8日目 5月6日(土) 久しぶりに布団で寝て、走りっぱなしの疲れもとれた。大学時代の友人マサキの家には何回かお世話になっている。奥さんの千佳ちゃんとも彼らの結婚前からの知り合いだから、いい意味で遠慮がいらない。もともとの友達って感じだから。 一昨年来たときまだ立ち上がり始めたばかりだった長女の環ちゃんと、みんなで朝ごはん食べた。

土曜中に東京に帰ろうと思ったので、オレの実家への土産に富山市内へ日本酒でも買いに行こうってことになって、駐車場に出たんだけど、なんとバイクの下に茶色いシミが!「なんじゃこりゃ!ガソリンだ。どうやら暑かったその日、直射日光にさらされてエア抜き機能のないタンク内の空気が膨張してガソリンがキャブからあふれたらしい。昨日までのこともあって、出かける前に一応エンジンかけとこうと思って、キーを回しセルを押す。「ガキッ」いつもと違う手応えのない音。それだけ。!?か、かからない・・・ 「エンジンがかからん!」とうとう力つきたか?富山で!東京は遠いぞ! その後はセルすら回らない。灯火類も全く点かない。どう考えても電気系なので、シート外して配線を見たりしてみるがさっぱりわからん。バッテリー上がりかと友達の車から電気もらってみるが全く効果ナシ。こいつは本格的にヤバイ。(右写真、全くお手上げの図)頼むぜ相棒〜!!

富山市内のハーレーの店は休みだったので、小1時間離れた氷見市にある店に電話して、トラックで取りに来てもらった。バッテリーか?配線か?レギュレーターか? 果たしてどうなるのだ・・・(もう酒なんて買いに行ってるヒマはない) パパイヤ鈴木にちょっと似たメカニックの人が面倒見てくれた。なんとバッテリーにつながっている配線の、太さ7〜8ミリもあるケーブルが断線していたのだ!! ハーレーのエンジンの強烈な震動によるものらしい。頼むよ〜まだ買って1年半なのに。次の1年半以内に同じことがまた起こるかもってこと? 1時間ぐらいで修理完了。修理代は安かったけど、取りに来てもらった出張費がちょっと高くついた。まあ1万円いかなかったからヨシとするか。 そのまま東京に帰れるなら、安いもんだ。最悪預けてまた取りに来ることになるかと思ったよ。わざわざ取りに来て速攻で直してくれた森憲モータースさんに感謝です。

9日目 5月7日(日) 結局マサキんちに2晩もお世話になってしまった。サンキューでした。いっつも世話になるばかりで申し訳ない。連休最終日は富山から東京まで安房峠〜松本経由で一気走り。途中山の中で少し雨に降られたけど、渋滞もなく午後3時には到着。6時間で着くとは!

始めっから終わりまで相棒のゴキゲンが悪くて大変だったけど、そんなこと気にならないぐらい、たくさんの人に出会って、色んな所を走って、最高に楽しい毎日だった。一人で旅するっていっても、色んな人達のおかげで楽しく走り回れるんだな〜と、感謝。本当に一人きりだったら超サビシイだろうなあ〜。

というわけで、一緒に走り、キャンプし、酒を飲んだみなさん、お世話になったみなさん、旅先で出会った全てのみなさん、そして今回の旅のきっかけをもたらしてくれたしんじさんに感謝しつつ今回の旅の記録をおしまいにしたいと思います。 また会える日まで・・・

Fin.