ポートランド日記 |
10月28日(日)──89日目 今日は太陽が出ていい天気。暖かいので、外でもパーカーなんかはいらず、長袖シャツだけでいい感じだ。 腰はだいぶよくなってきた。10時15分のバスでダウンタウンへ。14番のバスに乗り換えて「ホーソン(ハーソンともいう)通り」へ。この通りは、ダウンタウンからホーソン橋を渡ったところから、東へずっと続いている広い通り(ブールバード)で、レストランやショップが集まっている通りとして知られている。観光客もよく行く通りだ。 二年前にポートランドに始めてきたときに、ホーソン通りの近くの友人の家に泊めてもらったので、ここには何度も来ている。しかし、今回の滞在では、Iさんと一回来て、ブリューパブ(ビールの飲めるレストラン)と近くの古着屋さんに寄っただけ、今日は、久しぶりにゆっくり回った。 ホーソン通りで店が集まっているのは、33番ストリートから47番ストリートくらいだとガイドブックに書いてあったので、45番ストリート辺りでバスを降りる。人に連れられては、何度も来ているが、自力で来るのは初めてだ。 バスを降りたところに、フレッドマイヤーがあって、ここはこの間オードリーさんとギルさんに連れてきてもらって、野菜の水切り器を買ったところだった。ハローウィンやクリスマス関連の小物がたくさん売られていた。 パウエルズ・ブックストアは、支店がホーソンにも二軒ある。一軒は、料理や園芸の本の専門店で、本のほかに、料理は園芸のための小物も売っている。一部で扱っているというのではなく、半分くらいが本以外のものだ。しかも、ドアでつながった隣は、食材やワインの買えるスーパーになっている。 そのあと、小物の店をいくつか回った。ホーソンの店は、ノブヒルの店とはまた違ったテイストがある感じがする。ここでうまく表現するのは難しいが、ノブヒルが少し観光地っぽい作られた感じがするとすると、ホーソンの店は、ヒッピー全盛の頃から、面白いものを売っているという感じだろうか。 昼食は、「Garbonzos」という地中海料理の店で食べた。地中海料理というと、日本人なら、スペイン、フランス、イタリアと思いそうだが、こちらでは、ギリシア、中東、アフリカというニュアンスが強いようだ。肉料理もおいしかったが、スープがとびきりおいしかった。 バスで、ダウンタウンに戻って、パイオニアプレイスを覗いてから帰る。ノブヒルやホーソンの店を回ってきて、ダウンタウンの店が高いのがよくわかった。同じものが、二〜三割は高い。 |
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