010春 タカの渡り・リアルタイム情報





1.このページに掲載している観察記録は、長年タカの渡りの観察を続けている日本野鳥の会高知有志により、個人的に善意で提供されたものであり、未発表データですので、無断転載・転記はご遠慮ください。

2.同日の観察記録でも、観察地点によっては重複してカウントされている可能性があるものがあります。

3.日付が前後してUPされることがあります。

4.観察された皆さんからのコメントの掲載を始めました。

5.一部の観察地点について、オンライン地図とのリンク処理をしています。観察地点へお越しの際の参考にしてください。

6.
赤字は、逆行(東→西)です。




★観察地点一覧


  1.波介山 高山展望所 : 土佐市         北緯33度28分 東経133度26分 標高 260m
  2.虚空蔵山 山頂広場 : 須崎市・土佐市・佐川町 北緯33度28分 東経133度19分 標高 675m
  3.北 山       : 高知市         北緯33度36分 東経133度30分 標高 410m
  4.五台山展望台    : 高知市         北緯33度32分 東経133度34分 標高 100m
  5.鴻ノ森       : 高知市         北緯33度34分 東経133度30分 標高 75m
  6.加賀野井      : 高知市         北緯33度34分 東経133度31分 標高 50m
  7.横倉山 第1駐車場 : 越知町         北緯33度32分 東経133度13分 標高 450m
  8.有瀬        : 香美市         北緯33度39分 東経133度46分 標高 160m
  9.大峠        : 土佐町         北緯33度42分 東経133度31分 標高 500m
  10.城ケ森       : 高知市         北緯33度34分 東経133度27分 標高 330m
  11.考える村      : 芸西村         北緯33度32分 東経133度47分 標高 260m
  12. 妙見山       : 安芸市         北緯33度31分 東経133度53分 標高 400m
  13. 才谷        : 南国市         北緯33度37分 東経133度39分 標高 120m


月/日

Date
観察時間

Investigation
time
観察地点

Investigation point
天  候

Weather
サシバ

Grey-faced Buzzard 
ハチクマ

Oriental Honey-buzzard
ノスリ

Common Buzzard
その他のタカ

Others


Total
観察者

Investigator
3/16 16:00 中秦泉寺 2        2 橋本裕子
3/19 11:30〜14:00 城ケ森 快晴 1       1 橋本夫妻
3/22 11:00〜16:00 北山 快晴 52       52 橋本夫妻
07:00〜07:30 十津         0 長崎良雄
11:40〜13:55 逢坂峠 14     タカSP1 14
3/26 10:30〜13:00 北山 晴時々曇        ハイタカ1  1 橋本裕子
12:00〜13:00 観月坂     1   1 長崎良雄
3/27 10:00〜16:30 北山 快晴のち曇  446   2 ハイタカ1  449 西村公志
稲本由美子
西本和恵
橋本夫妻
06:40〜07:35 一宮 13       13 長崎良雄
12:00〜12:30 鴻ノ森 4       4
3/28 09:00〜15:30 虚空蔵山 曇時々晴 58     ハイタカ1、ツミ1 60 支部探鳥会
テレビ高知取材班
10:30〜14:00 北山 14   1   15 稲本由美子
橋本夫妻
12:15〜12:35 北山の下 2       2 長崎良雄
3/29 08:30〜15:00 日ノ御子 晴時々曇
(強風)
72       72 楠木憲一
10:00〜14:00 北山 13     ハイタカ1 13 橋本裕子
09:00〜14:00 岡豊 66       66 吉本海男
3/30 06:30〜16:00 日ノ御子 晴一時曇  51       51 楠木憲一
10:00〜17:20 北山 259   1 ミサゴ1、ハヤブサ2 263 橋本夫妻
11:30〜15:40 杉田ダム 335   1   336 吉本海男
08:45〜16:00 みづき坂 157       157 西村俊彦
3/31 07:00〜14:45 日ノ御子 曇のち雨 299       299 楠木憲一
10:00〜14:00 北山 19   1 ハイタカ1、ハイタカ1 21 西本和恵
橋本裕子
08:20〜14:00 杉田ダム 425       425 吉本海男
4/01                
4/02 11:20〜16:20 北山 曇時々晴 196     ミサゴ1 197 西本和恵
橋本夫妻
08:00〜16:00 杉田ダム 993       993 吉本海男
09:15〜17:00 みづき坂 416       416 西村俊彦
11:00〜11:33 薊野西 42       42 長崎良雄
12:12〜13:00 逢坂峠 144       144
4/03 10:20〜16:00 虚空蔵山 113     ハイタカ1 114 高橋 徹
西村公志
06:20〜16:00 日ノ御子 729       729  楠木憲一
13:20〜16:30 北山 137   2   139 小畑義明
西本和恵
稲本由美子
07:50〜16:00 杉田ダム 528   2 ハイタカ1  531 吉本海男
橋本裕子
09:00〜16:00 みづき坂 84       84 西村俊彦
12:15〜12:35 逢坂峠 26       26 長崎良雄
4/04 08:55〜15:00 虚空蔵山 曇一時晴 204   1 ハイタカ2、 ツミ2、
タカSP1
210 支部観察会
06:40〜15:00 日ノ御子 695     ハイタカ3、
オオタカ2(若・居付?)
695 楠木憲一 
09:55〜15:30 北山 112     ハイタカ3、ハイタカ1、
大型タカSP1
116 小畑義明
稲本由美子
橋本夫妻
07:00〜16:30 杉田ダム 1015       1015 吉本海男
08:00〜14:02 有瀬 589       589 慈瑠リッジウェイ
長崎良雄
4/05 08:00〜17:00 杉田ダム 曇時々晴 101       101 吉本志津
吉本海男
12:00〜13:00 逢坂峠 1   1 ハイタカ1 2 長崎良雄
4/06 08:00〜16:00 杉田ダム 126     ハイタカ1 127 橋本夫妻
吉本志津
吉本海男
05:55〜07:15 逢坂峠 0       0 長崎良雄
11:55〜13:22 75       75
4/07 08:00〜10:00 北山 曇  15   2 ハイタカ1  16 西村公志
10:30〜16:00  波介山  曇のち晴れ 49     ハイタカ2   武田和志
11:55〜12:47 逢坂峠 7     ハイタカ1 7  長崎良雄
4/08 10:00〜16:00 虚空蔵山 491   2 オオタカ1、ハイタカ1 494 高橋 徹
09:00〜17:00 北山 488   2 ハイタカ1、ハイタカ2 491 原 敏夫
小畑義明
橋本夫妻
4/09                
4/10 10:25〜14:00 北山 曇時々小雨 18 1   ハイタカ2 21 橋本夫妻
11:55〜13:22 逢坂峠 0     ミサゴ1、タカSP1 1 長崎良雄
4/11     小雨のち雨            
4/12                
4/13 10:00〜16:30 北山 330   4 ハイタカ1、ツミ1
ハイタカ4
336 西本和恵
橋本裕子
13:25〜14:29 逢坂峠 49     タカSP2 49 長崎良雄
4/14 10:50〜14:30 北山  曇のち晴れ 98   2 ハイタカ1 100 原 敏夫
橋本裕子
12:00〜13:00 逢坂峠 11       11  長崎良雄
4/15     雨のち曇            
4/16                
4/17 11:00〜16:45 北山 47   1   48 稲本由美子
橋本裕子
06:40〜07:30 逢坂峠 11       11  長崎良雄
4/18 09:40〜17:00 北山 46       46 西本和恵
稲本由美子
橋本裕子
06:20〜09:00 逢坂峠       タカSP2 2  長崎良雄
4/20 12:00〜13:00 逢坂峠         0 長崎良雄
                   
                   
総 計

Total meter
     5398 1 19 ハイタカ13、オオタカ3、ミサゴ3、
ツミ4、チゴハヤブサ、
ハヤブサ2、
チョウゲンボウ、アカハラダカ、
タカSP4

チョウゲンボウ、ハヤブサ、
ハイタカ13
チゴハヤブサ、ハヤブサSP、
タカSP4
5447
   
※最下段の総計の欄は、同日で重複していないと考えられるものを除き、単純に同日に観察されたものの中での最大数を集計。観察場所・観察時間によっては、同日の観察でも重複しているものは少ないと考えられるものもありますが、リアルタイムで詳細な突合せが困難なための措置です。ご了承ください。


〔観察された皆さんからのコメント〕


4/18  北山    ほんの最近まで、100羽を切れば「よう見ん!」と豪語?していた。
            なんと今日は昨日より観察時間が長いけど,1羽少ない。
            サシバがよく通る高知では,もっと東の観察点での捕捉数を見て「すごい!」とその気の長さに感心したことだった。
            東へ行くほどサシバの群れが分化し、少ない数となる。
            だから昨日,今日の数の数にまだ粘って観察していることを呆れている人もいることだと思う。
            数の減りように付いて行けずに、これが現実。ついにタイムアウト。
            明日から天気が落ちることを契機に観察納めとして,17時まで頑張った。今日も天気は晴れのはずだった。
            晴れとは言いがたく,曇りとする。ここで多い11、12時台0.13時台4、14時台14、15時台11。
            南国にいるY氏のセイタカシギの情報に心が揺れたけど,女3人ひたすら待つ。
            待てば来る! 17時までに12、遠く近くの1羽、2羽にも最盛時のタカ柱を見た時と同じ感動。
            秋空のもとの再会をサシバにも,仲間にも誓いつつ空に溶けいくまで丁寧に見送った。
            春の観察,ご一緒して下さった皆様、きょうもお茶の時間に来てコーヒー御馳走してくれたNさん、ありがとうございました。
            サシバが絶滅危惧種になったこと、またオオルリなど夏鳥などに一度も出会えず観察を終えたこと、
            気象条件など今、自然が大きく変化しつつあることも強く感じた。


4/17  北山    雨上がりの青空に新緑が眩しい。途中の集落には鯉のぼりが泳ぐ季節となった。
            観察点に立つと快晴の空の割には、暖かいせいか少しかすみ、海と空とが一 枚に見える。
            双眼鏡で目に入るもの,みなツバメ、楽しそうに故郷へ急ぐ。 経読み鳥を聞きつつひたすら修行の身.
            11時台 3、12時台 13、仕事を終えて参加した人と二人に。13時台 3、14時台 3、15時台 1,
            一人なら風のせいにして退散かも。仲間がいることは強い。もう一人加わっ て16時台 24、努力の賜物。
            合計してもよく飛ぶ日の一群れ、観察始めの数になってきた。
            この後、ハチクマやサシバの幼鳥がゆるり、ゆるりと戻って来るが一日見ることはできない。
            今日、まだ残留のノスリが2羽度々出て来てディスプレイフライトをした.2羽揃って西へ,
            新居探しだろうか?それとも手に手をとっての繁殖地への道行きだろうか。
            15時すぎ,聞いたことのない大きなけたたましい声に振り返ると,木の下の方にガビチョウがいた。
            その道の人に聞くとヒゲガビチョウだそうである。そういえば3/31にはさえずりを聞いている。


4/14  北山    家の向かいの山には椎の花が咲き始めた。度重なる雨にすっかり衣かえした山に、今ツツジが花盛り。緑に赤い花が映える。
            今日は強風、それに昨日よりぐっと気温が下がるの予報に厚着して上がると、なんのことはない。
            風はないし、青空が広がるとこの上でも20℃は超える。
            ほとんどがいい気流を捉えたのか南側高く、あるいは頭上をため息がでるほど高く、「見えんよりましやね」と原さん。
            う〜ん、肉眼で見えるのは少なかった。ツバメ、イワツバメ、アマツバメよく飛んだ。
            今期はじめてのヒヨドリの群れ(22羽)が通過。小鳥は未確認。
            まじかに鳴くキジやアオゲラに耳を預けた。南風が強くなり、あっさりと下山。


4/13  北山    予報とは大違いの天気に戸惑う。専門家でも判断しかねるのかも。
            雨が降ると異常に降り、風が強く吹いたりするような、以前にはなかったことが起きている。
            渡りも今までと違った数の出方、予測がつかなくなった。渡る鳥も当惑しているかも知れない。
            ここ北山も4月になってすぐ声が聞こえたクロツグミ、 オオルリ、コマドリ、ヤブサメなどまだ未体験である。
            サシバの数が出なくても、声を聞く楽しみをと山へ上がるけど.......。
            空はほとんど白いまま、その中をさまざまな雲が流れる。ときおり太陽が覗くけど.
            青空が部分的に見えたのは15時30分以降。
            そんなことでサシバたちはゆったりと?タカ柱を作り、まだいる!なんて言うほど。
            圧巻は本日最大の33羽のタカ柱、高さを変え、形を変え二人を楽しませてくれた.
            特記すべきは、西向きに羽ばたき行くサシバを2度見たこと、いよいよMr.北山の御到来か?。
            ふわふわと来るサシバにツミやハイタカが執拗な 攻撃をしたこと。
            とくに身を躱しながらなんとか逃れようとして、ついに枯れ木の上に下りたサシバをなおかつ上から、横からハイタカが襲った。
            手に汗をしながら、サシバの応援をしたことは言うまでもない。
            海は白波が立ち、時間が経つごとに目立ったが、北山では珍しく風がなく、観察終了前に北西に風向きが変わり寒くなった。
            ツバメ類もまあまあ飛んだ。


4/10  北山    昨夜の時点で9時から15時頃まで晴れの予報だった.
            ところが今朝にはまた変わり,実際には北山では大曇り、初めの頃は,近くを羽搏きつつ行き,少しは期待が持てた。
            が、西や北側の山は雲をかぶり、所によっては雨を思わせるように白く煙っていた。
            ときおり部分的に青空が見えるものの,小雨がぱらついたりした。
            そんな中、11時前南側を1羽だけ、よく見れば長方形の、ハチクマ初認。
            天気がよくないので黒色型?、翼の羽縁は濡れているのか傷んでいるのかノコギリ状だった。
            そして11:06、南側から3羽が舞いつつ上がって来た。すこし遅れて来た4羽目はやたら大きい。
            なあんとクマさん、高さをとる渡りのロード上を過ぎて行った。
            何年か前、やはりハチクマ、オオタカ、クマタカ、サシバと一度に出て、それぞれが別の名を言い,
            双眼鏡を離すと4種が同じ空におり、滅多にない幸運を喜んだことがある。
            13時前から稲本さんや国沢さんが来たが,サシバに勢いは付かなかった.
            雨が降りだして下山したが、町は明るい曇りだった。


4/08  北山    リニュウアルオープンの今日、北山はくっきりと見通しがよい。
            北山はくっきりと見通しがよく、遥か高知新港には大きな船、日本丸も見える。
            昨日の強風もあってかこのあたりはすっかり葉桜になってしまった。
            10時台、11時台は南側を羽搏きつつ来るが群れが小さい。
            疲れているのか気流を捉えられないのか,14時台までは意外と低い。ときおり強い南風が吹く。
            肉眼で見えない南側遠くの群れや、西側の鉄塔付近から北側へ隠れてしまう群れは見落とした可能性も。  
            今日が最初で最後の観察になる人のためにも、14時台はほとんど真上の群れが多く,
            小畑さんの差し入れのアイス片手に次から次へ面白いくらい来る群れを楽しくカウントした。
            14時半ばに北山で初めてだというKさん、動画を撮りたいということだったが、
            今日はまずサシバの動きの観察に終わったようだ。



      虚空蔵山  午前中と15時ころは風が強い。13時から14時過ぎは頂上付近を飛んで楽しめた。


4/07 波介山    4/07 本日、今シーズン初の「タカの渡り観察」でした。
             たんぼではカエルの大合唱が聞こえ、田植えも始まっているのに、今日は北の風が強くて、寒い寒い。
             波介のお山ではジャンパーが必要でした!曇り空が晴れてきた頃、少し飛んでくれましたが、遠くばかり。
             結局、冷たい北風に負けてしまい、早めに退散しました・・・。
             虚空蔵山のバンガロー閉鎖は、非常に残念ですね。みなさん、新しいところを探しましょう!


4/04  北山    あちこちから景気よい話が聞こえて来るが,ここ北山では全く。東南の山に上がって来たのは捉えたが。
            愛想なしで通り過ぎるのは多くは見逃しただろう。南側を遠く,高くは、ここでは難しい。
            営業不振で、どこかのキャンプ地のように閉鎖?
            今日はメジロやアオジ、アオゲラの囀りが聞こえた.10日過ぎればハチクマや夏鳥も姿を見せてくれるだろう。
            楠木さんや吉本さんのパイオニアーのお蔭で以前捉えたよりは多くのサシバが飛んでいることが分かって来た。
            高知各地のポイントを通過したサシバたちは合流して物部川を遡り、徳島県へ入るようだ。
            お二人の探究心に感謝と拍手を贈りたい。



      日ノ御子  始めのころは30〜50の群れが次々と来たが,10時過ぎから低調。
            11:00現在約300羽、空は明るい曇りで飛びそうだが.......。
            11:20分頃虚空蔵を通過したと思われる群れがほぼ計算通りに(直線距離 50キロ)12:40頃通過。
            後はぽつり,ぽつり,明日は天気が落ちると聞いたので一日早く切り上げて帰る。ありがとうございました。


      杉田ダム  帰る準備をすませてから、車内で本日の羽数を計算してみるとなんと 999羽 だった。
            これでは帰れないと思い、5時まで頑張る事に決めたが、意外と簡単に数羽のグループが通過してくれた。



      虚空蔵山  予想に反して、曇天。昨日の天気予報が少しずれていた。
            しかし、久しぶりに虚空蔵山の主のHさんも来られて、ギャラリーは賑わいをみせる。
            初めて観察に来られた2組の皆さんも、30ほどのタカ柱を見て、なかなかの盛り上がり。
            その後、ここの主の2羽も登場して、数が少ない割りに見た気分にさせてくれる。
            皆さんに暖かいコーヒーを振舞ってくれたNさんには、またまた感謝感謝。
            皆さん、ありがとうございました・・・(^^ゞ


4/03  北山    観察始めは真上で双眼鏡でないと見えない高さで,15時すぎからだんだん低くなって北側を東へ行くのや
            南側の電線の上を行く北山でのオーソドックスな飛び方だった。今日はいつもの風もなく穏やかな日だった。



      日ノ御子  2度目の高知での観察の初日の今日、朝早くから順調に飛んでくれた。
            総数のうち150位は南側の山の上を、町の上はほぼ100、あとは頭上を高く過ぎて行った。


      杉田ダム  南の山高くや北側,それに真上高く低く様々そうじて高い。「おびただしい数のツバメも頭上を故郷へ急いでいました。
            今日がうん才の誕生日の私は,真上をろうそくの数ほどの群れを待ちましたがそれに近いのもありましたが、
            なにより嬉しかったのは真上でクマタカが 舞ってくれたこと、いつもは北側の山際ちかくなのに....
            「駆けつけてくれた?」と思うほど、もちろん吉本さんの連続シャッター音。
            真っ青な空にひどく ハンサムに見えたことはいうまでもありません。それからフクロウの声が何度か聞こえたこと。
            両者とも久しぶりだったので足を延ばした甲斐がありました。ぽつりぽつりの時に私が熊手ででかき集めないかんね」
            と言うと,すかさずあまりにも遠く高いので「熊手の間をすり抜けて行く」と返ってきて大笑いしたことでした。



      虚空蔵山  午前中は黄砂がひどく、サシバもさっぱり。14時過ぎから風向きも変わり、山頂南側の比較的近くに飛来し始めた。
            肉眼で見えるところを4〜5羽単位でやってくる。この流れなら、明日は午前中から少し楽しめるかも。


4/02  北山    所用があって出遅れた。家を出る時に空を見上げたら低い所を13羽、愛宕山上も渡りのルートの一つ。
            しかし、北山に上がっているのでほとんど見ることができない。円行寺で5羽,町の上を通っている感じ。
            観月坂にいればかなり捕捉できたかも。しかし住宅が密集して来た今、それも難しい。案の定、観察点遠く南をけっこう飛んでる。
            薊野にいる仲間から上空を群れが通過中との電話、翼があれば飛んで行きたい。
            杉田ダムも今シーズン最高ではないかと景気のよい情報。ここ北山は今日もまた強い北風。
            数のほとんどが南遠くかすみ、南の山筋にわずかに上がり、とうとう1羽も訪れてくれなかった。
            鏡ダムへ向かうミサゴのみ,顔も拝めたが数には入ってない。
            予報と違った天気で、市内は一時暗く見通しも悪かった,黄砂?



      みづき坂  みづき坂は加賀野井の西側に新しくできた団地で、今回の観察は、北山の観察地点から見て160度の方角、
            2600メートルの地点で、標高は約100メートルです。
            86歳の男性が、一人で観察した数字であることを、付言しておきたいと思います。


3/31  北山    どんよりした空、それでも里山は笑い始めている。
            ここ高知では人工林が多いけれど,部分的に自然林が残り,その昔の春や秋の山の情景を想像させてくれる。
            遠近に桜が存在感を示し,季節の移ろいを感じさせてくれ、今は葉桜になり始めた赤い新芽がとても美しい。
            10時前の出勤、日ノ御子はねぐら立ちがからすでに260羽を超えたと聞く。順調と思われたのにその後は低調だったようだ。
            楠木さんは3日間の高知での観察を終えて愛媛に帰られた。4月に再挑戦されるという。
            北山からは1羽も見えない。来始めたのは鈍色の太陽が少し覗いた時。高〜い!。点の世界を3羽。
            11:09ハイタカ1が近くを羽搏きつつ行く。13:09はもう1羽が西へ。
            サシバは12時台に13、全部目で見える距離だった。
            太陽が隠れてから体感温度はぐっと下がり早めに切り上げた。
            渡りはふるわなかったがガビチョウやアオゲラの囀りをここでの初認、レンジャクの声らしきものも聞いた。


3/30  日ノ御子  朝早くから見たが,見えたのはねぐら立ちと思われる7:45の22羽のみ。
            あとはぽつり,ぽつりと谷あいや山際を高くくる。北側を高く飛ばれると見えない,
            日ノ御子のウイークポイント、課題が残る。


      北山    大風の翌日,遠くまでよく見える。しかし昨日の午後、愛媛の天気がよくなかったらしい。(楠木氏)
            午前中はおそらく出ないとのこと。南側を計6羽。10時半過ぎ鏡のOさんがお孫さんを連れてきた。
            Oさんの眼力でハヤブサ1発見、そのうちもう1羽来て真上で仲良くまう。
            よく見ると1羽がやや小さく翼の先が尖っている感じ。ディスプレイフライトのようにまわり、空にとけた。
            その後、真上を15羽、近い!。杉田ダムの上で見ている吉本氏はそのあともいくつかの群れが行ったと言う。
            懸命にさがしたのに見えなかった、もっと北側か,南遠くを通ったのか。
            午後になってカメラマンY氏とおやつを持って来てくれたNさん、目が増え、賑やかに観察。
            ほぼ真白になった空をゆらゆらと隊列を組んで真上か少し南を14時台54、15時台99、16時台42。
            17時にみんな一斉に下りたが,それでもそのあと11、もっと見たかったがやむなく下山。
            朝から飛び続けたのかサシバたちは疲れているようだった。待ちに待ち,出会いは一瞬,切ないなあ。


3/29  日ノ御子  高知での観察一日目、高速をひとつ手前でおりて出遅れてしまった。
            ここは高知市内の観察点ほど風は強くないが,手前で吹かれてくるからかどうか、一群れ12羽が最大であった。
            あとはぽつりぽつり、ほとんどが南側を低く通過して行った。明日に期待しよう。


      岡豊(医学部前) 
強風の為か、高度は無い。多くて4羽、後はバラバラの北上でした。


      北山    まだ家にいる頃,楠木さんから早くも到着との電話。はるばる愛媛の愛南から車を飛ばしてである。
            少し前には日本最北端の地宗谷岬でオオワシやオジロワシの渡りを観察してきて、某国営放送の「熱中時間」
            とやらいう番組に出てきそうな人物である。  
            観察点のすぐ西側の南側に2羽のサシバが見えた。
            車を飛ばし、着くや否や風に翻弄されながら尾根すれすれに12羽が北側へようやく越えた。
            一羽は上がろうとして風にさらわれるかのように急上昇した。
            昨日と同じ14℃そこそこだが,陽があるので暖かいが強風が吹き荒れて、北側は恐ろしいような音、
            木々が悲鳴をあげている。風のあたらない中腹へ移動、そこで1羽,昨日は雨で,今日は風で下山。


3/28  北山    予報では9時から晴れのはずであった。ところが花曇り?が続き、花も人もブルブル,
            風もあって、14℃あってもさむ〜っ!いつもなら食べると温かいのに,鼻水を拭きながらの昼食。
            時に青空も覗いたけど太陽は暈(かさ)をかぶったまま、渡りも低調、まるで過疎地のバス。
            最大の群れは4羽,東の山遠くに上がった。11時前に暈の下の部分が虹色になって、そこを潜るように通過した1羽ずつ計2、
            気象条件が悪くとも,「行かねばならぬ」という強い意志と孤高の姿が印象的だった。
            昼前に来たサシバ大好きのHさん、曇った空にまるでカラスだけど今期初ものとシャッター音。
            初ものは元気をくれます!! 夕方ちかく陽が照り始めた,明日も寒い晴れと聞くが...........。


      虚空蔵山  今季初の虚空蔵山でのタカ見。着いて驚いたのが、南の岩場周辺の伐採。
            通称、おっぱい山もきれいに見えて、びっくりするほど見やすくなっています。
            また毎週日曜にテレビ高知で放送されている「がんばれこうちエコ応援団」の取材班も来られて、参加者全員にインタビュー。
            放送は、4/11日曜の午前11時から。お見逃しなく・・・。
            肝心のサシバは、かなり南を飛びました。午後になってから少しだけ、山頂上空へ飛来。
            ただ、今日の参加者の皆さんは初めての方も含めて、センスの良い方ばかり。
            遠くのやつもかなり見つけてもらいました。ありがとうございました。
            気温も低く、全員に暖かいコーヒーを振舞ってくれたNさんにも感謝、感謝です。


3/27  北山    朝、愛媛のKさんから電話をもらった。宗谷岬から帰って家業に励んでいるらしい。
            密柑山で仕事をしていた昨 日の夕方、かなりの数が入って来たと言う。
            お疲れのKさんに見つけてもらえるなんて幸せなサシバたち、おかげで今朝の情報となった。
            9時から10時頃に北山を通過するのではとのこと。観察点は見通しもよく、快晴。遠く、高く飛ぶと見落としをする状況だ。
            案の定、12時過ぎまでは南の方を遠く高く飛んだ。
            南風が吹くけど、目的地に向かってそれぞれのコースをしっかり飛んで行く。
            それ以後、真上ちかくも少し飛んでくれたが、総体的に南側が多かった。
            13時過ぎ、今日初ものという支部長らが到着し、肉眼で見える群れも次々と飛来し、「また来た,また来た」と喜んだ。
            差し入れを持って駆けつけてくれたNさん、ごちそうさま。
            午前中は顕微鏡でアメーバを観るような観察だったが,渡りはやっぱり仲間と一緒に観る方がいい!
            目が多いし、楽しみも倍増する。陽が陰ってからは14℃、風もあり体感温度は低い、花冷えとなった。


3/26  北山    下界では寒く、風も強い。迷っているうちに時間が過ぎる。ええい、ままよと車を出したところ、パラパラと小雨。
            3日降ったので今日はしっかり陽に当てたいと干して来たのに、濡れてもいいやと観察点へ。
            なんとお山の上は青空で、下で思うほど風もなく陽が照って暖かい。家人からは風も強く、曇って寒いとか。
            気温11時には12.7℃、ツバメも現れないけどすぐ帰る気にはならない。

               11:17 ハイタカが1羽、羽ばたきながら足早に通過。
               11:47  ツバメ 15が頭上を横切って北側へ
               12:38 オオタカ1もツバメと同じコース これはこの辺りに棲んでいるのかも

            青空を通る低い雲はちぎれつつ南へ、上空は美しい雲がゆっくりと東へ。
            高圧線を唸らせる強い風が下山する言い訳を作ってくれた。
            さすがに長距離を移動するサシバは一羽も見ることができなかった。今朝は北側の高い山々は薄化粧をしていたそうだ。



3/19  城ケ森    この時期は賭けのような山行きで、サクラを見にと洒落込んで勢いをつけて行く。
            南側の谷のヤマザクラはちょうど見頃で,見渡せばどの山も花衣で装い、お迎えの準備万端である。
            サクラにに目をやりつつ、やっぱり空を仰ぐ回数の方が多い。哀しい習性だ?
             目のやりどころのない真っ青な空の中、真上を肉眼でやっと見える1羽が通過して行った。
            たった1羽だけどもインパクトは大きかった。風が強くなったので、高ノ森へ移動したが見つからなかった。


3/22  北山     観察点に行くまで、いつものサクラを楽しみながら行く。
            1週間あまり前に咲き始めた観察点の東の端のヤマザクラは早くも花吹雪,
            今から開花のもある。昇り段にはスミレがいっぱい咲き,ほのかに匂う。
            今日も遊山気分、真っ青な空に散るサクラ,咲くサクラを眺め、ウグイスの谷渡りを聞きつつ、
             寒からず暑からずの山だが紫外線は強そう!
            見え始めは12時すぎに真上を近く1羽、13時37分には太陽のあたりで高く8。
            本日最大の群れは、すぐ南から8と真上を11の計19羽が比較的近くでタカ柱を作った。
            数的には少ないが肉眼で観察できて「見た」という感じ。今夜はISSを見たいので早めに下山した。
            ロートル2人。身の丈にあう観察しかできませんが、今シーズンもよろしくお願いします。