冠婚葬祭
【目次】
お見舞い、贈答、弔事
お見舞い
・病気見舞いは家族の了解を得てから。
・病気見舞いの時間は15分。長くて30分。
・香りの強い花は持参しない。椿、シクラメン、菊、アジサイ、真紅の花、鉢植えは向かない。
・病気が治ったとき、自分からお礼するのが内祝い(お返しの品の表書きは「快気内祝」、祝ってもらうのが快気祝い。
贈答
・現金や商品券を贈るときは「寸志」。「松の葉」も。
・水引きは、人生に一度しかない贈り物(結婚、葬式、病気見舞い)は結びきり、それ以外(出産祝い、新築祝い、お中元、お歳暮など)は蝶結び。
・喪中でもお中元・お歳暮はOK。
・お中元は6月下旬から7月15日までに先方に届くように。地域によっては1ヶ月遅れ。
・お歳暮は12月13日から20日ぐらい。お中元よりお歳暮の方が重要な挨拶。
・時期を逃したお中元は「暑中御見舞い」(目上の人には「暑中御伺」)。立秋(8月8日ごろ)を過ぎたら「残暑御見舞」(目上には「残暑御伺」)。
・時期を逃したお歳暮は「御年賀」として元旦から1月7日までに。
・贈り物のお返しはすぐには贈らない。3週間以上1ヶ月以内がベスト。ただし電話や郵便、メールで3日以内にお礼の気持ちを。ハガキの場合は「ハガキにて失礼します」と添えて。
弔事
・通夜はネクタイを黒に変えるだけでOK。黒の腕章は間違い。
・通夜ぶるまいには必ず箸をつける。故人にとってこの世で最後の食事を一緒にということ。ただし長居は禁物。
・弔事の表書きは仏式が49日の法要までが「御霊前」(浄土真宗を除く)、それ以降は「御仏前」、法要のときは「御香料」。神式では「御榊料」や「玉串料」、キリスト教式は「御花料」。「御供料」はオールマイティー。
・香典袋はふくさに包んで持参。受付でふくさの上に乗せて香典袋を差し出す。
・香典袋の名前は必ずフルネームで。ゴム印やボールペンは失礼。筆ペンかサインペンで。社名や肩書きは名前の右上に、やや小さめの文字で書き添える。
・代理で出席したら、芳名帳には本人の名前を書き、その左下に「代」と書き添える。
・焼香の手順は、まず右手で線香を一本手に取り、ろうそくにかざして火をつける。火のついた線香を左手に持ち替え、右手であおいで炎を消す。口で吹いて消してはいけない。ふたたび線香を右手に持ち替えて香炉に立てる(浄土真宗では寝かせる)。
・数珠は仏式のとき。参列する人自身がが仏教徒でなかったらその必要はない。
・玉ぐしや献花を受け取ったら、@両手でしたから支えるようにして受け取る。A右手だけ茎を上から持ち替え、右手首を捻るようにして時計回りに回す。Bそうすると右手は自然に下から茎を持つようになる。C右手の下に左手を移動し、その左手で茎をさらに時計回りに回す。D茎を祭壇に向けて供える。二礼二拍手一礼をして2〜3歩下がり、遺族に一礼して席に戻る。