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国宝建築巡りー奈良



長谷寺本堂(はせでらほんどう) 奈良県桜井市初瀬
 正堂:正面9間、側面5間、礼堂:正面9間、側面4間、一重、入母屋造、舞台造、本瓦葺 (1650年)

 長谷寺の創建は8世紀の初め頃と考えられているが、その後何度も火災に見まわれ、現在の本堂は 徳川時代に入ってから再建されたものである。国宝には2004年に指定され、全く新しい国宝建築であ る。文化審議会が長谷寺本堂を国宝に答申したのは、江戸時代に建てられた寺院・神社の中でも特に 優れたものと認めたためである。
 仁王門から登廊付きの石段399段を登ると本堂に着く。本堂は大仏殿に次ぐ最大級の建物と寺のパン フレットには書かれている。クスノキに彫られた高さ10mを越す長谷寺式と呼ばれる独特な形式の十一 面観世音菩薩(重要文化財)をまつる正堂、1間の通路を挟んで礼堂、その先が舞台になっている。 ケヤキの柱を使った大建築である。
 登廊の両側には7000株を越す牡丹が植えられ、この牡丹の他、春は桜、夏はあじさい、秋は紅葉、 冬は寒牡丹と花の寺としても名高く、さながら観音浄土を想わせる。



 本堂西側面



 舞台



 正堂と礼堂の間の通路



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