ポートランド日記 |
10月15日(月)──76日目 大学のスピーチのクラス、今日は教科書のレクチャー2のリスニング、自宅で聞くときにわざと文章を見ないようにしたので、思ったよりわからなかった。先生のテープレコーダーも古いもので、テープの状態もよくないので、さらに聞きづらい(ダビングなので音が悪くてごめんなさいと言っていた)。 最初のスピーチの評価を渡される。B−(マイナス)。思ったより良くなくて、がっかり。個別の評価は、下の通り。 発音:もっと努力を(3.5) 語彙(ボキャブラリー):叙述的でよい(5) 構成:焦点がぼけていた(3) 内容:興味深く、有益(4) 発表方法(プレゼンテーション):原稿を読み過ぎ、アイコンタクト不足、熱意が不足、声の大きさは適当(3) 結局、テーマを、サタデーマーケットに絞らずに、ポートランドの交通機関まで広げてしまったのが敗因だったようだ。それと、原稿を読んでしまったこと。と言っても、原稿を見ないで、英語のスピーチをするのは難しい。かなり練習しないといけない。 水曜日には、次のスピーチのアウトラインの提出だ。次はがんばろう。 帰りのバスの乗り換えで、景色を眺めていたら、アメリカが自分の中にしっくりはまっているのを感じた。旅行社としてではなく、滞在者として。日本から遠く離れている異国に来ているのではなく、電車に乗ればすぐ福島に帰れそうな感じだ。 バスを乗り換えるのは、下を高速道路が走って、他にも広い通りが交差している、ダウンタンのはずれのバス停。車の量は多いが、日本のような排気ガス臭さはそれほど感じない。 東京で環七と246号線の交差点に立っていたら、とっても長い時間は我慢できないが、ここはそんなことはない。高速が高架ではなく下を走っているからだろうか。ポートランドは、橋以外は高架の道路はほとんどない。電車も同じだ。もちろん横断歩道橋もない。それに地下街もない。この辺に町づくりのうまさとポリシーを感じる。 金曜日に作ったカレーを一生懸命食べる。 |
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