2011春 タカの渡り観察記録
1.このページに掲載している観察記録は、長年タカの渡りの観察を続けている「日本野鳥の会高知支部」の有志により、個人的に善意で提供されたものであり、未発表データですので、無断転載・転記はご遠慮ください。
2.同日の観察記録でも、観察地点によっては重複してカウントされている可能性があるものがあります。
3.日付が前後してUPされることがあります。
4.観察された皆さんからのコメントの掲載を始めました。
5.一部の観察地点について、オンライン地図とのリンク処理をしています。観察地点へお越しの際の参考にしてください。
6.赤字は、逆行(東→西)です。
★観察地点一覧
1.波介山 高山展望所 : 土佐市 北緯33度28分 東経133度26分 標高 260m
2.虚空蔵山 山頂広場 : 須崎市・土佐市・佐川町 北緯33度28分 東経133度19分 標高 675m
3.北 山 : 高知市 北緯33度36分 東経133度30分 標高 410m
4.五台山展望台 : 高知市 北緯33度32分 東経133度34分 標高 100m
5.鴻ノ森 : 高知市 北緯33度34分 東経133度30分 標高 75m
6.加賀野井 : 高知市 北緯33度34分 東経133度31分 標高 50m
7.横倉山 第1駐車場 : 越知町 北緯33度32分 東経133度13分 標高 450m
8.有瀬 : 香美市 北緯33度39分 東経133度46分 標高 160m
9.大峠 : 土佐町 北緯33度42分 東経133度31分 標高 500m
10.城ケ森 : 高知市 北緯33度34分 東経133度27分 標高 330m
11.考える村 : 芸西村 北緯33度32分 東経133度47分 標高 260m
12. 妙見山 : 安芸市 北緯33度31分 東経133度53分 標高 400m
13. ゆとりすとパーク : 大豊町 北緯33度44分 東経133度41分 標高 710m
月/日 Date |
観察時間 Investigation time |
観察地点 Investigation point |
天 候 Weather |
サシバ Grey-faced Buzzard |
ハチクマ Oriental Honey-buzzard |
ノスリ Common Buzzard |
その他のタカ Others |
計 Total |
観察者 Investigator |
3/25 | 09:50〜15:00 | 北山 | 曇 | 4 | 4 | 橋本夫妻 稲本由美子 |
|||
3/27 | 09:00〜16:00 | 虚空蔵山 | 晴 | 6 | 9 | 15 | 支部探鳥会 | ||
09:00〜14:00 | 有瀬 | 0 | 0 | 吉本海男 | |||||
3/28 | 11:20 | 日高村 大和田 |
晴 | 10 | 10 | 武田和志 | |||
09:00〜13:00 | 有瀬 | 0 | 0 | 吉本海男 | |||||
3/30 | 10:00〜15:00 | 北山 | 晴時々曇 | 15 | 15 | 橋本夫妻 稲本由美子 |
|||
3/31 | 09:40〜14:00 | 虚空蔵山 | 晴 | 288 | 5 | ツミ1 | 294 | 高橋 徹 | |
09:10〜16:00 | 北山 | 快晴 | 178 | ハイタカ1 | 178 1 |
原 敏夫 橋本裕子 |
|||
09:00〜13:45 | 有瀬 | 167 | 167 | 吉本海男 | |||||
4/01 | 11:00〜13:50 | 虚空蔵山 | 快晴 | 121 | 121 | 西村公志 | |||
10:00〜14:00 | 北山 | 26 | 1 | ハヤブサ1 | 28 | 橋本裕子 | |||
06:15〜16:00 | 日ノ御子 | 49 | 49 | 楠木憲一 | |||||
09:00〜11:00 | 有瀬 | 32 | 32 | 吉本海男 | |||||
4/02 | 09:00〜13:45 | 有瀬 | 晴 | 419 | 1 | 420 | 吉本夫妻 | ||
10:00〜13:00 | 虚空蔵山 | 晴時々曇 | 106 | 1 | ハヤブサ1、ミサゴ1 | 109 | 川野雄生 武田和志 |
||
06:30〜15:00 | 日ノ御子 | 曇時々晴 | 1072 | 1072 | 楠木憲一 | ||||
09:00〜16:00 | 北山 | 484 | 2 | ハヤブサ1、ツミ1 | 488 | 西本和恵 稲本由美子 澤村 彰 橋本裕子 |
|||
4/03 | 07:30〜13:30 | 有瀬 | 曇 | 775 | 775 | 長崎良雄 吉本夫妻 |
|||
08:45〜14:15 | 虚空蔵山 | 薄曇のち 小雨 |
165 | ハヤブサ1 | 166 | 川野雄生 三宮英一 小川靖志 吉田直樹 |
|||
07:15〜12:30 | 北山 | 曇のち 小雨 |
124 | ハイタカ2 | 126 | 西本和恵 稲本由美子 橋本裕子 |
|||
09:45 | 宿毛市 一生原 |
曇 | 20 | 20 | 岡井義明 | ||||
10:30 | 宿毛市 山田 |
3 | 3 | 岡井義明 | |||||
06:30〜14:00 | 日ノ御子 ⇒美良布 |
663 | 663 | 楠木憲一 | |||||
4/04 | 08:30〜10:20 | 北山 | 快晴 (強風) |
5 | ハイタカ1 | 5 1 |
西本和恵 橋本裕子 |
||
09:20〜16:20 | 有瀬 | 171 | 171 | 西本和恵 橋本裕子 吉本夫妻 |
|||||
4/05 | 08:30〜16:30 | 北山 | 快晴 | 136 | 1 | 1 | 138 | 小畑義明 橋本夫妻 |
|
4/06 | 09:00〜14:30 | 北山 | 快晴 | 48 | |
48 | 原 敏夫 澤村 彰 |
||
09:30〜16:30 | 有瀬 | 80 | ハイタカ3 | 83 | 西本和恵 橋本裕子 吉本夫妻 |
||||
4/07 | 09:00〜16:20 | 北山 | 曇時々小雨のち晴 | 213 | 1 | ハイタカ3、ハヤブサ1、ミサゴ1 | 216 3 |
原 敏夫 西本和恵 橋本夫妻 |
|
09:30〜15:30 | 有瀬 | 曇 | 172 | 172 | 吉本夫妻 | ||||
4/08 | 10:00 | 宿毛市 山田 |
雨 | 1 | 1 | 岡井義明 | |||
4/09 | 08:50〜16:30 | 虚空蔵山 | 晴 | 179 | 3 | ハイタカ2 | 184 | 吉田直樹 西村公志 |
|
11:00〜13:00 | 波介山 | 晴時々曇 | 34 | ミサゴ1 | 35 | 武田和志 | |||
12:30 | 宿毛市 芳奈 |
晴 | 1 | 1 | 岡井義明 | ||||
08:15〜17:10 | 北山 | 曇のち晴 | 346 | 1 | ハイタカ2 | 347 2 |
小畑義明 浦口武男 稲本由美子 西本和恵 橋本裕子 |
||
4/10 | 09:20〜16:00 | 香美市 谷相 |
晴 | 324 | 324 | 吉本夫妻 | |||
10:35〜16:20 | 虚空蔵山 | 348 | 348 | 西村公志 | |||||
08:20〜16:00 | 北山 | 快晴 (強風) |
111 | 1 | ハイタカ1 | 125 1 |
橋田晃浩 稲本由美子 西本和恵 小川靖志 澤村 彰 橋本裕子 |
||
16:35〜18:00 | 13 | 吉田直樹 | |||||||
4/11 | 09:30〜13:40 | 北山 | 晴時々曇 (強風) |
20 | ハイタカ1 | 20 1 |
小畑義明 西本和恵 橋本裕子 |
||
08:20〜12:00 | 香美市 谷相 |
晴 | 51 | 51 | 吉本夫妻 | ||||
4/12 | 09:30〜16:00 | 北山 | 快晴 | 49 | 3 | ハイタカ1 | 53 | 西本和恵 橋本裕子 |
|
4/13 | 09:00〜14:00 | 北山 | 快晴 | 66 | 1 | 67 | 原 敏夫 橋本夫妻 |
||
4/16 | 13:00〜15:00 | 北山 | 曇 | 3 | 3 | 国沢三男 稲本由美子 |
|||
4/17 | 11:40〜14:00 | 北山 | 曇時々晴 | 52 | 1 | 54 | 橋本夫妻 | ||
計 Total meter |
3807 | 5 | 25 | ハイタ8、オオタカ、ミサゴ3、 ツミ2、チゴハヤブサ、ハヤブサ4、チョウゲンボウ、アカハラダカ、タカSP チョウゲンボウ、ハヤブサ、ハイタカ9、ツミ チゴハヤブサ、オオタカ、ハヤブサSP、タカSP |
3854 9 |
※最下段の総計の欄は、同日で重複していないと考えられるものを除き、単純に同日に観察されたものの中での最大数を集計。観察場所・観察時間によっては、同日の観察でも重複しているものは少ないと考えられるものもありますが、リアルタイムで詳細な突合せが困難なための措置です。ご了承ください。
〔観察された皆さんからのコメント〕
4/17 北 山 昼食は北山でと用事を済ませて上がる。途中、柴巻の辺りで道路を歩いているミゾゴイとの思いがけない出会い。
接近しすぎて竹林へ飛んだ時にやっと見た私。「早う言って!滅多に見えないのに」と揉めることしばし。
コマドリの声を探す辺りで、イカルの群れの合唱にやっと機嫌を直す。観察点辺りはもうすっかり葉桜,緑が濃くなって来た。
耳を澄ませど、青い鳥も黄色い鳥も聞こえて来ない。ただ下の方からツツドリの声が。
マヒワもまだいたけど、裸木だったコナラは、葉や花もついてようやく姿を見る。サシバは12時過ぎからすぐ上や南を飛んでくれ、肉眼観察。
中には双眼鏡で確認せねばならないのもいた。12時台45羽と期待したが、青空が少し見えた13時台は7羽とあっさり下山できた。
ハチクマがトビやカラスにモビングされていたが、多分先日見た個体だろう。帰りにやはり柴巻でヤブサメを聞いた。
短時間で中味の濃い山行きであった。
4/16 北 山 どこも霞んで白っぽく、視界が悪い。はっきり確認できたのは、真上の1、少し南の2だけで、遥か南に7羽見えたけど、
それがカラスであったか、サシバだったのか双眼鏡では分からないほどだった。
4/13 北 山 急に休暇となった原さんが朝からカウントしてくれていた。私たちは昼前に上がって行った。原さんから今日の結果の報告の電話。
柴巻にいるというと残っていてくれると言う。
電話を受けるために停めた横の樹に、小さな鳥が3羽、ウグイスが手前にいたので体の小ささが目立った。
ヤブサメにしては樹の上の明るい所にいる。眉班が目立ちムシクイ類かと?、電話が終わった時はすでにいなかった。
観察点には豪華に桜吹雪を起こす風、マヒワも残っていてくれた。9時から10時に26羽、最大は11羽だったと聞く。
ほとんどが南側遠く、13時台は南と北側で近かった。楽しみにして来た夏鳥の声はなく、アオゲラのドラミングが。
ケヤキ青葉が目に優しく、鯉のぼりが空に泳ぎ、少し動けば汗ばむ季節となった。
4/12 北 山 桜を待ちこがれる時から始まった継続観察も今日でひとまずピリオド。風の強い北山では、残りの桜が惜しげなく花びらを放つ。
花吹雪の中でちょっぴり幸せな気分と、惜春の心が複雑に交錯する。
沖縄の悪天候の影響からか、スタートは遅く,未だ満足した数ではない。いつまでも明日かと期待してしまう。
今日は快晴の空にぽつりぽつり現れ、少し南か真上がメイン、かき集めてこの数。
夏鳥の声も聞かず,終わらせるのは忍びないがタイムアウト。あとは気の向いた時に若鳥たちを迎えよう。
幸せに帰って来る鳥もあれば、観察点で命が終わったジョウビタキ♀も,,スミレの近くに埋めた。
なおマヒワは半分に減っていた。ノスリは西の方にまだいる。3羽は観察点を過ぎて行ったもの。
お迎えしたサシバたち他、元気で故郷へ辿り着きますように。観察に付き合って下さった皆様、ありがとう。
4/11 北 山 今日初めてのヒヨドリ大群れ(100+)が東へ去った。
小群れで通過したのは何度かあったけど、この群れは鳴きもせず柴巻の空を飛んで行った。北山は静かで穏やかであった。
今日はさらに視界が悪い。10時前に南側の電線の向こうと真上を少数が行く。
次第に風が出て、11時前には南側から強くなった。そのうちに北からも、風が巻いているよう。
杉、檜も踊り始め、飛んだのはサシバでなく桜の花びらだった。北や南へ、まだ散りたくないのも散らされいる。
サシバの数は手と足の指の数しか出なかった。今日もまだマヒワがいてくれた。明日で継続観察の終りとしたい。
手袋ををしても黒くなった手の甲、花粉の中に連日いて、もしかしたら杉、檜に変身するかもと少し心配だ。
双眼鏡から老眼鏡に、水やりだけだった花々、とくに奔放に伸びたクレマチスの蔓の世話などに戻ろう。
4/10 北 山 選挙を早めに済ませて北山へ、視界はよくない。波介山はなんとか見えるが虚空蔵は見えない。空には飛行機雲が何本か残っている。
北側は風の音が轟々。最初は南遠く、それでも真上高く3羽。それに期待を膨らませるも、やはり南遠くポツリポツリ。
香美市の吉本さんからは「全然飛ばない」と電話、そのうち虚空蔵からは「上がってすぐに南側を100余り、すごい!」と景気のよい電話。
それを伝えようと吉本さんにすぐ電話。すると「忙しい!」。え〜どうなってるの北山は。40分待っても虚空蔵のは来ない。
昼前からからは南風がまた強くなる。今日の北山はこの2件の電話に象徴されるだろう。
午後になって探鳥会流れの3人が言うのに、お城の上を飛んでたと。目が多くなったけど、中心部を通過するのは見えない。
長〜い待ち時間は、まだ滞在中のマヒワの群れに遊んでもらった。
虚空蔵山 出遅れたので、吉田さんが話していたETC専用出口を利用して、虚空蔵へ。
家から、ちょうど55分で山頂到着。佐川経由より20分くらい早い。見ると既に南側遠くを飛んでいる。
見始めてすぐに、104羽のタカ柱。個人的に今季最大のタカ柱だったが、8倍の双眼鏡では全数を見ることができなかった。
ここの南側を飛ぶサシバは、ここと波介山の間を通過して、波介山から見る場合、北側高くを通過している感じがした。
密かに狙っていたここの主、残念ながら今日のお出ましは、なかった。
4/09 北 山 雨上がりの北山はもやがかかり、サシバ観察方向はみな閉ざされて、飛び始めたのは9時過ぎからだった。
珍しく風もなく暖かいので、ウグイス、メジロ、シジュウガラ、アオジそしてアオバトまでまで歌っている。
足下にはへびやトカゲ、そしてカエルの声も。
けたたましくコジュケイが鳴くけど「ちょっと来い、ちょっと来い」とサシバを呼んでくれたのか、全般的にまずまずの飛び。
12時台だけは少なく、真っ黒な雲の中を高く6羽。
13時台は差し入れの文旦をたべながら、頭上を高く次々と来る群れを見上げる至福の時となった。
この近くに居住予定か、オオタカ2羽が仲良く飛んだり、声も聞けた。
3時前後に後二人が加わり4人で、「ほの温い日」の北山の醍醐味を夕方まで楽しんた。
数としては多い方でないが、近くて大きなサシバだったので、満足度が高かった。まだマヒワも見ることができた。
波介山 かなり高いところを飛んでました。ミサゴも高いところを西から東に一直線に飛んでいきました。
虚空蔵山 予想に反して、山頂広場には人がいなかった。
ほとんどが須崎の市街地方向に現れ、虚空蔵山の南を遠く東に流れた。
午後にはここの主も登場。その足には、しっかりヘビを握っていて、山腹を東にまいて見失った。
予想された風もなく条件は良かったが、明日に期待というところか・・・(^^ゞ
4/07 北 山 桜に風は付き物だろうか、今日は荒れた天候だった。家を出る時は、いい天気、山に上がるともう曇り空。
それでもまだ風はなかった。昨日、お留守番をしてくれた原さんが「昨日よりいい出だし」で、すでに35羽通過という。
すぐに南側から大型が1羽上がり、北西向きに。ハチクマだった。定着したのだろうか?
10時台は大きな雲が北西へ流れる中、途切れなく小群れが足早に通過。11時台は強い風となり、桜吹雪。
西側は真っ黒な雲。それでもサシバたちは頼もしく飛び続ける。途中雨も降り、南風が今季で一番強く、寒く、小雨もあり、
いつもなら即下山だが、あの懸命な空からのエールに、止めると誰も言わなかった。
強い南風に群れは小さく最高16、単独がほとんど。真上通過は36羽、他は南側だった。
雨にも負けず、風にも負けず、強い紫外線、花粉も。寒干し大根になった心地。それでも賢治に負けない観察は続く。
明日は休みになるだろうか?
4/06 北 山 9時台は南側を飛んでくれた。天気のよさに比べ、通過するサシバは少なかった。
有 瀬 晴天続きの山に、今日か明日かと意気込ん出かける。しかし帰りは項垂れて帰る。桜たちも来ないサシバにしびれを切らし散り始めた。
この桜がなければ、山へ足を運ぶ元気もとっくに失っていたかもしれない。ともかく今年のサシバは全く読めない。
絶滅危惧種になったことが、実感として湧いて来る。今朝、徳島のMさんから電話をもらった。
彼も毎日のように朝早くから出て、同じように待っていたのだろう、まるで少年のように弾んでいた。
43羽も来たと言う喜びを共感できて私も嬉しかった。空を行くものを励ましているつもりが、励まされていたのかもしれない。
やる気を失わないように、今度は空からのエール、待っています!
4/05 北 山 今日も魂を吸い取られそうな青空だった。海の上や遠くの山辺りは白っぽく、青のグラデーション。
真上がいちばん濃く見える。朝のうちは穏やかで「こりゃいける」と一人秘かに思った。
しかし、9時頃から南風がそよそよから、次第に強くなり、やっぱり風の北山となってしまった。
早咲きの桜は花びらをこぼす。9時台は真上を北向きに飛ぶが、この時間ではや青空に溶ける高さのも。
それでも単独か、数羽であった。昼前に小畑さんが帰った後、13時台、真上よりやや東に一群れを双眼鏡で見つけ、
後を追うとまだまだいるいる。座ったままで上半身を仰け反らせてカウント、43羽。頚も腹筋もぷるぷる状態に。
終了時間まで単独でぽつり、ぽつり。サシバが飛ばなくても風が強くてもすべて許せる出来事が.......。
毎日現れるマヒワの声を聞こうと北側に行った時、やたらでかい鳥が頭上を西へ、あまりのでかさにクマさんが出たかと思った。
しかし、よく見れば同じクマさんでもハチクマ、しかも東に行くのでもなく西へ、昨年繁殖した方向だ。
立派だった、低く頭上を越えたので大きかったのだ! 驚きに満ちた嬉しい再会だった。
ウソもマヒワもまだ滞在中、ヒヨドリも帰って来てるようだ。明日は美良布です。
4/04 北 山 なんときれいな青空だろう。こんな空を飛ばれると困るなあと思いつつ観察点へ。
強風が晴天続きの汚れをすっかり掃除してくれ、視界抜群。
昨日は行方不明だった?虚空蔵もくっきり、驚くことに葉山の風車群もくっきり見える。
今日の空への期待感が観察点に二人揃うも、相変わらずの風の強さに、南側遠くわずかに5羽、ハイタカは近かった。
今日も20プラスのマヒワが慰問に来てくれ、ウソも聞けた。
二人は花粉症、飛ばぬ空と強風に決断、強風でも数を出した美良布の観察点に移動した。
青空と美味しい空気、満開に近い桜、山の人の暖かい気持ちに触れ、サシバはわずかだったがクマさんも見えて、満足して山を下りた。
桜から若葉の季節へ、山ははや笑い始めている。
4/03 虚空蔵山 高速のお陰で行き易くなった虚空蔵山、南廻りで登り始め六合目辺りで何気に双眼鏡を覗くと、そこに35羽の鷹柱。
急いで頂上を目指すも、到着後はさっぱり・・・それでも昼前からは、まとまった数こそなかったが、ぽつぽつ飛び始めた。
しかし、昼過ぎに小雨が降り出すのと同時にそれも止まってしまったようだ。
今日は、黄砂のせいか?一日中視界が悪かったですね。南方遠くを流れる鷹に目を凝らした皆様、お疲れ様でした。
日ノ御子 日ノ御子10:30まで約100羽、いつものコースを離れ、遥か南をごま粒のように飛んで行く。
11:30より美良布中学校に移動、わずかの間に300余り。サシバたちは北風に煽られつつも
ふるさとへの道を急いだ。今日で高知での観察を終了する。お疲れさま。
北 山 昨日の今日で期待は大きく、朝早く家を出た。その時すでに風があり、嫌な予感が。
山に上がるとごうごうと北風、寒気の雲も。観察会のある虚空蔵山は見えない。
さっぱりしない空の中サシバは遥か南を見えたり消えたり、北側はわずか2羽。
3人で目を凝らして探したが、北風には勝てなかった。春にはよくあること。
今日もマヒワが30弱、そして南の桜の木にウソが6羽、♂2羽の胸の赤い色が印象的だった。
4/02 虚空蔵山 11:00過ぎに真上の高いところを流れているサシバを発見。
10:00に着いてすぐ、気づいていれば、もっとカウントできていたかもしれません。
雲が多くなったときには、雲の上を渡っていたのかも?
日ノ御子 よく飛んで、忙しかった!
北 山 家にいる時に、日ノ御子より8:15までに210通過。
また昨日の夕方までに大分・宮崎の県境付近の観察点を700羽位通過したという連絡あり、
その数の尻尾くらいは捉まえたいと慌てて出動。
観察点に着くと、肉眼で捉えられる小群れが途切れなくやって来る。一人で見るには勿体ない景色。
今季初観察のNさんが加わり、「来た来た」と二人でカウント。最大はつらつらと来た179羽。
頭上をまずまずの高さを流れたので何倍も楽しめた。中には双眼鏡でしか見えない高さを行く強者もいて、今日の雲のある空に感謝。
昼すぎからもう2人来たが、サシバの群れは小さくなり、天気の影響もあってかゆっくりと舞いながらきて退屈はしなかった。
この時期初めてガビチョウを聞いたり、観察点の木にマヒワが8羽、ご近所のミサゴが魚を抱えて通過するなど鳥見も楽しめた。
4/01 北 山 出遅れた観察者の耳に聞こえて来たのはトラツグミ、桜咲く静かなひととき何とも妙。
昨日の続きでさぞや見そこねたと思いつつ、雲一つない空を見上げる。ところが早朝から
張っていた楠木さんからどうなっているのと電話。目利きの人にも寂しい数らしい。
その後、真上に4羽、ノスリのランデブー飛行などなんとか気を紛らわす。11時頃からいつものように
強い南風。昼前、また真上に3羽、続いてもう1羽、おっとこれはハヤブサ君。本日最大の群れは真上の6羽。
数的には寂しい日だったが、ウソの声は3回、そのうち一回は3羽が飛んできて南のさくらの下に。
日ノ御子 空はよく、風もなく条件はいいのに飛ばない。
虚空蔵山 かなり、出遅れて山頂到着。南の岩場から見ると、南を既に飛んでいた。
出遅れた感が強く、13時までの2時間で、ほぼ全数が飛去。その後は、ほぼ0。
秋の感触と同様、昨日のうちに四国(愛媛)に入っていたものが、来た感じがした。
今季初の観察は、イスに座ってゆっくり観察。最大のタカ柱は17羽。南東からの風が、やや強い。
双眼鏡で須崎の市街地方向で発見し、その後肉眼で見れる群れが多く、数の割には見た感じがした初見だった。
3/31 虚空蔵山 目が痛くなるような空。次々と青い空に消えていきました。
北 山 まさに春、春、春うらら。この暖かさを被災地へ送ってあげたい。
サシバよ、ツバメよ、希望を翼に乗せて届けておくれ!
高知城の桜は満開になったそうな。北山の山桜も昨日はちらほらだったのに今日はかなり開花した。
サシバも昨日15羽から今日は10倍以上の数に。南側が多いが、視界が悪くて見逃しているかも。
一番多かったのは11時台で60近い群れも出た。
近くは南側の電線の上を「つ〜いつい」と来るいつもの姿に、思わず『お帰り!』と手を振った。
3/30 北 山 たくさんの桜に出迎えられて観察点に到着、この辺りの山桜は東側のが咲き始めだ。晴天が続いて視界がすこぶる悪い。
空には雲が少しあって、太陽が出れば暖かいけど、雲に隠れると寒い.
11時までは風もなく、遥か南を、単独飛行。 真上高く一羽ずつ2羽が通過した時は大喜び。
しかしそれからは南からの風が強くなり、サシバは山の下側を通り、東側で舞い上がり、そのまま東へ消えて行った。
風が強くなったけど視界は変わらず、思ったより少なかった。留鳥たちの春への思いは強く、さえずりが多く聞けた。ツバメもわずかに見られた。
3/28 日高村 今年は転勤もあり、最後の仕事に追われていますが、久しぶりのタカの優雅な飛行に少しの間、見とれていました。
やはり心が癒されますね。これからが楽しみになってきました。
3/27 虚空蔵山 ちょっと寒かったけど思ったほどでは。10人ほど来られました。
他、居付きのハイタカやルリビタキもまだいました。