夏、バイク、北海道 / 札幌は遠い   出発    上陸  札幌は遠い  疲労  夏はジンギスカン  フェリーは今でました  礼文は最高!

 フローダーは大沼公園でキャンプすると言うのでそこで別れた。 その日は札幌まで行くつもりでいた。

 右側に海を見ながら国道 5号を北上する。左側は「カニ」とか「じゃがいも」とかの看板 を出したおみやげ屋さんがひっきりなしに続く。

走っても走って も景色が変わらない。北海道は広いと言う意味がだんだんわかっ てきた。



めての北海道なんで、取りあえず観光地には行ってみるつもりだ った。
先ずは洞爺湖。ふむふむ、これが洞爺湖か。大きいホテ ルと観光バスの多さに少々げんなり。

 それでもちょっと外れる と湖畔で一人っきりになれる。コーヒーでも煎れてのんびりした いところだけど日もだいぶ傾いてきたので先を急ぐ。

苔の洞門、 昭和新山と観光地巡り。う〜ん、他に何もなければいい所なんだ けど、駐車場があって、お土産物屋さんがあって、これだけ人が ぞろぞろ歩いてると何だかねぇー.....。


さて、札幌まで行くのはとっくに諦めていた。いいじゃない、今 日はこの辺でのんびりキャンプでもしよう。地図を取り出し、キ ャンプ地を決める。

支笏湖モーラップキャンプ場。考えてみれば 今回のツーリングで初めてのキャンプだ。コッフェルでご飯を炊 く。夕食はインスタントカレー。湖畔を見ながら"いただきます!"



と見るとジャージ姿の団体さんがぞろぞろ。中学生ぐらいか。引 率者らしき男が何か叫んでいる。ゲゲッ、やばい! 林間学校か 〜、サマーキャンプか〜。
 「オー神様、今日はゆっくり寝られますように、災難が降りかか りませんように....」

しかし、私のお祈りは神には届かなかった。 夜、誰かがテント のまわりを走る音で起こされる。喚声を上げながら走り回ってい る。時計を見ると....10時だ。

 「オイオイ勘弁してくれよ、ここはキャンプ場だぞ、みんな静か に寝てるんだぞ、先生は何やってんだ」

しばらくして先生の怒号が響いた。

 「こらー、走るなー、戻れー」

喚声はさらに高まる。そしてついに恐れていたことが起こってし まった。 一人がテントの張り綱に足を引っかけ我が家(テント )に激突。  ....テント崩壊!....  

 「ばかやろう!」

と叫んではみたものの、喚声にむなしくかき消される。テントか ら這い出し被害状況を確認する。幸いフレームが変形しただけで すんだ。再び設営し直しテントの外で仁王立ち状態。 その後も 騒々しさは続き、やっと静かになって眠りに着いたのは12時を まわっていたか。

かくして睡眠不足と疲労はさらに蓄積されていく。

to be continued.......

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