日本→シンガポール→アラブ首長国連邦


平成10年8月16日(日)

 全日空111便でシンガポールに向けて出発。その前に、空港で400ドル分両替した。6万円弱。1ドル=148円50銭で、結果論になるが、この頃が一番円安であったので痛い。

 16時40分関西空港発。お盆のせいで、満席である。ジャンボの窓際の席であるが、隣の人(3列あるうちの真ん中の席の人)が、通路側をリクエストしたのにどうして真ん中になっているのかとスチュワーデスにしきりに文句を言うので、うるさい。その人は、最後には、スチュワーデスの態度が悪いと怒りだし、そのお詫びに、席を無料でファーストクラスに変えろと言い出した。チーフパーサーが来て応対に当たったがどうにもならず、結局、(その人はANAの会員だったので)ボーナスマイルを付けるということでようやく黙らせた。別にやくざではなさそうであったが、いかにも大阪人らしいえげつないオッサンである。そんなオッサンが隣りなので、シンガポールまでの6時間は、全く面白くなかった。

 それに、空港には出発2時間前に行ったのに、禁煙席はないといわれて喫煙席にされてしまったので、余計に面白くない。5月にブルネイに行ったときもそうであった。チェックイン開始直後に行っているのに、どうして禁煙席がないのだろうか。しかも、機内の喫煙席は最後部5列ぐらいだけで、残りは全て禁煙席である。いの一番に行って、機内の大多数を占める禁煙席が取れないとは、どう考えても不可解である。たとえ、団体用に席の一部が事前に押さえられているとしてもである。

 一方、煙草が吸いたいのに禁煙席にされてしまった人も大勢いるわけで、そういう人たちが入れ替わり立ち代わり喫煙席のセクションに来ては煙草をスパスパやるので、こっちとしては、非常に迷惑である。今までの中でも、最悪のフライトの一つであった。

 シンガポールに現地時間午後9時40分着。ここで、トランジットカウンターで乗り継ぎの手続きをする。エミレーツ航空のEK069便は、午前2時10分発なので、4時間30分ほど待ち時間がある。

 それでまず、先月インドネシアに行った時に残ったルピアを、シンガポールドルに両替しに行った。インドネシアを出国する際、ジャカルタの空港の銀行が閉まっていたので、やむなく持ち帰ってきたものだ。日本ではルピアは簡単には替えられない(あるいは、替えられたとしても両替率が非常に悪い)のであるが、シンガポールならば、インドネシアの隣りの国なので、何とかなるだろうと思って持ってきたのだが、それで正解であった。とにかくシンガポールドルに替えておけば、あとは何とでもなる(実は、このシンガポールドルはすぐ後で役立つのである)。そのあと、エミレーツの出発まで、空港内をあちらこちら歩く。インターネットのできるラウンジがチャンギ空港内にはあると聞いていたが、結局わからずじまいであった。


8月17日(月)

 午前1時50分に搭乗開始。とても豪華な飛行機である。エコノミークラスなのに、各席全てにテレビが付いている。アラブ首長国連邦のドバイまで、約7時間のフライトである。途中、ほとんど寝ていた。機内食が2回出たので、その時だけ起きて食べた。

 ドバイに午前5時着。シンガポールとアラブ首長国連邦との時差は4時間である。降りると、エミレーツ航空の係員が待ってくれていた。トランジットビザの用紙を受け取る。入国、税関共に問題無し。

 外に出て、まず両替所に行く。1ドル=3.70 AED、1円=0.020AEDのレートであり、円の両替率が極めて悪い。これは、ちょっと当てが外れた。もちろん、昨日関空で替えたドルは持っているが、これはイエメンで使うためにとっておかなければならない。見ると、シンガポールドルも両替可で、しかも、レートもそんなに悪くない。そこで、ルピアから替えたばかりのシンガポールドルを、UAEディルハムに替えた。額としては多くないが、これで、とりあえず市内までは行けるはずである。

 建物の外に出ると、ムッとする。気温は36℃もあり、湿気もものすごい。朝5時半の、気温が一番低い時間帯なのにこれである。昼間はどれくらい暑いのだろうか。

 さて、タクシーは市内まで30AEDが相場と聞いていたので全て無視し、表の通りに向かった。バス停はすぐに見つかったが、バスの始発は6時30分であった。あと1時間もある。

 しばらく待っていると、2人ほど人がやってきた。この人たちもあと1時間バスを待つのだろうかと思っていると、程なくして、相乗りタクシーが来た。バスと同じ路線を走るタクシーであり、一般のタクシーとは違う。これで市内まで行く。料金2AED。

ドバイのデイラ地区。

 着いたところは、Deiraの中心街の、小さい方のバスターミナルの近くであったが、まだ朝早かったので人通りも少なく、店はもちろん全て閉まっていた。バスターミナルの椅子にしばらく座っていたが、大分明るくなってきたので、その辺を歩いてホテル探しをした。Goldスークの近くにも行き、新しそうなAl Shamal Hotelに入ってみた。一泊130AED。6000円近いが、ドバイでは、まあまあ安い方であろう。もちろん、シャワー、トイレ、冷房付き。冷蔵庫も置いてある。部屋はとてもきれい。お湯もじゃんじゃん出る。シャワーを浴びて、洗濯をして、少し横になると、そのまま寝てしまった。

 起きると、もう昼の12時であった。腹ごしらえをかねて、外に出て行く。外に出て、その暑さにびっくり仰天した。まるで溶鉱炉のようであった。体中の毛が、ぢりぢり焼けるのではないかと思ったほどである。多分、気温は50℃近いであろうと思った(後で知ったが、気温は48℃であった)。しかも、湿度100%である。

 でも、とにかく歩いてバスターミナル近くまで行き、まず、ホテル代を払うために、両替をした。空港で替えた額はわずかであったからだ。市内には両替商はたくさんある。が、日本円を替えてくれるところは少なかった。ある一軒で、1円=0.024AEDという表示を発見。空港では1円=0.020AEDだったから、こちらの方がかなり両替率がよい。お金を渡すと、インド人らしい両替商のオッサンは、1円=0.023AEDだと言い出した。抗議すると、表示してあるのは昨日のレートだ、と言う。お金を渡してからそんな事を言うのは、反則である。

 両替を済ました後、近くのレストランで食事をした。マトン、チキン、レバー、サラダ、マンゴージュースで合計20AED。思ったよりも高い。その後、ホテルに帰ってきて、夕方までまた寝た。夕方、再び出ていって、近くの店を見てまわる。それから、また朝まで寝た。最近は観光に全く興味が無くなって、外国に来ると、寝てばっかりいる。

夕食。


8月18日(火)

 朝から、市内をいろいろと歩いてみた。そのおかげで、Deiraの地理は大体分かった。そのあと、時計台のところまで、かなり長い道程であったが歩いて行って、Airline Centreのエミレーツ航空のカウンターに行って、予約の変更をした。20日のドバイ→サヌアはそのままにして、29日のサヌア→ドバイを31日に、30日のドバイ→バンコクを5日に、それぞれ変更した。31日の夜はドバイの空港で過ごすとして、1日にドバイ→バハレーン、4日にバハレーン→ドバイと移動すればよい。サヌアから帰って来るのを少し遅らせたのは、もし可能ならば、ジブチにも行きたいからだ。これは、サヌアについてから航空券とビザの手配とをしてみないと、行けるかどうかはわからない。

スマートなドバイの市内。

 午後からは、河を渡って、Dubai側に行った。渡し舟1.50AED。ドバイ博物館を見る。ドバイについての発展史、伝統文化、砂漠の生き物、火力発電と淡水製造工程、石油精製などについての展示があり、とても面白かった。入場料3AED。

モスク。

ドバイ河の渡し舟。

 博物館を見た後で、近くの旅行会社でバハレーンまでの往復切符について尋ねると、3〜7日のAPEX料金で、往復600AEDとのことであった。これの支払いのために、また、両替をしなければならなくなった。近くの両替商でレートを尋ねると、1円=0.0245AEDであった。やっぱり、昨日の両替商には騙されたのであった。レートが良かったので、ここで少し多い目に替え、それでバハレーンまでの切符を買った。

 その後、夕食をとった。今日の食事は、いずれも一食4〜7AED程度で収まっている。両替商だけでなく、昨日のレストランの20AEDも怪しい。デイラのバスターミナル近くは、どうも駄目なようである。


8月19日(水)

 今日は、ドバイを抜け出して、どこか別の町に行きたいので、歩いてデイラの乗合タクシー乗り場に行った。最初、シャルジャにでも行く予定であったが、目の前にフジャイラ行きが止まっていたので、急に行き先をフジャイラに変えた。25AED。

 ドバイからまず北上し、シャルジャの少し手前で右折して、全くの砂漠の中を東に向けて走る。いくつか小さな村を抜け、1時間ほど過ぎた頃から、山の中を走り始めた。山を抜けると、急にフジャイラの町が目の前に開けた。

フジャイラへの道。

 終点で降りて、ちょっとだけ町を見たが、特に見るべきものもなかったので、今度は小型のタクシーを5人で相乗りして、ドバイに帰ってきた。途中、このタクシーはシャルジャを通ってドバイに帰ってきたので、車窓からではあったが、シャルジャの町並みも見ることができた。

全然読めないレストランのメニュー。


 


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