2004年、早くも3回目の車検を迎えることになってしまった我が99年式スポーツスター。今年は平日に時間のある身分なので、ユーザー車検に挑戦してみることにした!

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■準備■

今回の車検では、構造変更の申請をすることにした。去年ハンドルを少し高いものにしていたことで、全高・全幅が登録と変わっているから。

あと問題なのはマフラー。MS社のブラスマフラーは、爆音ではないがノーマルよりは大きい音である。これは事前に行きつけの店で測ってもらったら、98デシベルってことだったのでそのまま行ってみることに。※99年式のMyスポの規制値は99デシベル以下。

そして店でアドバイスをいただいたところ、次のような注意点が。

・ロボハンの上部の尖った角について、何か言われるかもしれない。
 →店で出したバイクであった例で、ゴムかなんかをタイラップで巻いてクリアしたそうだ。

・フロントウィンカーの中心から中心の距離は30cm以上必要。

・チェーン/520は実は750cc未満のバイクに対応なので落とされる可能性あり。
 →店のお客のユーザー車検で例があったそうで、店でなにか書類を書いてあげて提出したとか。

この3点は通常のユーザー車検ではここまで突っ込まれないだろうけど、厳しい陸運局・検査官だと言われる可能性があるよ、とのこと。でもチェーンのこととか、相当詳しい人でないと言ってこないって話だから、まぁ心配はないだろう。

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■予約■

検査の予約は、関東陸運のHPを見てやった。継続検査だけならどこの陸運でもOKだけど、今回は構造変更なので品川ナンバーの管轄の鮫洲へ行く。電話で自動予約できるので便利。しかもFAXつき電話だと、予約NOや地図までも送信してくれる。

あとひとつやっとこうと思ったのが、車検証に登録されてる住所の変更。引越したのは前の車検以前だったのだがそのままだったので、住民票を持っていく。

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■書類系■

陸運局についたら、まず書類を整え手続きをする。よく分からないので「初めてのユーザー車検」「構造変更」をキーワードに窓口の人に聞いて書類を買い、書き込む。あと住所変更用の書類も買う。各30円。たったそんだけならタダでもいいのでは、とか思うが。書類の記入は記入例の見よう見まねで。なんとかなるもんだ。

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■検査■

バイクは専用のレーンがあるので、そこへ行く。ちなみに車検場内はノーヘルでもお咎め無しらしい。最初に係の人に書類を渡しつつ、構造変更である旨を伝える。ライト・ウィンカー・ブレーキランプのチェックと、幅と高さの測定。メジャーでアバウトな感じで。そんなんでいいのかいな、書類に表示されるのに。マフラーがノーマルでないので最後に音量を測定するように言われる。

スピードメーター・ブレーキ・ライト光軸の検査は1セットになっている。検査官がついてきてくれていたので、指示に従いつつブレーキを踏んだりバイクを前進させたり。ここは全てオールクリアであった。

最後に問題の音量測定。店で測ったときは、マフラーと測定器の距離や回転(3000回転で測定する)はだいたいだったので、ちゃんと測定されるとヤバイかも…と思っていたら。883にはタコメーターがないので、磁石でくっつく測定器(振動で回転数を測るとか)をプラグ近くにセットされ、測定開始。検査官がズババババーっとアクセルを開ける。やっぱ音デカイ…?音質が堅いんだよね。

結果、102デシベルで不合格。

うそーん!ってことで、急遽ノーマルサイレンサーを装着すべく帰ったのだが…エキパイの形状が若干違うのか、後ろサイレンサーのステーの位置が合いません。根本から交換しようにも、1/2インチの工具ないじゃん、オレ…。ぐはっ!

結局そのまま鮫洲に戻り、再チャレンジ。かなり無謀だ。プラグの掃除ぐらいしたんだけどね。(意味ねー)再度測ったところ、100デシベル。また測ってもまた100デシベル。あと1デシベルじゃーん!いいじゃん、もうこれで。ダメなんだけど。結局この日は時間切れアウト。回転上げすぎないようにやってくれてたみたいなんだけどね。

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■対策■

音量がダメだったので店に相談。ノーマルに付け替えてくれるということなので、頼んだ。なんとかやってくれて、サイレンサーだけノーマルになった。工賃は無料。ありがたい。4年ぶりぐらいに使うノーマルサイレンサー。見た目もかなり違和感がある…。音も超マイルド。こりゃ静かですな。これならパスすること間違いなしだ!…よね?


左がノーマルサイレンサーの図。2人乗り登録なので車検時はダブルシートつけました。

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■再チャレンジ■

事前に再度電話にて予約を入れておいて、鮫洲へ。ここでいきなりひとつ失敗したのは、再チャレンジできる制度があることを知らなかったこと。検査で一回ダメでも、その日から15日以内なら同じ書類を使ってダメだった箇所だけの再検査を受けられるそうだ。「その日のうちなら何度でも再検査OK」ってのは知っていたけど、日を改めてもいいってことは知らなかった!ので、また1400円払ってしまった…。無駄金だ!

なので今回も一から検査していた。勝手が分かっているので検査官がいなくても進められるぞ。だがしかし!光軸検査で「×」が。あれってバイクの向きもタイヤ固定機に挟まれる角度で変わるし、相当いい加減な気がするぞ。しかし「○」にしないと車検証を新しくできないので、ちょっといじって再度チャレンジで「○」、終了。

ちなみに今回勘違いで一から検査をやってしまったので、ノーマルサイレンサーのことは気にもかけられずに、検査は全部終了。いいのか…?このときはまだ1400円無駄金だったことに気づいていなかったんだけど、検査官が光軸で引っかかったビッグツイン乗りに「15日以内ならOK」ということを説明しているのを小耳に挟んでびっくり。

そのことを確認して、前週にマフラーでダメだった事情を話して、測ってもらうことにした。せっかく換えたのに測定されないってのも何か悔しいから。しかしここでアウトでも困るので、書類には検査OKの最終印を押してもらってからだけど。(笑)

さすがにノーマルサイレンサーは静かで、93デシベルだった。これで気がすんだワイ。ということで、書類を出して手続き完了!(結局2回分の書類両方とも提出した。)住所変更関係の書類はこのとき一緒に出した。新しい車検証はグレーっぽい色だった。前はオレンジっぽかったのにね。

■締めくくり■

新しくなったシールはなんだか貧相な感じ。文字がドーンとしてないからかね。説明を読んだらなんか構造が違う…ってこれ、車用の説明じゃん!だまされるところであった…よく見たら裏面にナンバープレート用の説明があったわ。住所変更の書類で、自動車税の納付用紙の送り先を変える書類があって、それは証書などを買った方の建物で提出した。

ってな感じで初のユーザー車検は終了。少し無駄金を払ってしまったが、代行料で数万円とか取られるよりは、時間が取れるんだったら、いいんじゃないでしょうか。整備は日常でしていけばいいはずだしね…。日常使っているマフラーが音量がでかすぎることが分かったので、対策も頭に入れておくか…。音量を変えられるインナーサイレンサーも出てるから、それを考えてみようかな。

おわり

★その後のユーザー車検についてはブログでどうぞ★

2006年…光軸のズレがあったが再チャレンジでOK
2008年…光量不足ではあったが余裕でOK
2010年…一発OK
2012年…光軸のズレで難義
2014年…特に難義せず
2016年…光軸2回目でOK

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