| マルセル様: | アンジェリーク、ちょっとお話ししたいことがあるんだけど・・・ 一緒に来てくれる? ふふっ、アンジェリークとこうしていられるなんてうれしいな。 |
| アンジェリーク: | ・・・? |
| マルセル様: | あはっ、だってね、ぼく、君とまたこうして会えるなんて、思ってもみなかったんだもん。 アンジェリークは新しい宇宙の女王様だし、この宇宙に来ることって普通はないでしょう? ぼくも、新しい宇宙に行くことなんてきっとないだろうし・・・ もう会えないんだってずっと思ってたから、また君に会えて、すっごくうれしい! これで、宇宙が平和だったらもっとよかったのにね。 ・・・ねえ、アンジェリーク。 ぼくたち、大丈夫だよね。 きっと、平和を取り戻せるよね? ぼくね、この宇宙を救うためなら、どんなこともがんばってやっていくつもりだよ。 もちろん、ぼく一人が意気込んでたって、皇帝には勝てないけど・・・ アンジェリークを含めて、この宇宙のために集まった心強い仲間が、たくさんいるんだもん! ぼくたちが力を合わせれば絶対、宇宙を救えるよね? |
| アンジェリーク: | はい! |
| マルセル様: | あはっ、よかった。 ぼく、どうしても、その言葉を君に言ってほしかったんだ。 どうしてだろうね、ぼくもよくわからないんだけど・・・ でもね、今ので、胸の中にあったモヤモヤが消えたみたい! ふふっ、君のおかげだね! ・・・それじゃ、そろそろ帰ろっか。 部屋まで送るよ! |
| アンジェリーク: | マルセル様、とってもうれしそうだったわ! |
| マルセル様: | 夜なのに、突然連れ出しちゃってごめんね。 でも、少しだけ話がしたかったんだ・・・二人で。 あのね、アンジェリーク。 旅をしてる間、新宇宙はレイチェルが一人で管理してるんでしょう? 何か問題が起こってないかな、とか・・・今ごろどうなってるかな、とか、心配になったりしない? |
| アンジェリーク: | いえ、大丈夫です。 |
| マルセル様: | あはっ、レイチェルのこと信じてるんだね。 よかった! じゃあ・・・アンジェリーク、レイチェルのこと信じてて、新宇宙のことが、とりあえず心配じゃないなら・・・ 旅が終わるまで、ぼくたちとずっと一緒にいてね。 君には君の宇宙があるからホントは、あとはぼくたちにまかせて! って言わなきゃいけないのかもしれない。 でもね、ぼく、そんなこと君に言えない! ・・・ううん、言いたくない! だって君がいるから、今までがんばってこられたんだよ。 君と一緒なら、ぼく、どんなことも乗り越えられる。 だから、最後まで一緒にいてほしい。 君と一緒に、平和を取り戻したいんだ。 ・・・ぼく、わがままなこと言ってるかな? |
| アンジェリーク: | いいえ! |
| マルセル様: | ありがとう。 やっぱり君ってとっても優しいんだね。 そういところ、大好きだよ! ぼく、いつまでも、子供っぽくってごめんね。 でも、もうわがまま言わないから・・・ これからも、ぼくの心の支えでいてね。 ・・・なんか、寒くなってきちゃったね。 そろそろ帰ろうか、 送るね、アンジェリーク。 |
| アンジェリーク: | 私が、マルセル様の心の支えに・・・ うふっ、うれしい) |
| マルセル様: | どうしたの? なんだか元気がないみたい。 ・・・明日の闘いが、怖いの? |
| アンジェリーク: | ・・・・・・・・・。 |
| マルセル様: | そうだよね、相手は皇帝だもん。 不安にならないはずがないよね。 ぼくも、明日の闘いはやっぱり怖いよ。 ・・・ううん、今だけじゃない。 闘いはいつだって怖かった。 目の前に敵がいると足がすくんじゃって、震えが止まらないことが、何度もあったよ。 でもね、そういうときも逃げ出さずに闘えたのは、どうしてだと思う? ・・・あのね、アンジェリークがいたからなんだよ。 君が闘ってる姿を見ると、勇気が湧いて来るんだ。 アンジェリークががんばってるんだから、ぼくも負けてられない、・・・ってね。 だから、明日だって怖いけど、君がいれば、ぼくは闘えるよ。 うん、絶対に大丈夫! ・・・ねえ、アンジェリーク、右手を貸して、それから・・・目を閉じて。 |
| アンジェリーク: | ・・・? |
| マルセル様: | 今まで、ぼくの心の支えになってくれた君に、今度はぼくが勇気をあげる。 ぼくの勇気が君の不安をとりのぞきますように・・・君が明日、全力を出して闘えますように・・・ 皇帝に勝って、宇宙に平和を取り戻せる。 そう信じることが、君の勇気につながりますように・・・! ・・・はい、終わり! 明日の闘いが、怖くなくなるおまじない。 ・・・ぼくが作ったおまじないだけど。 これで少しでも、君の不安がなくなればいいな。 |
| アンジェリーク: | ありがとうございます、マルセル様! |
| マルセル様: | あはっ、お礼なんていらないよ。 君が苦しんでる顔見るの、ぼく嫌だもん。 アンジェリークにはいつも笑顔でいてほしいんだ。 君には、笑顔が一番似合うから! ・・・そろそろ寝ようか。明日はきっと、早いもんね。 部屋まで送るよ。 行こう、アンジェリーク。 |
| マルセル様: | ・・・アンジェリーク。 |
| アンジェリーク: | え・・・? |
| マルセル様: | ねえ、パーティーを抜け出して、外に行かない? 二人だけで・・・話がしたいんだ。 わぁ、いい空気だね! やっぱり平和な宇宙っていいな。 空気がとってもさわやかだもん。 ねえ、耳を澄ませてみて。 ・・・聞こえる? 草木や風邪が喜びの歌を唄ってるの。 みんな、宇宙が平和になったことを喜んでる! ぼくたちにありがとうって言ってるよ。 ぼくからも、お礼を言わせてね。 もう何度も言ったけど・・・旅の間、君は心の支えだったんだ。 何度助けてもらったかわからないくらい、いつも君に、勇気や元気をもらってきたんだよ。 だからね・・・ありがとう。 きっと、これから先もずっとずっと、君はぼくの心の支えだと思う。 つらいことや、悲しいことがあったときは、君のこと・・・ぼくの大好きな、君の笑顔を思いだしてがんばるよ。 だから、君も・・・新宇宙に行っても、ぼくのこと思い出してね。 ときどきでいいから。 ホントに・・・ぜったい、ぼくのこと思い出してね。 忘れちゃ・・・イヤだよ・・・。 ・・・・・・・・・あのね、ぼく、君に言わずにいようと思ってたことがあるんだけどやっぱり、言う。 言わないと後悔しちゃいそうだから言っちゃうね。 ぼく、君のことが好き。 宇宙で一番君のこと想ってるって自信があるくらい、君のことが大好き! この想いが、新宇宙にまで届くように、いつも君のこと想ってる。 ずっと・・・想ってるから・・・。 |
| (アニメーション) | |
| マルセル様: | この景色・・・ぼく、ずっと忘れない・・・。 あの宮殿も、君の顔も、声も全部・・・。 あのね、ぼくがもっと大人になって・・・君のことを守ってあげられるようになったら、その時は迎えに行くよ。 だから、待ってね。 |
| (マルセル様独白) | |
| 君がいなくなってから、よく想い出すんだ。 宇宙のために闘った、あの頃のことを。 旅の途中で出会った、たくさんの人たち。 不安で眠れなかった夜。 悲しかった出来事。 そして・・・苦しいとき、悲しいとき、いつもぼくに笑顔をくれた大好きな君のこと。 みんな、ぼくの大切な想い出たちなんだ。 うん、忘れることなんて、絶対にできないよ。 逃げ出したい日もあった。 もうダメだってときもね。 だけど、大切な宇宙を失いたくなかったから・・・ 君がいつも隣で微笑っていてくれたから、がんばれたんだ。 自分でもびっくりするくらいに。 覚えてるかな・・・。 二人きりで話した夜のこと。 楽しかった会話とか、交わした笑顔、ぜんぶ。 ぼくは、覚えてるよ。 大好きな君のことだもん。 いつだって、想い出せる。 ふふ、本当だよ! ねえ、アンジェリーク。 また、君と会える日が来たら・・・そのときはずっと、ずーっと一緒にいようね・・・。 | |