『必修常識 情報リテラシ−』
(鈴木康之著・NECクリエイティブ刊・税別定価1333円)
発売中
9月24日に1年ぶりの新刊が出ました。『必修常識 情報リテラシ−』というちょっと堅いタイトルのパソコンとインターネットについて解説した本です。と言っても、パソコンの画面が出てきて、インターネットの使い方を手とり足とり教えるような本ではありません。パソコンやインターネットが得意になるコツを満載したハウツー本でもありません。
これから紹介する「あとがき」にあるように、学生や新入社員の人向けに、パソコン、インターネットは難しくないと励ますための本です。大学から二〇数年コンピューターと関わってきた僕自身の経験を紹介しながら、情報リテラシーとは何だろう、情報リテラシーに強くなるにはどうしたらいいだろうか、と一緒に考えていく本です。
パソコンやインターネットをこれから始めようという人、つまづいてしまってどうしようかなと思っている人には、おすすめの本です。それほど負担なく、軽く読み飛ばして、ちょっとは強くなったかなという気のする本だと思います。
ぜひ書店で手にとって、お買いあげください。発行はNECクリエイティブ、価格は税別1333円です。
オンラインでの注文は、NECクリエイティブのサイトの購入申込みのページ(http://www.cre.co.jp/books/konyu.html)に説明があります。書店で手に入らない、オンラインでの注文もよくわからないという方は、僕のところ(suzuki.yasuyuki@nifty.ne.jp)までメールでお問い合わせください。
多くの方に読んでいただけることを願っています。
(1999.9)
『必修常識 情報リテラシ−』のあとがきより
『必修常識 情報リテラシ−』を読んでもらいたい人たち、つまりこの本のターゲットは、高校生、大学生、そして、就職して社会に出たばかりの人たちです。「パソコン、インターネットを始めなければいけない、始めたけどうまくいかない、どうも自信がない」という人たちに読んでもらいたい本です。
今は小学校からパソコンに触れる機会がありますし、大学生になればパソコンを操れなればレポートも出せないという状況です。もちろん、社会に出るに当たって英語とパソコンは必須のものです。
英語ならば、「僕は英語には関係のないところに行く」という選択もありますが、パソコンの場合は、ほぼすべての職場で必須と言っていいでしょう。今は、パソコンだけでなく、インターネット、イントラネットの使用が当たり前となっています。
このような状況で、頭を悩ませずに楽しく読んで、パソコンとインターネットを使い、そこから情報を引き出し活用する基本的な力=「情報リテラシー」がつく本が書けないかと考えました。
と言っても、この本はパソコンやインターネットの使い方を解説したマニュアル本ではありません。
僕自身のパソコン体験とインターネット体験、ライターになってからの取材で得た経験を順にたどりながら、パソコンとインターネットを使いこなす技術=「情報リテラシー」を伝えることを目的としています。
この本を読むことで、読者は、情報リテラシーをうまく身につけるための準備ができるはずです。実際の情報リテラシーは、パソコンを操作し、インターネットに接続することでついていきます。
そのための解説書は多数あります。そのための参考書リストも巻末に掲載しました。この本を読み終えて、情報リテラシーを身につける自信がついてきたら、ぜひ積極的にチャレンジして、情報社会の最前線で大いに活躍してください。
僕も、大学を卒業して社会に出て二十年近く前になりますが、大学生の頃を思い出してみますと、就職してから会社ではどんなことをするのか全くわからず、不安だったことを思い出します。現在は、それにパソコンが加わるわけですから、学生の苦労は大変なものでしょう。
そんなふうに、初めてのパソコン、インターネットを前にすると、誰しも不安な気持ちになるものです。この本が、そうしたみなさんをサポート、バックアップできるものであることを願っています。
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