2012年1月25日 日本野球規則委員会 発表
2012年度の野球規則の改正が発表されました。今年度も改正前後表を作成いたしました。そのため委員会発表の原文と若干表記の方法は異なっております。原文をご確認なさる場合は、こちら(PDF)をご覧下さい。 |
<改正前> | <改正後> |
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(1)2.67に次の文を追加する。 【定義】 | |
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しかし、塁または走者に触れると同時、あるいはその直後に、ボールを落とした場合は“触球”ではない。 野手が塁または走者に触れた後、これに続く送球動作に移ってからボールを落とした場合は、“触球”と判定される。 要するに、野手が塁または走者に触れた後、ボールを確実につかんでいることが明らかであれば、これを落とした場合でも“触球”と判定される。 |
(2-1)3.15の4行目のカッコ内を次(赤字部分)のように改める。 【試合の準備】 | |
競技場内に入ることを公認された人(試合に参加している攻撃側メンバー、コーチスボックス内のベースコーチあるいは審判員を除く)が競技を妨害したとき、その妨害が故意でないときは、ボールインプレイである。 | 競技場内に入ることを公認された人(試合に参加している攻撃側メンバー、またはベースコーチ、そのいずれかが打球または送球を守備しようとしている野手を妨害した場合、あるいは審判員を除く)が競技を妨害したとき、その妨害が故意でないときは、ボールインプレイである。 |
(2-2)3.15【付記】を削除し、【原注】の冒頭に次の文(赤字部分)を追加する。 【試合の準備】 | |
【付記】前記カッコ内の攻撃側メンバー、ベースコーチおよび審判員については7.11、7.08(b)、5.08および5.09(b)参照。 【原注】妨害が故意であったか否かは、その行為に基づいて決定しなければならない。(後略) |
【付記】削除。 【原注】本条に除かれている攻撃側メンバーまたはベースコーチが、打球または送球を守備しようとしている野手を妨害した場合については、7.11参照。審判員による妨害については、5.09(b)、同(f)および6.08(d)、走者による妨害については7.08(b)参照。 妨害が故意であったか否かは、その行為に基づいて決定しなければならない。(後略) |
(2-3)3.15【原注】に次の例を追加する。 【試合の準備】 | |
− | 例−打者が遊撃手にゴロを打ち、それを捕った遊撃手が一塁に悪送球した。一塁ベースコーチは送球に当たるのを避けようとしてグラウンドに倒れ、悪送球を捕りに行こうとした一塁手と衝突した。打者走者は三塁にまで達した。妨害を宣告するかどうかは審判員の判断による。コーチが妨害を避けようとしたが避けきれなかったと判断すれば、妨害を宣告してはならない。 |
(3)6.05(o)を追加する。 【打者の反則行為によるアウト】 | |
− | (o) 走者を除く攻撃側チームのメンバーが、打球を処理しようとしている野手の守備を妨害した場合。(7.11参照。走者による妨害については7.08(b)参照。 |
(4)7.08(L)を追加する。 【走者アウト】 | |
− | (L) 走者を除く攻撃側チームのメンバーが、ある走者に対して行なわれた送球を処理しようとしている野手の守備を妨害した場合。(7.11参照。走者による妨害については7.08(b)参照) |
(5-1)7.11本文の赤字部分を追加。 【守備側の権利優先】 | |
攻撃側チームのプレーヤー、ベースコーチまたはその他のメンバーは、打球あるいは送球を処理しようとしている野手の守備を妨げないように、必要に応じて自己の占めている場所(ダッグアウト内を含む)を譲らなければならない。 | 攻撃側チームのプレーヤー、ベースコーチまたはその他のメンバーは、打球あるいは送球を処理しようとしている野手の守備を妨げないように、必要に応じて自己の占めている場所(ダッグアウト内またはブルペンを含む)を譲らなければならない。 |
(5-2)7.11ペナルティの項を削除し、本文に次の文を追加する。 【守備側の権利優先】 | |
ペナルティ:守備妨害(インターフェア)を宣告し、そのプレイの対象であった打者または走者をアウトとする。 | (削除) 走者を除く攻撃側チームのメンバーが、打球を処理しようとしている野手の守備を妨害した場合は、ボールデッドとなって、打者はアウトとなり、すべての走者は投球当時に占有していた塁に戻る。 走者を除く攻撃側チームのメンバーが、送球を処理しようとしている野手の守備を妨害した場合は、ボールデッドとなって、そのプレイの対象であった走者はアウトとなり、他のすべての走者は妨害発生の瞬間に占有していた塁に戻る。 |
(6)8.02(a)(1)を次のように改める。 【投手の禁止事項】 | |
投手が投手板を囲む18フィートの円い場所の中で、投球する手を口または唇につけること。 | 投手が投手板を囲む18フィートの円い場所の中で、投球する手を口または唇につけた後にボールに触れるか、投手板に触れているときに投球する手を口または唇につけること。 投手は、ボールまたは投手板に触れる前に、投球する手の指をきれいに拭かなければならない。 |
(7)8.05のペナルティの項で、【注一】を削除し、【注二】を【注】とする。 【ボーク】 | |
【注一】投手の投球がボークとなり、それが四死球にあたった場合、走者一塁、一・二塁または満塁のときには、そのままプレイを続けるが、走者が二塁だけ、三塁だけ、または二・三塁、一・三塁のときには、ペナルティの前段を適用する。 【注二】本項の“悪送球”には、投手の悪送球だけではなく、(後略)。 |
(削除) 【注】本項の“悪送球”には、投手の悪送球だけではなく、(後略)。 |