2013春 タカの渡り観察記録
1.このページに掲載している観察記録は、長年タカの渡りの観察を続けている「日本野鳥の会高知支部」の有志により、個人的に善意で提供されたものであり、未発表データですので、無断転載・転記はご遠慮ください。
2.同日の観察記録でも、観察地点によっては重複してカウントされている可能性があるものがあります。
3.日付が前後してUPされることがあります。
4.観察された皆さんからのコメントの掲載を始めました。
5.一部の観察地点について、オンライン地図とのリンク処理をしています。観察地点へお越しの際の参考にしてください。
6.赤字は、逆行(東→西)です。
★観察地点一覧
1.波介山 高山展望所 : 土佐市 北緯33度28分 東経133度26分 標高 260m
2.虚空蔵山 山頂広場 : 須崎市・土佐市・佐川町 北緯33度28分 東経133度19分 標高 675m
3.北 山 : 高知市 北緯33度36分 東経133度30分 標高 410m
4.五台山展望台 : 高知市 北緯33度32分 東経133度34分 標高 100m
5.鴻ノ森 : 高知市 北緯33度34分 東経133度30分 標高 75m
6.加賀野井 : 高知市 北緯33度34分 東経133度31分 標高 50m
7.横倉山 第1駐車場 : 越知町 北緯33度32分 東経133度13分 標高 450m
8.有瀬 : 香美市 北緯33度39分 東経133度46分 標高 160m
9.大峠 : 土佐町 北緯33度42分 東経133度31分 標高 500m
10.城ケ森 : 高知市 北緯33度34分 東経133度27分 標高 330m
11.考える村 : 芸西村 北緯33度32分 東経133度47分 標高 260m
12. 妙見山 : 安芸市 北緯33度31分 東経133度53分 標高 400m
13. ゆとりすとパーク : 大豊町 北緯33度44分 東経133度41分 標高 710m
月/日 Date |
観察時間 Investigation time |
観察地点 Investigation point |
天 候 Weather |
サシバ Grey-faced Buzzard |
ハチクマ Oriental Honey-buzzard |
ノスリ Common Buzzard |
その他のタカ Others |
計 Total |
観察者 Investigator |
3/23 | 13:00 | 宿毛市山田 | 晴 | 1 | 1 | 岡井義明 | |||
10:20-16:00 | 日ノ御子 | 8 | 8 | 楠木憲一 | |||||
3/24 | 13:40 | 宿毛市山奈 | 曇 | 1 | 1 | 岡井義明 | |||
3/25 | 晴 | ― | |||||||
3/26 | 10:45-14:45 | 虚空蔵山 | 晴 | 4 | 8 | 12 | 吉本海男 西本和恵 橋本裕子 |
||
3/27 | 雨 | ― | |||||||
3/28 | 11:30-16:30 | 北山 | 晴 | 8 | 8 | 澤村 彰 | |||
12:40-15:00 | 日ノ御子 | 雨のち晴 | 221 | 小型タカSP3 | 224 | 吉本海男 | |||
12:20-13:00 | 鴻ノ森 | 晴 | 20 | 34 | 永佐 清 | ||||
14:10-14:50 | 14 | ||||||||
3/29 | 07:00-16:00 | 北山 | 曇 | 139 | 139 | 中村文二 澤村 彰 |
|||
09:15-15:30 | 虚空蔵山 | 464 | 大型タカSP1 | 465 | 吉本海男 西本和恵 橋本裕子 |
||||
11:40-14:50 | 逢坂峠 | 715 | タカSP1 | 715 1 |
永佐 清 | ||||
3/30 | 09:45-14:50 | 虚空蔵山 | 晴のち曇 霞あり AM南の風強し |
79 | 1 | ハイタカ2 | 80 2 |
高橋 徹 | |
08:10-13:30 | 日ノ御子 | 晴 | 479 | 479 | 吉本海男 吉本志津 |
||||
08:30-13:30 | 波介山 | 晴 | 72 | 3 | オオタカ1 | 76 | 吉田直樹 | ||
09:00-15:30 | 北山 | 晴のち曇 | 47 | 3 | 50 | 中村文二 澤村 彰 橋本裕子 |
|||
3/31 | 09:30-16:00 | 土佐山田町 大後入 |
曇 (視界不良) |
527 | 小型タカSP2 | 529 | 吉本海男 | ||
08:45-13:00 | 虚空蔵山 | 38 | 小型タカSP1 | 39 | 支部探鳥会 | ||||
09:00-15:40 | 日ノ御子 | 567 | 567 | 十亀茂樹 山野敬二 (愛媛県) |
|||||
11:00-15:40 | 北山 | 19 | 2 | 21 | 浦口武男 西本和恵 橋本裕子 |
||||
09:20-16:00 | 有瀬 | 594 | 2 | ハイタカ1 | 596 1 |
慈瑠リッジウェイ 長崎良雄 |
|||
4/01 | 16:45-18:37 | 加賀野井 | 晴 | 313 | 313 | 西村俊彦 | |||
09:00-17:20 | 北山 | 872 | 5 | 877 | 中村文二 西本和恵 橋本裕子 |
||||
4/02 | 雨 | ― | |||||||
4/03 | 晴 | ― | |||||||
4/04 | 08:00-16:00 | 香美市 別府峡 |
晴 | 50 | 50 | 山崎浩司 谷岡 仁 |
|||
10:00-17:00 | 北山 | 619 | 5 | 624 | 中村文二 橋本裕子 |
||||
4/05 | 09:20-16:30 | 北山 | 晴のち曇 | 119 | 1 | 120 | 横田 明 澤村 彰 中村文二 橋本裕子 |
||
4/06 | 雨 | ― | |||||||
4/07 | 09:15-16:30 | 北山 | 晴のち曇 (強風) |
4 | 4 | 中村文二 稲本由美子 橋本裕子 |
|||
10:30-15:30 | 有瀬 | 22 | 22 | 慈瑠リッジウェイ 長崎良雄 |
|||||
4/08 | 09:15-16:15 | 北山 | 晴 | 139 | 139 | 小畑義明 中村文二 西本和恵 橋本裕子 |
|||
4/09 | 09:00-12:00 | 北山 | 晴 | 4 | 4 | 中村文二 | |||
4/19 | 15:15-16:20 | 北山 | 晴 | 8 | ミサゴ1 | 9 | 橋本忠彦 橋本裕子 |
||
5/02 | 13:40-17:00 | 加賀野井 | 晴 | 9 | 9 | 西村俊彦 | |||
5/08 | 09:23-11:25 | 加賀野井 | 快晴 | 4 | 4 | 西村俊彦 | |||
計 Total meter |
4133 | 25 | オオタカ1、タカSP6、ミサゴ1 ハイタカ3 タカSP1 |
4165 4 |
※最下段の総計の欄は、同日で重複していないと考えられるものを除き、単純に1日の最大数のみを種類別に集計。
高知では、少なくともこれだけの数のタカの仲間が渡っているという数字です。
〔観察された皆さんからのコメント〕
5/08 加賀野井 地つきと思われるハチクマが1羽、頭上でディスプレイフライトを繰り返し見せてくれました。
5/02 加賀野井 この時期でも、もっと多く飛ぶ日があると思いますが、今日は、1羽、
しばらくしてまた1羽といったところでした。平均して22分に1羽。
4/19 北山 コマドリを聞こうと昼から出かけた。朝にOさんが聞いたという場所にはいず、やはり移動中のよう。
今迄聞いたことのある北山をあちこち、とうとう観察点に。去年ここでも聞いた。
上がって直ぐ、何と頭上で4羽がわりと近くで舞い、少し南側を通過。これはまたと待つと一羽ずつ
4羽来て、最後のは一緒に舞っていたのはやや大きくて下面が白い.......期待したが写真判定の結果ミサゴ。
ミサゴらしい飛び方もせず、顔はミサゴだった! わずか一時間で8羽、この時期としては大漁?
桜の緑は雄々しく、花はツツジやキリシマがメインとなっていた。
4/09 北山 昨日より大幅に減る.朝の内はけっこう寒かった.いつもの鳥たちは春を謳歌するけど.......
サシバは下から上がって来たのが一羽近かっただけ、あとは遠く高く,我慢出来ず下山した。
4/08 北山 等圧線が開いて穏やかな青空、この空を飛ばずにはいられない青さだ。
観察点のコナラも伸びて、もう花序が伸びて来ている.相変わらずマヒワが訪れて退屈を紛らわせてくれる。
サシバは朝の内は低くて喜ばせてくれたが,次第に高く,遠くソロリストばかり、観察者泣かせ......
鏡の目利き小畑さんが、ここそこと指示してくれ午前中は109。
小畑さんと交代に上がった私たちは、たった4羽見て下りることになった。
最後迄残った中村さんには、南東の谷から「ピックイ〜〜ピックイ〜」と鳴く声が聞えたそう.......
いよいよ北山の主も定位置に着いたかな?
4/07 北山 春の嵐の荒れ狂った昨日,今日もまだ強い風が残る.上がってみれば今季最高の視界(中村談)。
空と海がくっきりと分かれ,浦戸湾はさすがに濁っているけれど、遠く迄見える海は青のグラデーション!!
その青さは沖縄の海を思わす色,それにしては寒すぎる。
日があれば暖かいけど,多くなった雲に遮られるとたちまち真冬に......
そんななか捉えたサシバはわずか、風が強いので観察点からは見えない所を飛んでるのかも知れない。
まだマヒワは滞在中.早く上がった中村氏はご褒美にオオルリの声を聞き、至近距離でツミを見たそうな。
他にアオバト、コジュケイ、それにガビチョウが歌い続けた。波介山,虚空蔵山はどうだったのだろう?
あとどれくらい見られるかな?
有瀬 前日の日本列島大荒れの天気のおかげで、朝はバッチリ晴天。出遅れたものの。いつもの有瀬まで。
到着前から雲に覆われてきて、時折日和雨が霧雨のように飛んでくる。
風は強くて肌寒く、「忍」の1日でした。
4/05 北山 清明の今日、朝の空は真青に晴れ上がり,期待は膨らんだ。観察点の木の新芽にマヒワの群れがよく来る。
メジロやウグイス、コジュケイ他賑やかな声,それに今日はアオゲラのドラミングも聞こえた。
肝心のサシバは在庫切れなのか、午前中はほとんど見れなかった。
お昼前に澤村さんを始め,時間差であとの二人が来た。それでも数は上がらず,15時台が最高で?38。
よく飛ぶ時の一群れの数。祭りのあとの寂しさ......
10時過ぎに虚空蔵方向にあった雲が時間の経過とともに土佐市を経由し,11時過ぎに真上まで。
風が強くなり、寒くなり,空も白く濁った。今日はかなり日焼けしたようだ。
4/04 別府峡 前日の風雨のあとの晴天で午前中から上昇気流が生じているようでした。
サシバは西熊林道の白髪山南側の峠(白髪峠?)付近にある「みやびの森」付近に西方向からつぎつぎと飛来し、
すぐに旋回上昇を行い「みやびの森」から白髪山にかけての上空に約40羽のタカ柱をつくりました。
まもなく列状につらなって、尾根に沿うように上空を東方向に流れて行きました。
8:00から16:00までちらちら観察をしましたが、午前中のこの時以外に特にまとまった移動は観察されませんでした。
北山 昨日は春の風が暴れ、ほとんどの山桜を終わらせてしまった。8:20 洗濯を干す空高く2羽を見た。
下でも風が強かったので行くのを断念していたが,もしやと出かけた。
案の定,風が唸り、車内で一時間ほどいて下山。
今日は穏やかな晴れ、早くから準備するも体調不良で、出遅れる。
適度に雲があり視界良好、一人で踏ん張る。山々も若葉が多くなり柔らかな色合い、
青空バックに舞う姿はやっぱり美上がった直後、南に12、真上に13他58。飛んでるなと出遅れたことを後悔。
薄雲が広がり中村さんも加わった11時台95,直ぐ南側と真上に95、数えやすい空の12時台。
ほとんど真上に次々と317。少し北や南にも高低まちまち、二人でも酔いそうだった。
その時間、鏡今井の小畑さんから家の上を5、7、30と飛んでいるという報告。
これは観察点より多分北側を飛び捕捉不可。南の風が吹いた13時台早くも南側を低く羽搏き行くのも、118。
空が曇り始め寒くなり,数は落ち14時18、15時12.16時台青空が戻ったがたった1羽、それっきりだった。
いつもなら夕方の飛び方,低く羽搏くのが昼過ぎから見られた。つらつらと行く群れは,振り返ることもなかった。
4/01 加賀野井 珍しい渡りのパターンでした。
17時以降283羽が見られ、18時17分でも20羽ほどが小さなタカ柱をつくっていました。
最後に見られたのは、18時34分の1羽でした。
北山に降りるものも少しは居ましたが、殆んどが東に移動して行きました。
北山 早くも4月,桜も若葉が多くなった。北山は今日も風に吹かれ、残りの花が風に散って行った。
一昨日,昨日と首が折れてしまう日が続いたけど、人生苦があれば楽が来る。
昨日迄食うや食わずの観察に疲れ果て,普通ならもう山へ上がらないだろうが,
久しぶりの気持ちよい高知らしい空につい山へ.....。
神様はお見捨てではなかった。午前中はまずまずの数,60。ほとんど肉眼で見える近さをぽつりぽつり,
退屈しない時間配分。
南風が時折強くなり,上空は太陽が大きな暈を冠り,飛行機雲が大空のキャンパスに交差模様を残す。
12時過ぎからほとんど真上を飛び始め33、13時台から2桁の群れも出て75、相変わらず単独飛行もある。
数が少なくても全部肉眼で見れるので「見た」という満足感が。
圧巻は15時台の516,来るわ来るわとアドレナリンが噴出。
一同緩んだ顔が戻らなくなった。本日最高は北側高く154,柱も作らず急ぎ足で薄雲に融けて行く。
見事なタカ柱が幾つも見られた。南に北に頭上に編隊飛行、昨日迄の耐乏生活は吹っ飛んだ。
空に何度感謝したことだろう。数も出たが見落としも大きい。
西の鉄塔の上に出てそこから北へ向かうものは北側の木の高さに見えない。運良く高く出たのは拾えたが,
北を行くものは落としたようだ。用事の合間に来て早く帰ったNさん、来てよかったね、来てもらってよかった!
肉眼で大きなサシバを堪能した一日,語り継がれる日となった。
3/31 虚空蔵山 到着して、視界の悪さにびっくり。全く見えない。
やっと、お昼前に第1陣の36羽が山頂真上にやってきた。
ほぼ山頂の高さで飛来して高度を上げたが、ほどなくタカ柱ごと雲の中に消えていった。
お昼前後は、いわゆる「虚空蔵時間」。タカが飛来する確率が高いので、期待して待つも、
結局この群れのみ。午後になって、さらに視界か悪くなり13時に観察終了とした。
土佐山田町 低い所を飛ぶとどうしてもカメラを向けたくなる。
何時もなら時間とともに高度をましてゆくが、この天気では上昇気流も弱いらしく、一日中低空飛翔だった。
そのわりに、これと思う写真は0に近い結果でした。
独りで写真を撮りながら数えるのは忙し過ぎて、総数はかなりaboutです。
日ノ御子 11時までは比較的近くを飛びました。
13時過ぎから、は高いけれどオーバーヘッドで出て十分楽しめました。
高知の春の渡りを堪能しましたので、心おきなく地元の少数の渡りを観察することができます。
有難うございました。
北山 所用があって出遅れた。北山に上がって見れば,昨日より視界が悪い。
昨日は風が強くてスイープがあったけど,今日は動かないのか,南の高ノ森や観月坂の山さえ見ずらい。
香美市のポイントからか景気の良い情報が入れられるが,ここはさっぱり。
市内の街を低く飛んで物部川を遡っているようだ。
唯一8羽の群れが頭上を通り,あとは双眼鏡でようやく捉えたもの。
数は出なかったが,出る時よりも探す労力は大きい。
昨日今日の数字から何を学ぶか.....そしてこの気象条件は一体何なのか......
高知の空に青空は戻って来るのだろうか,鈍色の空から太陽が顔を出しても暗かった。
久しぶりのオオタカと見られる2羽が西へ向かって飛んだ。
有瀬 11:00-13:00の約200羽は、北側高く双眼鏡でやっとだったが、そのほかのほとんどが、
頭上周辺で肉眼でカウントできた。本日のものは、北裏の山頂とダム湖の間の範囲。
18倍の双眼鏡は、出番なしでした。
また、逆行してきたハイタカは、上段の畑に降りたり上の鉄塔に止まったりして獲物を狙っている
ように見え、慈瑠さんも大満足の良い休日になりました。
3/30 虚空蔵山 今期初のサシバは遠かった。それでも11時くらいまでは肉眼で見られたけ、れどその後は・・・
霞のせいなのか視力が落ちたのかさっぱり見えません。
ハイタカは近かったけれどカメラが追いつきません (^_^;)
日ノ御子 タカの観察と言うより、PM2.5 を見学してるような日でした。
たまりかねて、20倍双眼鏡のレンズを磨いてみましたが 同じ見え方でした。
明日も同じような天気なら、頭痛にも効くと言う精神安定剤を粉にして、空へ振りまいてみようと思います。
波介山 朝のうちは北風で、須崎市方面から低く現れ、虚空蔵山の南を北東に抜けて高岡の上空を何個体か流れてたが、
9時半頃から西風に変わり、南側や上空を通過する個体が増えた。
中でも風向きが変わった頃に湧き出た30+20の柱は幸先良い兆しに思えたが、群れと呼べる出現はそれっきり
北山 家を出る時は美しい青空だった,観察点に上がってみると上空だけが青く,南の烏帽子山さえ霞み、
虚空蔵山など全く見えない視界の悪さだった。
お花見日和ということだったが,次第に雲が出ていつもの南西の風が強くなり、近くのヤマザクラが惜しげもなく
花びらを散らす,無情の風......この時期は、まだまだ南のコースのようで、視界が悪いと市内中心地を高く飛ば
れると捕捉出来なく,低調に終わった。
日陰って風が強いと震えるくらい寒くさっさと下山した。ソリストならぬソロリ〜ストのサシバに,近くの
ツミがモビングした。真上を通過したのは27、うち大きな群れは15、あとは南側で双眼鏡で見つけた。
ヒゲガビチョウが歌い,姿も見えた。小鳥たちも賑やかで,ウソ、イカル、マヒワの冬鳥,そして留鳥たちも
花を添えてくれた。
3/29 北山 早くより見始めたが、やっと9時15分頃より飛びはじめた。
10時頃中村さんが来てから、数え易くなり10時25分までに103羽に達した。
しかしその後飛ばず午後2時ごろ中村さんが帰られ、私も午後3時帰るべく車に乗ろうとした時に
上空を見ると、2羽発見もとの位置に戻り観察再開。
かなり高い飛び方だったが、36羽を数えることが出来た。
虚空蔵山 海と空との区別がつかない一日であった。
約束の青空は一度も現れず,鉛色の空を南からの帰還の勇者たちは私たちの目を奪い続けた......
目利きが懸命に探せど9時台0、10時台南遠く4、11時台南4そして北に1、みんな遠い。
声が上がり始めたのは12時台になってから,須崎の空に見え,横波半島を見え隠れやっと空に上がる。
双眼鏡でやっと見え,20倍双眼鏡が活躍する遠さ,肉眼で見えたのはわずか、「見えた見えた!」と喜ぶ始末。
12時台177、うち10羽が真上を通過,近いのはこれだけ、高かった。
13時台174、遠くクマさんも姿を見せた。14時台は鈍色の空に太陽が出たが43と低調になったが、
ツバメ、アマツバメ,イワツバメが空を活気ずけてくれた。
カメラ持参で待ったけどシャッターチャンスは一度もなく、「遠くの千羽より近くの一羽」と
先輩カメラマンの言葉を実感した一日となった。
逢坂峠 12:03-13:02は、南側の布師田方向。
12:03 8羽だが、今季初のタカ柱...ウォー!
12:50 43羽のタカ柱。お〜、これぞタカ柱!。でも残念ながら一度に双眼鏡に入るくらい高い。
13:35以降は、すべて北側、稜線の手前。
13:35 北の稜線上を2羽通過しているのに気づく。
13:45 105羽(最初は50羽程度のタカ柱が、その始まり。)
雲は沸き、河は流れる...。
14:14 30羽程度のタカ柱が上がっている間に、その下にまた次のタカ柱。
さらに、その左下にも出来つつある...、と、同時に3つのタカ柱。
と、ほとんど途切れる間もなく続く。
こんなの初めて。でも惜しむらくは、すべて高すぎ...。
3/28 北山 今日こそと思ったけど、12時40分頃4羽13時10分4羽見れたので、今日はすごいと思ったが・・・
その後、頭の上は曇ってるのに、太平洋上のヒツジさん(雲ですが)を数えてときどき地元のタカさんに
ドキドキしている頃に橋本さんご夫婦が,香美市のニュースに動かされて,こられましたが、その後は
飛びませんでした。明日は早くからはじめます。
日ノ御子 少し出勤が遅かったようです。14.00頃からは全く渡りませんでした。
鴻ノ森 12:00台は、宗安寺方向から飛来。14:00台は、鏡川橋方向から飛来。
いずれも、鴻ノ森上空で高度を上げて、円行寺方向に消えていった。
3/26 虚空蔵山 寒気の入った今日、肌寒く朝の内は薄雲もある美しい空,期待は膨らむ。
上りのえくぼ道に驚きつつ,ヤマドリの♂に遭遇。
あまりの美貌にシャッター音なし!、頂上は私たちだけ、ウソや個性のあるウグイスの声を楽しめた。
11時過ぎ一羽めのサシバが高く真上北を通過。
続いて6羽、一同喜びに沸いたが,よく見ればどれも翼が厚いノスリ、さすが渡り真っ最中。
午後からは空は白っぽい空に,太陽は暈を.....そして風はごうごうと。
通過するものはみな高く,舞うこともなく急ぎ過ぎて行った。
どこも桜が満開で,あまりの美しさにため息の連続。数はでなかったけど満足。
3/23 日ノ御子 徳島での調査の帰り,飛びそうな予感の空。つい日ノ御子のポイントに寄ってみる。
一年ぶりの懐かしい山里の景色。ヤマサクラも咲き,なんだか歓迎してもらった気分。
開始直後、一羽がやって来て,フワフワと北の空へ消えて行った。何度見ても初ものは
パワーをもらえる。合計8羽と,思い通りではなかったが、季節が来ると約束通りに
帰って来た彼らの姿に感動してしまった。