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そのほか、既発表の評論、エッセイ、コラム、小説を、順次掲載しています。

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大西赤人/小説と評論 No.8.................................2000.4.24
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/onishi/akahito.htm

コラムの感想やホームページへの意見は、suzuki.yasuyuki@nifty.ne.jpまで
お送りください。次回の発行は、2週間後の5月8日です


///////今週の更新情報/////////////////////////////////////////////////


●掌編小説集『善人は若死にをする』
71年から73年に刊行された3冊の作品集より、自選・校正した掌編小説集『善
人は若死にをする』(86年)の掲載スタート。まず、「夭折と野良犬」と「無
声の詩人」の2作を掲載。
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/onishi/short.htm


●評論を2本掲載しました。

■幸福の演出と定着
ちょっと風変わりな映画、マイク・リー監督『秘密と嘘』の中で僕の印象に強
く残ったのは、登場人物の一人である写真家のカメラによって定着されて行く
人々の幸福の背後に、タイトルが象徴する裏腹な現実の存在が暗示されている
ことだった。入学式、運動会などでスッカリお馴染みとなった保護者によるビ
デオ撮影は、実はそれと同じ幸福の虚像の大量生産ではないだろうか。
(97.5)
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/onishi/sha107.htm

■金縛りに遭った『虹をつかむ男』
渥美清の亡霊に映画全体が金縛りに遭っているような山田洋次監督の『虹をつ
かむ男』は、この一作を見る限り、シリーズ化にふさわしい中身とは考えられ
ない。もし、それでも続編を作ろうというのならば、『男はつらいよ』の名残
を完全に払拭するつもりで立ち向かってほしいと思う。
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/onishi/niji.htm


●小説『斜塔』は全30回のうち、第26回まで掲載されています。
 次回の掲載は、4月27日です。
 硬派のレポートで人気の芸能レポーター・上条康夫には、全共闘の活動家と
いう過去があった。自らの番組が低迷し壁に当たっているいま、上条をおそう
新たな試練とは? 40代を迎えた全共闘世代の挫折と苦悩を描いた社会派小説。
イラストレーション=大浦信行
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/onishi/shato.htm


///////今週のコラム・4月24日掲載//////////////////////////////////////


サンタナ・サウンドが安心して楽しめる『SUPERNATURAL』

 最近、よく聴いているアルバムは、サンタナの『SUPERNATURAL』と椎名林檎
の『勝訴ストリップ』の2枚。相互には何の関係もないのだけれど、あえて共
通項として挙げるとするならば、どちらもメチャメチャ濃い≠ニいうところ
ですかね。今回は、サンタナについて少し書きたい。

 カルロス・サンタナは1947年生まれ、日本流に分類すると「団塊の世代」ま
っただ中ですな。あの伝説のウッドストック・コンサート(1969年8月)にも
出ていたというのだから、キャリアとしては優に30年を超える。さて、僕が最
初に耳にしたサンタナの曲といえば、やはり『BLACK MAGIC WOMAN』というこ
とになる。キーボードのリフレインから長いイントロが始まり、パーカッショ
ンがうごめき、サンタナのギターがかぶり、暗闇から浮かび上がるようにヴ
ォーカルが聞こえてくる……。十代後半だった当時の僕は、"泣き(哭き?)
のギター≠ニ異名を取る彼のマイナーなメロディー・ラインに一発で参ったわ
けですね。

 もっとも、最初に買ったアルバムは、しばらく経ってからの二枚組
『MOONFLOWER』。これがまた『哀愁のヨーロッパ』(あの最初のワン・フレー
ズ!)や『SHE'S NOT THERE』など、サンタナの真髄爆発という感じで、同時
に、アフリカン・ラテンとでもいうのか、リズム帯の充実振りは大変なもので
したね。その後、サンタナはロック・ミュージシャンの御多分に漏れず(?)宗
教や薬に走り、一時はディヴァディップ<Jルロス・サンタナとスピリテュ
アル・ネームを名乗ったりしていたけれど、次第に当初のエネルギーは薄れて
行ったようで、最近ではCD店の棚にもほとんど名前を見かけなくなっていた。

 でも、去年ぐらいだったか、ローリン・ヒルのアルバムを聴いていて「お
や?」と思うギターにぶつかったのでライナー・ノートを調べてみると、やっ
ぱりサンタナ。これほど判りやすい音のプレイヤーも少ないでしょうね。で、
「まだ頑張ってるやないかい」と思っていたら、それどころか、今回の
『SUPERNATURAL』は、グラミー賞7部門だったか8部門だったか、とにかく史上
最多受賞という大ヒットとなってしまった。何というしぶとさ(もっとも、本
作の解説を読むと、アメリカでの音楽活動は近年でも持続的に盛んだったよう
なので、日本にあまり伝わってこなかったというだけかもしれないけれど)!

 さて、アルバムの中身としては、安心してサンタナ・サウンドを楽しむこと
が出来ます。あまり難しい事を考えずに、自分のやりたいようにやっていると
いうところかな? ラテン色が際立ち、それも昔のように重くはなく、気楽に
リズムを取っていられるような軽快さ。シングル・ヒットとなった『SMOOTH』
あたりは、ほとんど歌謡曲のようなメロディー・ラインとヴォーカルだね、さ
すが野口五郎がカヴァーするだけのことはある。個人的には『AFRICA BAMBA』
や『MARIA MARIA』のサンタナらしいギターが好きだし、エリック・クラプト
ンと競演している『THE CALLING』なども楽しませてくれる。『MIGRA』の太鼓
もいいなあ。それにしても、『MARIA MARIA』では「マリア、マリア 彼女は
イーストL.A.で恋に落ちた カルロス・サンタナが弾く ギターの音色に」と
平然と歌わせているのだから、おっさん、エラいもんですよね?
(2000.4.24)
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/onishi/column35.htm


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(発行責任者:鈴木康之)


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