2016春 タカの渡り観察記録
1.このページに掲載している観察記録は、長年タカの渡りの観察を続けている「日本野鳥の会高知支部」の有志により、個人的に善意で提供されたものであり、未発表データですので、無断転載・転記はご遠慮ください。
2.同日の観察記録でも、観察地点によっては重複してカウントされている可能性があるものがあります。
3.日付が前後してUPされることがあります。
4.観察された皆さんからのコメントの掲載を始めました。
5.一部の観察地点について、オンライン地図とのリンク処理をしています。観察地点へお越しの際の参考にしてください。
6.赤字は、逆行(東→西)です。
★観察地点一覧
1.波介山 高山展望所 : 土佐市 33.466566, 133.415187 標高 260m
2.虚空蔵山 山頂広場 : 須崎市・土佐市・佐川町 33.460455, 133.307909 標高 675m
3.北 山 : 高知市 33.602392, 133.510554 標高 410m
4.五台山展望台 : 高知市 33.546726, 133.574097 標高 100m
5.鴻ノ森 : 高知市 33.578145, 133.496566 標高 75m
6.加賀野井 : 高知市 北緯33度34分 東経133度31分 標高 50m
7.横倉山 第1駐車場 : 越知町 33.533667, 133.223356 標高 450m
8.有瀬 : 香美市 33.657671, 133.772441 標高 160m
9.大峠 : 土佐町 33.706333, 133.518622 標高 500m
10.城ケ森 : 高知市 33.576683, 133.458149 標高 330m
11.考える村 : 芸西村 33.543847, 133.795443 標高 260m
12. 逢坂峠 : 高知市 33.593382, 133.583781 標高 60m
13. 見晴し台 : 高知市 33.589758, 133.549491 標高 160m
14. 英志台 : 高知市 33.598885 133.550461
※各観察地点の「標高」の左に記載している2つの数字を、グーグルマップに張り付けてください。
そのまま、観察地点の詳細な場所が表示されます。
月/日 Date |
観察時間 Investigation time |
観察地点 Investigation point |
天 候 Weather |
サシバ Grey-faced Buzzard |
ハチクマ Oriental Honey-buzzard |
ノスリ Common Buzzard |
その他のタカ Others |
計 Total |
観察者 Investigator |
3/19 | 1000-1200 | 加賀野井 | 晴 | 3 | 3 | 西村俊彦 | |||
3/21 | 1600-1700 | 加賀野井 | 快晴 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
3/22 | 1300 | 須崎市斎場 | 晴 | 1 | 1 | AM | |||
3/23 | 1340-1600 | 加賀野井 | 薄曇 | 3 | 3 | 西村俊彦 | |||
3/26 | 0845-1500 | 有瀬 | 快晴 | 26 | 26 | 西村公志 吉本志津 吉本海男 |
|||
1000-1600 | 北山 | 晴 | 14 | 2 | ハイタカ1 | 17 | 浦口武男 中村文二 橋本裕子 |
||
3/27 | 0845-1600 | 有瀬 | 晴時々曇 | 43 | 43 | 西村公志 長崎良雄 吉本志津 吉本海男 |
|||
1000-1600 | 北山 | 晴のち曇 | 12 | 12 | 浦口武男 澤村 彰 稲本由美子 中村文二 橋本裕子 |
||||
0900-1600 | 波介山 | 晴時々曇 | 6 | 6 | 川野雄生 武田和志 |
||||
3/28 | 0900-1530 | 有瀬 (谷相) |
晴 (強風) |
8 | 8 | 吉本海男 | |||
3/29 | 0115-1500 | 有瀬 (谷相) |
薄曇 | 107 | 107 | 吉本志津 吉本海男 |
|||
0830-1435 | 北山 | 晴のち曇 | 3 | 3 | 小畑義明 中村文二 橋本裕子 |
||||
3/30 | 0100-1630 | 有瀬 (谷相) |
薄曇 | 707 | 707 | 吉本海男 | |||
1230 | 宿毛市 山田 |
曇 | 2 | ※1羽は暗色型 | 2 | 岡井義明 | |||
0945-1200 | 北山 | 2 | 2 | 中村文二 | |||||
0900-1615 | 英志台 | 16 | 16 | 橋本裕子 西村俊彦 |
|||||
3/31 | 0940-1530 | 有瀬 (谷相) |
薄曇 | 1216 | 1216 | 北川明子 岡村政伸 吉本志津 吉本海男 |
|||
0825-1430 | 北山 | 晴のち曇 | 321 | オオタカ1、大型タカSP1 | 323 | 中村文二 橋本裕子 |
|||
0600-0630 | 英志台 | 晴 | 0 | 0 | 西村俊彦 | ||||
0910-1500 | 晴のち曇 | 727 | 727 | ||||||
4/01 | 1430-1730 | 加賀野井 | 小雨のち曇 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
− | カヤハゲ | 250+ | ※三嶺−白髪山の稜線 | 250+ | 三嶺の森を守る みんなの会 |
||||
4/02 | 0910-1600 | 英志台 | 曇 | 420 | 420 | 西村俊彦 | |||
0815-1600 | 北山 | 257 | ハヤブサSP1 | 258 | 稲本由美子 中村文二 橋本裕子 |
||||
0840-1650 | 有瀬 | 1248 | 1248 | 西村公志 永佐 清 池内 太 井上夫妻 高木恭介 吉本志津 吉本海男 |
|||||
4/03 | 0800-1200 | 有瀬 | 曇のち雨 | 102 | 102 | 支部探鳥会 | |||
1000 | 宿毛市 山田 |
曇 | 8 | 8 | 岡井義明 | ||||
4/04 | 1200-1600 | 英志台 | 雨のち曇 | 276 | 276 | 西村俊彦 | |||
1250-1630 | 有瀬 | 曇時々晴 | 1228 | 1228 | 高木恭介 吉本志津 吉本海男 |
||||
4/05 | 1040-1530 | 有瀬 | 晴時々曇 | 423 | ミサゴ1 | 424 | 永佐 清 野中俊秀 吉本志津 吉本海男 |
||
0900-1100 | 鴻ノ森 | 晴 | 191 | 191 | 原 敏夫 | ||||
0815-1700 | 北山 | 晴のち曇 | 368 | 1 | 369 | 西村俊彦 片岡恵美子 中村文二 橋本裕子 |
|||
4/06 | 0915-1600 | 英志台 | 晴 | 251 | 251 | 西村俊彦 | |||
0810-1700 | 北山 | 晴のち曇 | 756 | 2 | ハイタカ1 | 758 1 |
片岡恵美子 原 敏夫 小畑義明 中村文二 橋本裕子 |
||
0930-1400 | 有瀬 | 晴 | 256 | 1248 | 吉本志津 吉本海男 |
||||
4/07 | 雨 | − | |||||||
4/08 | 0800-1700 | 北山 | 曇 | 39 | 1 | 40 | 片岡恵美子 原 敏夫 中村文二 橋本裕子 |
||
0915-1615 | 英志台 | 曇一時晴 | 21 | 21 | 西村俊彦 | ||||
4/09 | 0725-1700 | 北山 | 曇時々晴 | 78 | 1 | 79 | 稲本由美子 浦口武男 原 敏夫 澤村 彰 中村文二 橋本裕子 |
||
4/10 | 1000-1500 | 北山 | 曇 | 1 | ハイタカ1 | 2 | 稲本由美子 高橋 徹 澤村 彰 橋本裕子 |
||
0700-1600 | 有瀬 | 薄曇 | 126 | ハイタカ1 | 127 | 西村公志 | |||
4/11 | 0820-1600 | 北山 | 曇のち晴 (強風) |
21 | 1 | ツミ1 | 23 | 稲本由美子 小畑義明 原 敏夫 中村文二 橋本裕子 |
|
4/12 | 0830-1700 | 北山 | 晴時々曇 | 66 | 66 | 片岡恵美子 小畑義明 原 敏夫 中村文二 |
|||
4/15 | 0600-0630 | 加賀野井 | 晴 | 18 | 18 | 西村俊彦 | |||
0850-1420 | 英志台 | 9 | 9 | ||||||
1435-1515 | 日ノ浦 | 4 | 4 | ||||||
4/17 | 1220-1730 | 逢坂峠 | 晴 | 92 | 92 | 長崎良雄 | |||
4/18 | 0617-0705 | 加賀野井 | 曇一時小雨 | 23 | 23 | 西村俊彦 | |||
0843-1100 | 22 | 22 | |||||||
1250-1600 | 英志台 | 11 | 11 | ||||||
4/19 | 0530-0630 | 加賀野井 | 晴 | 2 | 2 | 西村俊彦 | |||
4/20 | 0543-0630 | 加賀野井 | 晴 | 3 | 3 | 西村俊彦 | |||
4/22 | 1500-1630 | 加賀野井 | 晴 | 11 | 11 | 西村俊彦 | |||
4/23 | 0531-0612 | 加賀野井 | 晴 | 2 | 2 | 西村俊彦 | |||
0827-1330 | 晴のち曇 | 126 | ハイタカ1 | 126 1 |
西村俊彦 | ||||
4/24 | 0530-0600 | 加賀野井 | 曇 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
0855-1000 | 2 | 小型タカSP1 | 3 | ||||||
4/25 | 0845-1000 | 加賀野井 | 晴 | 3 | 3 | 西村俊彦 | |||
4/26 | 0545-0630 | 加賀野井 | 快晴 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
1034-1204 | 0 | 0 | |||||||
4/27 | 0530-0630 | 加賀野井 | 曇 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
4/28 | 0920-1130 | 加賀野井 | 曇 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
1300-1600 | 晴 | 8 | ハイタカ1 | 8 1 |
|||||
5/04 | 0523-0614 | 加賀野井 | 快晴 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
0850-1200 | 11 | 11 | |||||||
5/05 | 0850-1200 | 加賀野井 | 快晴 | 4 | 1 | 5 | 西村俊彦 | ||
5/07 | 0921-1021 | 加賀野井 | 晴 | 2 | 2 | 西村俊彦 | |||
1447-1647 | 薄曇 | 4 | 4 | ||||||
5/08 | 0920-1020 | 加賀野井 | 薄曇 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
5/11 | 1320-1454 | 加賀野井 | 晴 | 2 | 2 | 西村俊彦 | |||
1630-1730 | 1 | 1 | |||||||
5/12 | 0952-1200 | 加賀野井 | 晴 | 2 | 2 | 西村俊彦 | |||
5/13 | 1000-1200 | 甫喜ヶ峰 | 晴 | 0 | 0 | 西村俊彦 | |||
1315-1600 | 大峠 | 晴 | 3 | 3 | |||||
計 Total meter |
6563 | 11 | オオタカ1、ミサゴ1、ツミ1、ハイタカ2、タカSP3 ハイタカ3、タカSP |
6582 3 |
※最下段の総計の欄は、同日で重複していないと考えられるものを除き、単純に1日の最大数のみを種類別に集計。
高知では、少なくともこれだけの数のタカの仲間が渡っているという数字です。
〔観察された皆さんからのコメント〕
05/13 加賀野井 1993年5月15日と16日に、吉本ほかの多くの皆さんが、甫喜ヶ峰でサシバを観察しています。
15日には31羽のサシバが、16日には117羽のサシバが観察されています。
なお当日、白昼肉眼で金星が見られ、ちょっとした話題になりました。
今回、もしやと出かけましたが、残念ながらゼロでした。
大峠では、僅かながらサシバが出てくれました。なお、北の方遠くでしたが、
1羽のハチクマがディスプレイフライトを見せてくれ、
また、100メートルほど西の山では、アカショウビンが 3分近く啼いてくれました。
05/04 加賀野井 1羽、随分間をおいてまた1羽といった状況でした。何れも肉眼では見えず、双眼鏡で辛うじて視認できるといった距離でした。
視力も体力も弱い、大正生まれの92歳が、一人でかぞえた数であることを、付言して置きます。
04/23 加賀野井 23日の天気は、晴れ〜雨でした。上に記入したのは、観察時間帯の天気です。
ハイタカは、カラスと執拗に空戦をやって、なかなか面白い場面を見せてくれました。
04/12 北山 今日で観察しまい、助っ人は小畑、原両氏は午前中、午後からは片岡さん。
それぞれお疲れさま。昨日よりは空はよく、数も......。特に11:20〜12:00
原さんと二人で真上近くを行く33羽をカウント、最後かなあと思うと巻き戻したい光景。
片岡さんは1羽1羽と来るのを丹念に拾ってくれた。
数は少ないけどまだぽつぽつやって来る。やがて昨年生まれの若鳥も帰還する。
時間を繰り合わせて是非見に行ってほしい。今しか出来ないことを今,心を熱くする渡りを見てほしい。
04/11 北山 春になったのに朝晩はけっこう寒い、花冷えなのか。今朝は町でもけっこう風が強かった。悪い予感......
昨日の暇つぶしの話題に「今年は例の強い風に会わないね」とついうっかり言ってしまった。
尾根の上の観察点は時に強風に見舞われる。
今日ほどの風は今季初、北側の木が育って少しは守ってくれるが、音響効果大。
東側の杉の大木が踊り、恐怖心をかき立てる。一番乗りの中村氏は強風、薄曇りの空、視界不良に「こりゃ駄目だ」と。
そういうわけで、サシバは遥か南。少しずつ空が回復し始めたが、風は強いまま。観察点より下を羽搏き行くのが見える。
北側より眼前に1羽、あまりの近さに見るものも見られた方もびっくり、慌てて姿を消した。
美形のノスリ、風に投げつけられたよう。
渡るツバメも同様。やっと下の円行寺にツバメが来たらしく、観察点の上を飛び回る。
もう少し数が伸びるかと思ったが、今年もまた不完全燃焼のままに。
04/10 北山 何度見上げてもグレーの空、今までにサシバを見つけた所を遠く近く舐めるように見る。
努力も虚しく今日は惨憺たる数字。こんな日に5時間余、空を見上げる私たち、確かに変人かも。
もしやもしやと時間を作ってせっせと山へあがる。それは恋心に似て、なんとか意中の人に会いたくて。
運良く会えれば心はバラ色に。
で今日は傷心? 14時前から少し明るくなって来てすぐ前を一羽が羽搏き行く。
お連れ様はなく、孤独感あふれる後ろ姿。空は少し明るくなったが、疲れが出て下山。
上り道ではオオルリを聞き、観察点では尾根を越える50+のイカルの群れ、ベニシジミを初認。
キアゲハなどのチョウも増え、ヤマブキやフジの季節に。
有瀬 水もトイレもあるので、前夜から泊の練習。全く問題なし。観察場所を提供していただいている方も
農作業に来られていて、いろいろと話をした。
秋は、ここで「鷹見酒」復活かも...。
来るタカは、来れば低いものばかり。気流がないので、いずれも羽ばたいて行く。
居つきのチョウゲンボウは、今日も健在。サシバの合間に相手をしてもらったおかげで、退屈知らず。
終盤戦を迎えたサシバも、今日で6000羽を越えた。
04/09 北山 南の方の天気を見るとあまり動きそうにないけど、この時期限定なので今日も出かける。
観察点にはすでに4人いて、一羽も逃さない意気込み。頼もしい後継者たち。
車を止めると、すぐ近くにクロツグミの声、山桜の中に懐かしい姿が.......すぐ飛んで行った。
張りのある明るい声、晴れやかな気分となる。サシバは時間をおきながら来るけど、群れはなし。
ノートには1、1と並ぶ。真白な空にグレーの雲、そんな中でも針で刺したような高さ、見逃したのも......
時おり飛びいくツバメやカラスにドキッとしたりする。
「目指せ100羽!」とささやかな目標も、今日も達成できず、平均4名の人員、お疲れさま。
気温が上がるとハルゼミが鳴く。曇りなのに日焼けして汗も出た。
晴れれば夏日に、我が家ではアジサイに蕾があがった。
04/08 英志台 英志台は英志台公園ともよばれ、北山スカイラインのみち、19.4Km の中で唯一、案内板、トイレ、休憩所があり、
標高は310mほどです。園内に、直径3メートルほどの巨大なコンクリートでできた天蓋があり、
日差しが強い日は、その影に入ってタカ見をしています。
誰がつけたか、なかなか良い名前です。ネットで「英志台」で検索すると、現地の写真などが見られます。
正連寺ゴルフクラブの建物から、西へ300mほどの南側です。
北山 この頃の空は不可解である。何回か予報を見てそれにより、予測を立てる。今日もまた青空は帰る間際だった。
昨日の激しい雨、一昔前なら朝からくっきりと晴れ渡るのが普通だったが。
雨の後、山は初夏の色に衣更え、柔らかな緑が主人公に。
山へ登る道は花びらが敷き詰められ、幸せな気持ちと寂しさが交錯。
美女谷の桜も散りはて、赤い葉が花の終わりを告げていた。
サシバの数が示すように、ここではほとんど見えない。双眼鏡でもやっとの南を通過のを拾い、
16時前少し回復した空に高い所をわずかな数に胸のつかえを下ろした。
小鳥たちはリュウキュウサンショウクイのバトルや、クロツグミの歌(初認)、冬鳥のツグミ2、ウソ。
目まどい、ヤブ蚊も出現。24度にはならなかったが、夏が近くなったことを実感し、忍耐の連続に終わる。
04/06 有瀬 あんまり高い所を飛ぶき、二人ともだれて途中で止めたき、、、
そうそう、例のチョウゲンボウまだおるよ〜
トビが来たら怒って突撃、、、必死で餌場を守りゆ感じ、、、
北山 朝の光はここしばらくなかった明るさだった。洗濯を干していた重役出勤の私に、数え落とすほどの数が出ているとか......
一人で嬉しい悲鳴の電話。毎日頑張っているのが認められたのだろう、声が上擦っていた。取り急ぎ観察点へ。
車の中は温室、暑くて窓全開。
半分ほど来た所で車の前を横切った鳥が、小さな谷川へ。まぎれもない色合い、オオルリだった。
ここで長居は無用。渡りの疲れが取れると、きっと美声が聞えるだろう。
空は観察点より北側は美しい青空、南から曇始め、太陽は暈を冠る。
それでも高い所を編隊飛行、全盛期を思わす勢いがあった。
観察道具を持たないで来た原さんには北側を飛ぶ群れに満足、「もったいない」という声を振り切り下山。
その後、次第に曇り、助っ人も来たが、午前中の勢いはなくなった。太陽が隠れると、渡りも低調、人は寒さに震えた。
ウソはまだ聞え、リュウキュウサンショウクイは近くで繁殖中か?中村氏はトカゲを初認、キビタキの第一声も聞いたとか。
もう少し西の地点にはコマドリの歌が聞えたそう。散り行く花の数ほど春は進んでいる。
04/05 有瀬 病院の予約があったので、タカの観察にしては遅い出勤となる。
昨日と似たような状況で、大群はないが途切れることなく渡っていた。
時に強い風が吹き、どこからとなく花びらも飛んでいる。
踏まれても翌日は元気に立ち上がる、黄色の鮮やかな花(ウマノアシガタ)が
真上を向いて咲き、鳥の渡りを見ているようだった。
鴻ノ森 今季初の観察、鴻ノ森へ行って見た。初めは南側遠く、土佐塾校のあたりに上がって来た。
中には50羽のタカ柱も。
10時過ぎからは町の上を飛び、計191羽のサシバたちが私の初陣を祝ってれた。
北山 雨の後、山が変わった。長い間、眠っていた樹々が暖かな空気に目覚め、柔らかな色合いの芽を吹き、
少し盛りを過ぎた桜色の中でお互いを引き立て合い、こよなく美しい。
水を張った田には蛙が集まり、懐かしい季節の声。
今日も空は忙しげに表情を変え、サシバを待つ私たちの衣服を脱ぎ着させた。
晴れやかな空の下、次々と来たが暗くなると低調となった。
退屈している15:35近くでオオタカのディスプレイフライトが。
追いかけ合ったり、くっついたりして♂のアピールが10分余、今年も繁殖してほしい。
北山では9時台多忙。気温の比較的高かった11時半、春ゼミの声を初認。ウソ、ガビチョウ、ソウシチョウの声も。
今年はウグイスも多い。暗くなった空でも変わりなく多くのツバメが故郷を目指し、私の町にも帰って来た。
こんなに遅い帰還は初めて。
04/04 有瀬 熱心な「タカ見」で疲労はピークに近く、今日はお休みと決めていたが、相方に尻をシバカレてしぶしぶ出かける。
到着して車を出ると、写真に撮れそうな高さをスイスイと流れていた。
暫く何の道具を準備することもなく、ひたすら数を数えていた。
大きな群れと言うよりは、絶え間なく渡っていた感じ。
04/03 有瀬 支部のタカの渡り探鳥会の日。昨日の今日なので、雨にもかまわず現地に。
8時から見て、低く来るのを狙ったが、8時台は2羽。
9時前に集合場所まで降りて、再度上がってきた9時半過ぎ。昨日の残留組を思われる群れの飛来が始まった。
集合場所でも、木のこずえに止まるサシバが見られていたので、近くで塒をとった群れがいた模様。
いずれも観察地上空に、超低空で飛来。双眼鏡で、サシバの顔や眼をアップで見られる低さだった。
今日参加されたみなさんは、なにか持っているかも。こんなに低いサシバは、なかなか見られない。
ちなみに現地は、午前中は曇り空。ちょうど、お昼に雨が来たので、お開きに。
現地に来られた皆さん、今日は良かったですね。お疲れさまでした。
04/02 北山 渡りの観察は天気予報を頼りにするが、また今日も予報に裏切られた。
それくらい予報が難しくなって来ているのだろう。
山へ上がる直前の公共放送は午前中は晴れ、午後からは曇。ところが青空も太陽も見えず、
暗く何時雨が降ってもおかしくない状況。桜の花の中をルンルンで上がって来た身には落胆が大きかった。
途中の谷には蛙が鳴き、いよいよ渡りの主へのおもてなしも整ったと。案の定、暗い山側を通過する群れは少なく、
ほとんどが南側遠かった。近くに来るのはソロが多い中、真上を通過する26羽の群れは、
今季初のトラツグミのBGMもあって最高!
有瀬 南のトカラの出具合から、あまり出ないだろうと思いつつ、有瀬に上がる。
朝一は、近くで塒をとっていた群れが、低く来る。
その後はポツポツで、近くのチョウゲンボウの狩りを眺めて過ごした。調子が変わったのは、昼過ぎから。
95羽の群れを皮切りに、夕方まで途切れず飛んで今季最高の数に。
午後は眼の数も増え遠くを飛んだ割には、カウント自体は楽でワイワイ賑やかな観察となった。
03/31 北山 朝行く時は青空があり、北山への道は今一番美しい季節を実感。この時を止めてしたいほど。
何かいいことがありそうな予感、上がればいろんな鳥の囀リ。鳥の動きも活発、ヒヨドリの群れも通過。
前の桜にはウソがカップルで登場、呼び合う声のトーンの違いが。明日は真っ赤なウソが飛び交うのに雨とか。
またもや青空は色を失い始め、昨日と同じ白に塗り替えられる。違うのは手品のように次々と来るサシバ。
サシバはほとんどが真上を、近いので二人とも童心に。始まりは東の尾根。後はツラツラと、大きなタカ柱も。
時に南北に広がりカウントにパニクったり、双眼鏡不要の鷹見となった。13時過ぎ、西には大きな黒雲が。
そんななか真上にやって来たのは翼が長く厚く、尾羽が短く、羽縁が痛んだ大型の鳥。ワシ?
近かったのに同定できず、カメラマンが証拠写真を残す。11時台が一番多忙、13時過ぎが終わり。
残念だが空模様に早めに下山。車から下りた空には(西秦泉寺)5羽が飛んでいた。
山が暗くなってから、どうもお町の上、空が明るい南を飛んでいたよう。
有瀬 天気がそこそこなら、2日(土曜日)は午後から、3日(日曜日)は朝から期待できそうです。
03/30 北山 高知城の探鳥をすませ、北山へ上がる。ぱっとしない空、華やいでいるのは桜のみ。
明日こそはと思うけどまた怪しい空模様とか。
英志台 所用があって午後から参加。場所が変われど同じ空、南の市内の街も山も白い空気に沈む。
南側の視界は不良、真上や北側はなんとか。午前中はほとんど上を7、この日の最大の群れ?
7羽が連なって行った時は、巻き戻して見た〜イと。その後1で今日も寂しく店終い。
アオゲラやコジュケイの声に明日咲く花が目覚めたのでは。
03/29 北山 朝は気を持たせる空だった。大量に飛んだ日の空とよく似ていた。過去の実績からひもじさがつのる日々。
気候の変化が渡りを阻む。11時過ぎからは薄雲が出たのか青い空から白い空へ、寒さも感じられるように。
2時過ぎ太陽は暈を冠る。辛抱強く待ってやっと3羽、みな単独飛行、在庫切れ? 風がないので少し南を肉眼で捉える。
サクラも前の景色も私たちも太陽がないと輝きを失う。
先日来、声が聞えていたウソが一羽(♀)、後の椎の木の枝に来て新芽を食べていた。仲間がいないのは寂しいね。
ネットで見た愛媛の楠木さんのいる島では今日堰を切るようにたくさん飛んだよう、早くも皮算用。
有瀬 風の向きも良くなって、明日か明後日あたりが最初のヤマのような雰囲気あり。
03/27 北山 空は不機嫌だった。朝のうちはまずまずだったが11時過ぎには黒雲が押し寄せ、ついにはポロポロと涙。
日が陰ると風も吹き、体感温度はぐっと低下、重ね着をして耐える。
これでサシバの群れでも現れると気分上昇で少しは暖かいだろうが......
残念ながら空に同調して渡りも低調、14時台後半に来た真上1、北側2に大喜び。
しかし、昨日の数さえ超えれなかった。割合近くから聞えたウソ、初聞きのアオバト、
何度か見えたリュウキュウサンショクイなどに聴力を養った。
遠く高いパイオニア的存在のサシバたちに、残りはたくさんと希望を繋いだ。
有瀬 終日、寒い風が吹いた。陽が出ている時は温かく感じられるが、陽がかげると、とたんに寒くなる。
午前中は単独で行くものが多く、良かったのは15時以降。
お昼過ぎまでは、居付きのチョウゲンボウに時々相手をしてもらった。
15時からの1時間は、7羽、5羽の群れも見られ、タカ柱も...。
おかげで15時終了の予定が、1時間繰り下げて、16時終了となった。
波介山 低いところを飛んでいたのか、波介高山からは、6羽しか見ることができませんでした。
寒い北風が吹いていたので、本格的な渡りは始まっていないのでしょうか?
あとは、巣材を運ぶミサゴと居着きのノスリ、ハヤブサ2(たぶん雌雄)でした。
アカマシコの♀っぽいのがいましたが、写真が撮れなかったので、残念です。
03/26 北山 家から見る北山にはぼつぼつサクラが咲き始め、北海道新幹線が開業の今日、思い切って見に行く。
宇津野から観月坂、円行寺、いつもの所にサクラたちは歓迎してくれ、一本ずつ挨拶をしながら上がる。
途中、いつもならアオジが飛んだりするけど、今日は昼過ぎなので姿はなし。
サクラを見に行ったのに、観察点の仲間につい居座る。
美女谷といわれる前の谷、その谷の気流をサシバたちはよく上がって来たけど今日はその手のはいなかった。
午前中からいた浦さんが見たのはサシバは1、他のタカ類も浦と刻印が??
3人揃った13時過ぎから好天の気流を捉えたのか点の高さを故郷へ急ぐ。
時に南風が強く北側を、風のない時は南側を挨拶もなく去って行った。
16時前、真上をゆったりと3羽が。東へ急ぐツバメも見え、ウグイスの声を聞き早くも風に舞うサクラ吹雪に、
初ものを楽しんだ。なお西側のサクラは今から。
有瀬 西や南の状況から、まだ飛びそうにないのは判っていたが、眼を慣らすために有瀬に。
快晴の空は、やはり見にくいが、視界はそこそこあった。
初日から、すんなりサシバも出たので、良しとしないと。
周りを、居付きと思われるチョウゲンボウが飛び回っていた。