勝つにも負けるにも理由があります。その理由があらかじめわかっていれば、少なくとも勝たない馬を買うことはなくなりますよね。
”理由”を見つけるためのヒント、ここにあります。

※まだまだ作成中です。どこまでやれば完成だかわかりませんが。順次データを増やしていきます。


走法からのヒント
脚元の不安からのヒント
繋の形状からのヒント
蹄の形状からのヒント
ハミからのヒント
コースからのヒント

走法からのヒント

ストライド走法 一歩を大きく走ることによってスピードを維持する走法。トビが大きいため小回りはきかず不利を受けることも多い。
滞空時間が長いため、すべるような馬場になると力を出し切れないことも。
ピッチ走法 回転の速さでスピードを出す走法。加速が速く、器用な競馬ができる。


脚元の不安からのヒント
ソエ 骨膜炎の通称。疲労骨折の一種で、人間で言うスネの部分がポコっと腫れている。
芝のレースでは割引も必要。道悪などのクッションの利く馬場だとまだマシ。
ソエ焼きの跡が残っているのは治療から間もない証拠。不安材料。
痛み止めの注射を打っている場合もあり、その場合には走れる。
古馬になるとソエは出ていても固まって痛みはなくなっている場合もある。ずっと出ているようであれば固まっている可能性が高い。
骨瘤 管骨にできるコブ。腫れが大きい馬は割引が必要。ただし痛み止めの注射を打っている場合もあり、その場合には走れる。
裂蹄 蹄に亀裂が入ること。パンパンの馬場では割引だが湿ってクッションの利いた馬場だと走れることも。
蹄が悪いと追いきれずに太目が残るが固まって走れるようになればしっかり追いきることができ、大きく馬体重が減ってくる。
裂蹄防止テープ 蹄の付根あたりの裂蹄を防止するためのテープ。レース当日に巻いているのは不安材料。
裂蹄保護テープ 軽い裂蹄に貼る絆創膏のようなもの。それほど影響は無い。
エクイロックス 裂蹄に塗るパテのようなもの。蹄に不安のある証拠。
丸鉄 丸く一周つながっている蹄鉄。屈腱炎や裂蹄の馬が使う。裏筋の負担軽減が目的。
鉄尾がつながっているので蹄の返りが悪くスピードが出ない。かなりの
半鉄 蹄の前半分しかない蹄鉄。裂蹄の馬などが使う。不安のある証拠ではあるがこれ自体でそれほど割り引く必要もない。
J鉄 Jの形の蹄鉄。裂蹄の馬などが使う。不安のある証拠ではあるがこれ自体でそれほど割り引く必要もない。
曲がり鉄 蹄鉄の一部を曲げているもの。曲げている部分に不安がある。
鉄橋鉄 蹄鉄の両端に橋がかかっている。蹄底が浅くて蹄が傷つきやすい馬や挫石の馬が使う。履いてきた場合にはかなり割引が必要。
柿元鉄 鉄尾の隙間を狭くすることによって裏筋や蹄球を保護する。丸鉄と似たような効力。かなりの割引が必要。
ゴム付鉄 蹄と蹄鉄の間にゴムがあるもの。クッションが効くのでソエや骨瘤の馬に使う。
球節の腫れ 後肢の球節がグラグラで不安定な馬はふんばりが利かず、直線に坂があるコースはマイナス。
バンテージ グルグル巻きの場合にはソエなどの不安あり。軽く巻いてあるだけなら単なる怪我防止の可能性も。
バンテージをはずして来れば脚元良化と見れるが、ソエ焼きをしてバンテージが巻けないという理由の場合もあるので注意。


繋の形状からのヒント

長い繋 弾力があり、推進力を生み出せる。芝や良馬場向き。
短い繋 弾力性はなく、ダートや荒れた馬場向き。


蹄の形状からのヒント

ベタ蹄 アヒルのくちばしのような蹄。
接地面積が広い=蹴る面積が広いのだからスピードに乗りやすい。
芝:良馬場向き。重・不良では滑ったり脚抜きに力が要るため向いてない。蹄が大きければ荒れ馬場はこなせる。
ダート:蹄が大きいほど湿ったダート(=スピードの出る馬場)が得意。力のいるダートは不向き。
立蹄 おちょこを立てたような蹄。
接地面積が狭いので滑りにくいがスピードは伝わらない。
芝:荒れ馬場や重馬場が得意。スピード馬場は不利。
ダート:良馬場や硬くて力のいる馬場が得意。重・不良のダートはスピードに乗れないので分が悪くなる。。


ハミからのヒント
エッグハミ 馬への当たりが最も柔らかいハミ。口角に当たる部分が太くて丸い。
ノーマルハミ ハミの輪が真ん丸の最も一般的なハミ。ハミ身が太く、エッグハミとの中間的なものもある。
ゴム付ハミ ハミ身をゴムで包むことによって当たりを柔らかくする。
Dハミ ハミの輪がDの形をしている。当たりが強く、扱いが難しい。
ヘタレ騎手が扱うとマイナスになりかねないが、気の悪い馬にユタカが乗ってこのハミに替えたような場合には一発回答も多い。
リングハミ ハミに大きなリングがついていて、リングで舌をおさえる。制御力は強く、口向きの悪い馬に使う。頭の高い走り方になりやすい。
舌くくり レース中に舌がハミを越す癖のある馬の舌をくくって集中力を増し、ハミ受けを良くする。
舌くくりをしていた馬がやめてきたときも、集中力が高まったと考えて注意が必要。
口くくり 馬の急所である上唇をくくることによってイレ込みを防止する。レースでは外す。


コースからのヒント
中山競馬場 芝:1コーナーが丘になっており、2コーナーから向こう正面半ば(残り900m)まで下り。直線(約300m)は100m平坦→100m急坂→100m平坦。
ダート:直線の坂は芝ほど急ではなくダラダラ坂。直線は308m。
 芝1200 下りスタート。外回りでコーナーは緩く、スピードは落ちない。4コーナーは膨れる。直線短く後方一気は困難。大外枠不利。
 芝1600 下りスタート。外回りでコーナーは緩く、3コーナーまでの下りで自然に勢いがつく。4コーナーは膨れる。外枠不利。差し馬は直線入ってからの加速力が必要。外を回す場合には4コーナーまでに先団に取り付いていないと厳しい。
 芝1800 スタート直後に急坂。よってペースは落ち着く。内回りでコーナーがきつく、ずっと外を回るとロスは大きい。直線に入ってからの上がり勝負が多い。
 芝2000 1800mよりはテンが速くなるがスタンド前の坂でペースは落ち着く。3コーナーあたりから徐々に加速。大外ぶん回しはロスが大きく厳しい。差す場合には3コーナーで先団にとりつくか直線までじっとしておいてからの加速力勝負で。
 芝2200 外回り。2コーナー過ぎの下りで徐々に加速。3コーナーあたりで早くもスパート。ずっと外を回るとロスが大きい。加速力よりは持続力が必要。
 芝2500 外回り3コーナーからスタートして2周目は内回り。上の条件ほどスパート地点が早くなる。加速力より持続力が必要。ただしずっと内で我慢して直線入ってからチョイ差しする馬が穴。
 ダート1200 下りスタート&芝スタート。よってテンはかなり速い。直線まで下り続きで直線の坂も芝ほど急ではないので前がぱったり止まることもない。逃げ・先行馬中心。
 ダート1800 アップダウンの激しいコース。先行有利。加速力勝負というよりはどれだけ脚を回し続けて我慢できるかの勝負。
 ダート2400 ひたすら体力比べ。後方待機してもバテるものはバテる。3コーナーからの捲り合いを我慢しきれる体力がある馬が残る。大トビ○。
東京競馬場 芝:直線の長さは525m。残り450〜300mの間が上り坂。坂を上ってから平坦が300m。
ダート:坂が芝より少し長いがだいたい芝と同じ形態。直線は501m。
 芝1400 スタート直後にちょっとした丘。丘を上ってすぐに下りながら3コーナーを回り、4コーナー手前から平坦になる。直線の坂を上ってからの加速勝負になりやすく、上がりは速い。
 芝1600 下りスタート。2コーナーにあるポケットからのスタートなのでバンクの関係で外側が高い。向こう正面半ばまで下り、ちょっと丘を登ってからふたたび下り。息を抜けないので上がりがかかるようになる。十分に差し脚を発揮できるので差し馬有利。
 芝1800 スタートしてすぐに2コーナー。それほど速いペースにはならない。坂にかかる前に加速でき、上りきってからもスピードを維持できる能力が必要。
 芝2000 カーブにスタートがあるような状態。外枠は相当不利。それほどハイペースにはならない。素早い加速とスピードを維持する能力が必要。
 芝2400 上がり勝負のイメージがあるが意外と前が止まらないし上がりもかかる。しっかり加速した上でスピードを維持する能力が必要。
 ダート1300 スタート直後に上りにかかるのでそれほど速いペースにはならない。内枠先行有利。上がりの脚も必要。
 ダート1400 スタート後上りにかかるまで300m近くあるのでダート1300よりかなりテンは速い。その分上がりはかかる。加速力よりもバテないことが必要。後続もなしくずしに脚を使うので以外に逃げ粘りもある。
 ダート1600 芝&下りスタート。バンクの関係で外が高い。上のクラスになるほど体力としっかりした上がりの脚が必要。脚の回転が遅い馬はクラスが上になるほど間に合わなくなる。
 ダート2100 コーナー4つで外枠は距離損大きい。追込み不利。体力勝負になるので距離実績のある馬を。上のクラスになると決め手も必要になる。
阪神競馬場 芝:直線は353m。3コーナーから直線半ばまで下り。勢いをつけて残り200〜50m間の坂を上る。1〜2コーナーは小さく、3〜4コーナーは大きい。
ダート:直線は350m。3コーナーから4コーナー手前まで下り。直線に入って200m平坦。残り200〜50m間で坂を上る。
 芝1200 平坦スタート。3コーナーまで約240m。3コーナーから直線半ばまで下り。直線の残り200mから急坂。差し有利。京都で逃げ切った馬より京都で差し届かなかった馬が買い。内枠有利。距離適性は長めの方が良い。
 芝1400 平坦スタート。3コーナーまで約440m。3コーナーから直線半ばまで下り。直線の残り200mから急坂。テンは速め。基本的には前有利だが芝の良い外からなら差せる。スピードが落ちずに大きな3〜4コーナーを回ってくるので外はロスが大きい。
 芝1600 ポケットスタート。200m弱で2コーナーを回るので外はかなり不利。息を抜くところがなく逃げ馬は苦しい。
 芝2000 スタンド前スタート。あまりペースは速くならない。内枠有利。差し有利。
 芝2200 下りスタート。テンは速めになる。3コーナー過ぎで後続が詰めにかかるのでスパート地点は早め。加速力より持続力。先行有利。
 芝2500 ポケットスタート。下りでテンは速め。外枠はロスが大きい。向こう正面で息が入るので上がり勝負になることも多い。
 ダート1200 逃げ・先行有利。外を回る距離損は大きい。切れよりも行ききるスピード。 
 ダート1400 芝スタート。スタート地点は芝コースのバンクの外側なので下りスタート。テンは速く、逃げは厳しい。先行・差しが○。
 ダート1800 外枠の馬は1コーナーで外を回される。1〜2コーナーは短いがそのまま外にいると大きな3〜4コーナーで大ロスを食らう。ダートにしては瞬発力のある馬が良い。
京都競馬場 芝:3コーナー入り口に丘があるだけであとはほぼ平坦。直線は内回り328m、外回り404m。
ダート:芝コースと同形態。直線は329m。
 芝1200 内回り。スタート直後に丘を登るのでそれほどテンは速くならない。丘の上から4コーナーまで一気に駆け下り、そのままゴールまで平坦。前に行った馬は止まらない。直線は328m。
 芝1400 外回り。スタートから200mほどで丘を登る。直線は400m。外からでも十分に差せる。
 芝1600 3コーナーまで700mあるので位置取りは十分に決まる。かなり差し有利。上がりもかなり速い。
 芝1800 向こう正面の延長からスタート。3コーナーまで900m以上ある。丘でいったんペースが落ちるが下りでま再びスピードアップ。コーナー2つなので外枠でも他の1800よりはロス少ない。
 芝2400 1コーナーまで600m。ペースは落ち着く。丘を下ったところから一気にペースが速くなる。そこからはどれだけ長く脚を使えるか。枠の有利不利は無い。
 ダート1200 先行争いのまま丘を登る。丘を下ってそのまま叩き合いになるが前は止まらない。逃げ・先行有利。外枠でもそれほど不利は無い。
 ダート1400 芝ポケットスタート。約150m芝を走る。逃げ・先行が中心。
 ダート1800 直線スタート。1コーナーまで300m弱。外枠の馬は外を回らされる。3〜4コーナーは高速コーナー。内枠・逃げ・先行有利。
福島競馬場 芝:直線は292m。残り400m(4コーナー)から直線半ばまで下り、そこからゴールまでの150mほどが登り。高低差は1m程度であり、それほど気にしなくても良い。4コーナーはスピードが出る。
ダート:4コーナーが下りで直線は芝よりダラダラ坂。ただしほとんど高低差は無いので無視してよい。直線は267m。
 芝1200 スタートしてから3コーナーまで400m以上直線。テンは速めだがコーナーがきついのでスピードは落ちる。直線短く、先行馬有利。外枠不利。
 芝1700 スタンド前スタート。1コーナーまで約200m。全体的に速いペース。長い脚を使える馬が良い。
 芝1800 スタンド前スタート。全体的に速いペース。長い脚を使える馬が良い。芝1700とあまり変わらない。
 芝2000 ポケットスタート。1コーナーまで約500m。下りスタートになるのでテンは速め。全体的に速いペース。3〜4コーナーで後続がマクり、上がりがかかる競馬になる。
 芝2600 向う正面スタート。残り800〜1000mあたりからペースアップし、そのまま叩き続ける。切れ味勝負の馬は不向き。
 ダート1000 逃げ馬天国。差し・追込みは不利。脚の回転が速くないと話にならない。
 ダート1700 逃げ・先行断然有利。不器用な馬は不要。
新潟競馬場
芝1200内 2コーナーからスタート。前半から淀みないペースになり、最後は意外にバテ合いになる。スプリンターにしては脚が長かったり完歩が広かったりする大型馬が持続力を生かせる。
芝1400内 向正面ポケットスタート。3コーナーまでの直線は648m。直線は359m。基本的にテンは速くなるがそれほどハイペースになることは少ない。上がりタイムはそれほど速くならないので、加速力よりはスピード維持能力が重要。
芝1600 芝2000外と同じ。
芝1800 芝2000外と同じ。
芝2000内 スタートしてすぐコーナー。直線は359mしかない。大型馬でトビが大きい馬だときついコーナーで動けず、直線も加速が遅くて間に合わない。器用に動けて直線も加速できるのが理想形。
芝2000外 スタートしてからの向正面が長く、コーナーがきつく、直線は659mの平坦コース。基本的には最後1ハロンでバテて時計がかかるが、全体が追い出しを我慢してラスト500〜400からのスパートになると当然大トビで加速の遅い馬は間に合わない。かといってトビの小さい馬も600m脚を回し続けるというのは厳しい。
芝2200 芝2000内と同じ。
中京競馬場
 芝1200 スタート後3コーナーまで487m。2コーナーのバンクの外に発走地点があるので下り気味スタート。3コーナー手前で少し上り、ゴールまで緩やかな下り。カーブはきつくスピードは落ちる。直線ヨーイドンになりやすいので逃げ馬は苦戦し、差しも健闘。
 芝1800 1コーナーまで287m。逃げ有利。あまりに外枠は軽視。
 芝2000 テンはかなり速い。向う正面で落ち着き、3コーナー中間から速くなる。
 芝2500 スタートしてすぐに坂&3コーナー。ペースは速くなりようがない。向う正面中間からペースアップして3コーナー過ぎの下りから目一杯早くなる。逃げ・先行有利。直線に向いても後続ではまず差せない。
 ダート1000 3コーナーまで380m。残り550mゴールまでずっと下り。3〜4コーナーはJRAのダートで最もきつい。逃げ・先行有利。
 ダート1700 スタンド前スタート。1コーナーまで370m。1〜2コーナーでペースは落ちる。3コーナー手前からスパート。マクリも有効。内外の差はあまり無い。
函館競馬場 洋芝100%でクッションを吸収するような馬場。時計はかかる。
芝:直線は262mで全競馬場の中で最も短い。2コーナーが一番低く、そこから4コーナーまで徐々に上っていく。高低差は3.4mで意外に起伏がある。最後の直線はゴール手前100mまで下りっぱなし。
ダート:砂厚は8.5cmで札幌・小倉と同じく深くて力がいる。直線は260m。
 芝1200 スタート後3コーナーまでの500m弱はずっと上り。逃げ馬は苦戦。外枠有利。
 芝1800 スタンド前直線スタート。1コーナーまで276m。下りスタートだが芝が重いためそれほどテンは速くならない。逃げ馬は苦戦。外枠有利。
 芝2000 ポケットスタート。1コーナーまで476m。下りスタートだが芝が重いためそれほどテンは速くない。逃げ馬苦戦だが向う正面で一息入るので力があれば押し切れる。
 芝2600 スローペースの上がり勝負だが上がりタイムはかかる。あまりにスローだとかえって向う正面の上りでペースアップするので前が最後にバテがち。コーナー多いので外不利。