2009年1月29日 日本野球規則委員会 発表
2009年度の野球規則の改正が発表されました。改正点は13項目ありますが、草野球人に関係する項目を優先してご紹介いたします。そのため、正式発表内容と項目順序が異なることをご了承ください。 |
草野球人に関係する項目 | |
(1)1.01を次のように改める。(赤字部分の挿入) |
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野球は、囲いのある競技場で、監督が指揮する9人のプレーヤーから成る二つのチームの間で、一人ないし数人の審判員の権限のもとに、本規則に従って行なわれる競技である。 | |
(3)4.05【原注】3行目に次の分(赤字部分)を挿入する。 |
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ここ数年、ほとんどのコーチが片足をコーチスボックスの外に出したり、ラインをまたいで立ったり、コーチスボックスのラインの外側に僅かに出ていることは、ありふれたことになっているが、コーチは、打球が自分を通過するまで、コーチスボックスを出て本塁寄りおよびフェア地域寄りに立っていてはならない。ただし、相手チームの監督が異議を申し出ない限り・・・ | |
(4)6.05(h)【原注】7行目に赤字部分を挿入する。 |
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打撃用ヘルメットに、偶然、打球がフェア地域で当たるか、または送球が・・・・ | |
(5)7.03本文を(a)として末尾に 「ただし(b)項適用の場合を除く。」を挿入し、新たに次の(b)を追加する。 |
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7.03(b) 打者が走者となったために進塁の義務が生じ、二人の走者が後位の走者が進むべき塁に触れている場合には、その塁を占有する権利は後位お走者に与えられるので、前位の走者は触球されるか、野手がボールを保持してその走者が進むべき塁に触れればアウトになる。 | |
(6)7.05(e)【注】を【bcde注】として次のように改める。 |
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【bcde注】野手により、本項の行為がなされた場合の走者の進塁の起点は、野手が投げたグラブ、本来の位置から離した帽子、マスクその他が打球または送球に触れた瞬間とする。 | |
(7)7.07【注3】を次のように改める。 |
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7.07【注3】本条は、投手の投球が正規、不正規にかかわらず適用される。 | |
(8)7.09(e)に次の文(赤字部分)を挿入する。 |
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アウトになったばかりの打者または走者、あるいは得点したばかりの走者が、味方の走者に対する野手の次の行動を阻止するか、・・・・ | |
(9)8.05 ペナルティ【注1】末尾、次の文を削除する。 |
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なお、"その他"には捕手またはその他の野手の打撃妨害を含まない。 | |
(11)10.20【注】を削除する。 |
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(13)巻頭6ページ、ストライクゾーンのイラストを変更する。 |
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草野球人に関係ない項目 |
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(2)2.46 LEAGUE PRESIDENT〔リーグプレジデント〕(リーグ会長)に次の【注】を追加する。 |
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【注】我が国のプロ野球では、本規則のリーグ会長の職務はコミッショナーの指名した者によって遂行される。 | |
(10)10.01(a)に次の【注】を追加する。 |
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【注】我が国のプロ野球では、リーグ会長の職務はコミッショナーの指名した者によって遂行される。 | |
(12)10.22(a)〜(c)の各【注】を削除し、次の【10.22注】を追加する。 |
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【10.22注】我が国のプロ野球では、"組まれている試合総数"を"行なった試合数"に置きかえて適用する。数の算出にあたり、端数は本条(a)(b)各〔原注〕に準ずる。 |