日本→ブルネイ→日本



平成10年5月2日(土)

 関西空港から、ロイヤルブルネイ航空機で出発。小さい飛行機ながら、機内は超満員。連休だからだが、それにしても、こんなにたくさんの人が、ブルネイに何しに行くのだろう

ロイヤルブルネイ航空機で、いざ出発(関西空港にて)。

 ブルネイのバンダルスリブガワンに着いて、疑問は氷解した。皆、バリ島に向かうトランジット客だったのだ。一部、コタキナバル(マレーシアのサバ州)に行く団体があった。

 結局、日本人で、バンダルスリブガワンで入国したのは、私を含めて数名だけだった。空港を出て、少し歩くと、バスターミナルがあった。バスを待つ人もなく、がらんとしている。そこでバスを待ったが、バスは一向に来ない。一時間半ぐらい、ただ1人でひたすら待って、やっとバスが来た。それに乗り込む。発車間際になって、空港職員らしき人がもう1人来た。市内まで1ブルネイドル。

がらんとしたバス乗り場で、いつ来るかも分からないバスを待つ。

 市内で降りて、市内で一番安いといわれているキャピトルホテルに行く。1泊7000円ぐらいだった。お湯も出て、快適な宿ではある。市内には、悪名高いユースホステルはあるが、それを別にすれば、ここより安い宿はあるのかないのか?一番安い宿が1泊7000円はあんまりだ

 夕暮れまで、市内をぶらぶら歩く。さすがに金持ちの国だけあって、建物がすべてスケールが大きい。

きれいに整備されたバンダルスリブガワンの市内。


平成10年5月3日(日)

 バスで、ブルネイの西の端、石油の町、スリアに行ってみることにした。2時間ぐらいで到着。途中、田舎町を見ながら行くことができた。スリアの町自身は、どうということもない普通の町であった。

石油の町、スリアに行く。

スリアの街。

 帰りに、ちょうど中間地点ぐらいにある、タトゥンで降りてみる。ここも普通の町である。今日は日曜日なので、町はひっそりしていた。夕方、バンダルスリブガワンに戻ってくる。

スリアから帰る途中、タトゥンの町で降りてみた。


平成10年5月4日(月)

 今日は午前中、市内を歩く。市内の大きなモスクに行くと、「観光客参観時間 午前10時より」と書いてある。少し待って、10時になったので、喜び勇んでモスクの中を見に行くと、背後から、「おい、君はムスリムか!」ととがめるような声が聞こえた。振り向いて、「いえ、観光客です」と言うと、「バカものーっ。ここはムスリムの聖なる場所じゃっ。出て行けーっ!」と大声で怒鳴られた。慌てて飛び出る。

ブルネイの象徴、オマール・アリ・サイファディン・モスク。

同上。

市内の別のモスク。

 昼から、市バスで、適当に終点まで行って見た。特に何もない。行きに、そのバスが博物館の近くを通ったので、帰りに博物館の前で降ろしてもらう。ブルネイ王国の巨額の富を生み出している石油の採掘、生成についての展示などがあって、まあまあ面白い。入場無料。もうひとつ、近くの博物館にも行った。それからまたバスで帰る。

 ブルネイの首都、バンダルスリブガワンにも、水上家屋がある。一見みすぼらしそうに見えるが、そこは金持ちの国。実は生活水準は高く、どの家もクーラー、テレビ、車を持ち、さらには自家用のモーターボートまであるらしい。水上で生活しているのは、涼しいからだという。

ブルネイの首都、バンダルスリブガワンにも、水上家屋がある。


平成10年5月5日(火)

山積みにされて売られているドリアン。

 バスで空港まで。空港に行く前に、えらく遠回りするので、時間に間に合うかどうか少し焦った。でも、何とか間に合った。ロイヤルブルネイ航空機で帰国の途に。イスラム国の飛行機はどこもそうだが、出発前に機内にコーランが流れ、道中無事を祈る。ロイヤルブルネイ航空は、エコノミーでも、機内食が3種類用意されている。やっぱり金持ちの国の飛行機はサービスが違う!?

 夕方、関西空港に到着。

(おわり)


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