、あるテーマの書籍を調べるときは、いくつかのオンライン書店を探してみるのがいい。特に、英語の書籍を探す場合、アメリカとイギリスではラインナップがかなり違うから、両方調べたほうがいいだろう。 日本にもあるオンライン書店
インターネット利用できるのは、アメリカやイギリスの書店だけではない。日本にもいい書店がある。いくつかあるが、おすすめは(お追従ではなく)図書館流通センターのサイトだ(http://www.trc.co.jp/)。ここでは、約67万冊の日本で出版された本のデータベースがある(http://www.trc.co.jp/trc-japa/search/trc_www.htm)。書名、著者名、出版社名で検索できるところ、検索して注文すると、バスケットに入って、あとからまとめて注文するところなど、amazon.comと同じ方式だ。 インターネット書店を活用する前々回、「福島市に引っ越した機会に、ISDN回線に変えたので、インターネットがあれば、東京にいるのと同じように仕事ができる」と書いたが、インターネットのオンラインショッピングについては、世界中どこにいようと、全く同じ状況で利用ができる。むしろ、回線がすいていて、パソコンが置いてある場所の家賃の安い福島市のほうが、ずっといい環境と言えるかもしれない。 日本国内の場合、(インターネットではなく実際にある)書店に関しては、地方都市レベルでも、かなり充実しているといえる。周りに書店の少ないところでも、図書館があるところは多いはずだ。しかし、新聞で書評を読んで関心を持った本、雑誌で紹介されていた本を、実際に手に入れようと思うとけっこう手間と時間がかかることは、ご存じの方も多いだろう。 大きな書店でも、新刊書は一定期間経つと戻されてしまうので、半年前に出版された本など、なかなか見つからないことになる。書店で注文できるが、時間もかかるし、客注の本は返本できないことから、お客からの注文に積極的でない本屋さんも多いようだ。 また、新刊書の場合、出版されてすぐは、全国の書店に散らばるので、うまく近くの書店で見つけることができないと、そのあと手に入れるのに苦労する。注文しても、取り次ぎにも出版社にも在庫がなくて、「品切れでした」ということになる。こういう本の場合、読むだけならば、身近な図書館で探すのが一番で、人気のある本でも、リクエストを出しておけば、返却され次第、電話がかかってくるし、時間がかかるようなら、他の図書館から取り寄せてもらえることもある。 僕の仕事の場合、取材などで、「この本がすぐに欲しい、遅くとも2、3日うちに」ということがある。この場合、「大きな書店に電話をして在庫を聞いて、あれば買いに行く」「図書館に出向いて、なければリクエストを出す」という方法を並行して使うことになるが、これにインターネットが加わると(オンライン書店の場合、実際に出かけるよりは数日多くかかるが)、それほど急がない本の場合、本探しはさらに便利になる。 東京から地方に移ると、書籍などの情報から遠くなるというイメージがある。しかし、、たとえば僕の住んでいる福島市の場合、駅まででかければかなり大きな書店があるし、図書館も、車で5分のところにある。前に住んでいた世田谷区の場合、新宿、渋谷の大きな書店に出かけるには、実際には、福島市内で駅前の書店に行くよりもずっと時間がかかる。もしかしたら、首都圏の住民のほうが、書籍やCDに関しては過疎の状態に置かれているかもしれないのだ。 インターネットの書店や、CDショップ、パソコンショップは、地方都市の人たちだけでなく、首都圏でもけっこう情報過疎の状態に置かれている人たちにとって、いろんな意味で生活を便利にしてくれる。前回から紹介したショップだけでなく、他にも面白いお店はたくさんある。興味のある人は、Yahoo!やGooの検索サーバーを使って検索して、取りあえずウィンドウショッピングから始めてみよう。 |