夏、バイク、北海道 / 雨   出発    上陸  札幌は遠い  疲労  夏はジンギスカン  フェリーは今でました  礼文は最高!

音で目が覚めた。

「つくづく付いてないなぁ、やっぱ梅雨が明けてから出発すればよかった。 でもまぁ雨もまた楽しか....って楽しい訳ないよな。」

しかしこれから天気は快復するってお天気おねーさんが言ってるぞ。 それに今日この東北を抜ければ待っているのは..フッフッフ..北の大地 、北海道だぁ。梅雨なんかないぞ、毎日快晴だぞ....と考えると少し元 気が出てきた。 レインウェア、グローブカバー、ブーツカバー。 完全防 水仕様で、バイクのセルスイッチを押した。


は止むどころか、激しくなっていった。盛岡を通り過ぎる頃がピークで土砂降 り状態。ヘルメットのシールドを閉めていると前が見えない。仕方なく開ける と雨が....「痛い」。 道路の轍(わだち)に雨水が溜まっている。トラ ックとすれ違う。泥水攻撃! 口の中がじゃりじゃり言う。  

「ったくよ〜なんなんだよ〜、せっかく盛岡まで来たのに〜....わ んこ蕎麦食べてー、雨キライだ〜」

その日に青函連絡船に乗ることは諦めた。



方、十和田湖のユースに到着。鉄筋二階建ての学校のように大きな設備。 その日のホステラー(ユースホステルの宿泊客)は自分の他はチャリダー が二人の全員で3人だけだ。(その頃はチャリダーとは言わなかった)

みんなやけに暗い。この雨でバイク以上にチャリダーは疲労しているのだ。 「がんばれ若者!」(当時、俺も若かったが彼らはもっと若かった) ユ ースは基本的にアルコールは禁止なのでジュースで乾杯して、旅の情報交 換しておとなしく就寝。明日は晴れますように....


to be continued.......

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